秋の気配が深まった2019.10/3のこと。バイク友のOさんと士別・名寄方面を走ることにしました。目的は、「士別市立博物館」と「名寄市立北国博物館」の見学です。まずは、士別市立博物館の遺物展示のコーナーへ。
私の関心事の一つは、旧石器時代をはじめ縄文時代や弥生時代等古代の人々が制作した遺物を観察することです。ここ には、擦文時代の土器、石器などが多数展示されていました。
擦文時代=擦文土器のこと
北海道には「擦文時代」、「オホーツク時代」と呼ばれる時代区分があり、縄文時代・続縄文時代と異なる文化がありました。上の対比表からみると、擦文時代は「古墳時代~鎌倉時代」。その後、北海道及び東北地方の「アイヌ時代」に移行します。
旧石器時代のことがー
旧石器時代の人々の暮らしが説明されたもの
本博物館では、考古学に関した展示数が少なく、スペースも狭く感じました。ここには、擦文時代の土器、石斧、矢じり等が展示されていましたが、士別市内から発掘されたものか、また「上士別遺跡」(下記に説明)との関連はわかりませんでした。なお、旧石器時代のことは、板書形式で説明されてされていましたが、この時代の遺物があったのかどうか不明でした。さて、擦文時代の人たちは、どこから来て、どこに行ったのか?この時代の後のアイヌ人とは人類学的に関連がないというがー。
上士別遺跡~HPから
縄文時代前期(推定5000年前)の住居址。昭和46年の発掘調査で平地式住居址4基、平地式貼床住居址1基、仕事場や炉穴などが発見され た。 住居が竪穴式でないことや炉跡や貯蔵穴が屋外にあることから、越冬生活をしていたとは考えにくく、夏場の狩猟時期だけ居住していたものと推定される。また、周囲から土器、石器が数多く出土したーと。