土の音(食育のグリーンノート&土の音工房)

「食と健康セミナー」(食養料理教室や講演会)の開催中。
「土の音工房」で、オカリナ製作販売・演奏・教室(初心者~)を主宰

街中の山小屋・自然派交流窓口に!

2022-03-03 | 食と健康
あめつちの便り「土の音」🌺
 【豊かに生きる】⑧アウトドアの窓口に❣️

六畳間の真ん中では "いろり" が燃え、部屋の四隅にはランプの火が揺れる。 金沢市の浅野川・昌永橋近くの瓢箪町にあるひょうたん自然塾は、まるで「街中の山小屋」。
    訪れた時、上村彰さんはオカリナ作りに没頭していた。

「自然に親しむ人たちが出会う窓口になれば」と 塾を開き、土笛・オカリナ作りや野草の学習会、パン焼き、自然観察会など多彩な行事を企画、老若男女を問わずアウトドア派らの交流の場となっている。

自然塾主宰のほか、海と星のネットワーク、星空を守る会、日本自然保護協会、森の都愛鳥会、自然薬法研究会、国際自然医学会、石川県自然解説員、富山県ナチュラリストーー。身を置いている団体や活動を数えれば、きりがないほど。

そんな環境保全の生き方、姿勢の原点となったのは、高校卒業後 人生について考えるために出た旅だ。
    自転車にテントを積み、奄美大島などを回った。半農半漁の人々の生活に触れ、感動を覚えた。

さらに地方の文化を体験したいと、横須賀の造船所に約5年勤めた後、2年がかりで小型帆船「ほうき星号」を造り上げ 太平洋周航へ。
トンガ王国の人々の暮らしぶりが心に焼き付いた。

「自然体験からの感動をより多くの人と共有したい」。帰国後、穴水町や鳥越村で先たちの塾を手伝うなどして準備を進め、瓢箪町に拠点を構えた。
講演会の依頼も多くなり、講演料も入るようになってきたが、活動資金は主にカンパや原稿料など。経済的には十分とはいえない。

しかし、「本当に必要なものはわずかだ。それを貨幣経済の虚像にとらわれている。何でもないとこから自分たちで何でも作っていけるような心の持ち方にこそ豊かな喜びがある」。

自然とともにある生活を愛し、その輪を広げるための取り組みは続く。(北陸中日新聞)

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