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一月十五日♪降りてきた御歳魂(おとしだま)“青山杉雨書簡集”

2016-01-15 | 日々教訓
一月十五日♪降りてきた御歳魂(おとしだま)“青山杉雨書簡集”

懇意にさせて頂いている、能登は穴水町の 坂下 璣(たまき)さん(93才)から「青山杉雨書簡集」(発行者:坂下 璣、平成二十八年一月一日第一版第一刷)が届いた。

筆者には過分な謹呈品で御礼の言葉もないけれど、…お電話や品物等の返礼は固く御辞退…と記されてある。が、これこそ 降りてきた御歳魂(おとしだま)に相違ないと感謝! 有り難く拝見させていただく。

坂下 璣(たまき)さんが、薫5等双光旭日章(平成5年)等々で数々の社会福祉の功績を評され、今なお現役で闊達な方であることと別次元で驚いたことがある。

坂下 璣 さんがライフワークとして研究調査してわかったことで、明治22 年(1889)に穴水町を訪れた稀有な日本文化研究家パーシヴァル・ローエル(後の世界的天文学者)が小憩した宿屋が、なんと青山杉雨氏の育ての養母タニの生家だったという奇縁!

青山杉雨氏が育ての養母を尋ね、穴水町を訪れたのが縁して急速に交流が進み、筆書きの範書同然の希少な書簡は、逝去されるまでの約4年間で18通に及んだという。

「…(略)…もし誰か私をほめてくれる人がいたとしたら、それは私の努力で得たものでなく、婆さん(タニ)のお陰なのです。婆さんからは大きな恩を受けました」と青山氏が語られたという。

青山杉雨氏は、昭和から平成にかけての日本書道界を代表する大家(坂下氏記)であり、文化功労者、文化勲章、従三位…等々と顕彰されている(1912~1993)。

坂下 璣 さんは、筆者には大先生といえる方なのに、さん付けが似合う偉大な庶民。元穴水町収入役で、ローエル祭りの初期の頃に、担当職員と祭りへの参加協力の依頼に礼をもって訪ねて来られて以来 懇親に…というより多くの啓示を頂いている。石川県保護司会功労者で、日本ローエル協会副会長。

〈参考〉「年玉(歳玉)」とは、祭神に供える魂を象徴する“餅”であり、祭神の霊力にふれ、つつがなく新たな年をと考えた。

歳神(としがみ)の「とし」の語源は、穀物、とくに稲、またはその実りを意味したことは「稔」(とし、みのる)の訓からもわかる。「としご(乞)いのまつり」は、春に稲の豊作を祈る祭り。

歳神とは、稲の神、稲の実りをもたらす神で、日本は稲は普通一年に一度実り、稲の実りを意味した「とし」が、一年の単位を示すことばに転じ、「お年玉(御歳魂)」は 歳神さまの霊力である稲魂だと考えられる。(…Wiki 等々)

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