土の音(食育のグリーンノート&土の音工房)

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オカリナとチョウの織りなす幻想

2015-04-07 | オカリナ・心・癒し・ライアー
オカリナとチョウ 織りなす幻想 (白山市のふれあい昆虫館で)

記事 : http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20150406/CK2015040602000043.html

…白山市八幡町の県ふれあい昆虫館「チョウの 園」で五日、オカリナの演奏会があった。家族連れらが舞い飛ぶチョウと、澄んだ音色が織りなす幻想的な雰囲気を楽しんだ。‥(中略)‥チョウの園には国内最大級の「オオゴマダラ 」をはじめ、約千匹のチョウがいる。チョウが 花々の蜜を吸い、羽を休める様子を見ていた来館者は、オカリナの音色が響くと、うっとりと 聞き入った。…

★ちょうちょう (オカリナで) YouTube : https://youtu.be/jKctEY8pCBw

演奏し始めると、土の音の響きに合わせるように賑やかにチョウが舞い上がった♪
体で振動を感じることはある、と学芸員。曇ってはいたが、昼にかけ明るくなるにつれチョウたちの活動が活発になった。

※ 「ちょうちょう」は『小学 唱歌集』に初出 (明治十五年・1882 )。伊沢修二(※2)の紹介から近年まで多くの文献に「作曲:スペイン民謡」と掲載された。

《もとの歌詞はわらべ歌‥》江戸時代の中期以降に「蝶々ばっこ 蝶々ばっこ 菜の葉に止まれ 菜の葉に飽いたら この手に止まれ」というわらべ唄があり、「蝶々ばっこ」というのは、蝶々への呼びかけの言葉で、このわらべ唄は子供が蝶々をとるときに唄われたという(小山章三「蝶々」『日本童謡事典』東京堂出版)。また『日本伝承童謡集成』北原白秋編 第二巻(1949)には山形、群馬、東京から鹿児島県に至るまで多くの歌詞が採集されている。

原曲と云われるものには、ドイツの古い童謡「Hänschen klein (幼いハンス)」があり(作詞 Franz Wiedemann, 1821 - 1882 )、子供たちに別離・出発・悲しみからの回復を経験させるという教育上の目的があったという。

1番‥ 歌詞日本語(訳)
幼いハンス、世界を巡る旅に出発
杖を片手に、帽子を頭に 大喜びのハンス
だけどハンスの母さんは、別れがつらくて泣き出した
その瞳はただ「いい旅をして帰って来なさい」と語る

2番‥7年の放浪と遍歴の末に日焼けした大人の「ハンス」(Hans)へ成長。

3番‥ハンスが故郷に戻るが、だれにもハンスだと分かってもらえない。再会した母親はすぐにハンスだと分かってくれた。

※(2) 井沢修二:1879年(明治12)東京師範学校長、文部省 音楽取調掛。「小學唱歌集」を編纂。1888年(明治21)東京音楽学校・東京盲唖学校 校長。