一日一トライ~”その記憶の記録”

陶芸を主に、自分の趣味や興味関心事、日々のNewsや出来事などを記憶のあるうちに記録しています。

Ⓚ-3.私が拾ったものは”遺物”か!?(3/4)~石包丁、ポイントに似た物もー

2022-06-29 07:00:00 | Ⓚ考古学から学ぶこと
磨製石器は、新石器時代の指標とされていましたが、
ーロッパや西アジアで旧石器時代の中石器時代に当たる
紀元前9000年(
約1.1万年前)に局部磨製石器(刃先だけ磨
いた石斧)が発見されています。
日本でも発見済です。

石斧に似たもの以外の遺物の発見

(1) 研磨された「石包丁」のようなもの

当初、⑧⑨⑩は、私なりに石斧の仲間に入れていましたが、それ

以外のものがあることに気付きました。それは、狩猟・採集生活

の折、肉を切ったり、穀物や植物を小さくするような道具に使え

そうなものです。特に①は、手の握るところがあり、形も包丁の

ようで、刃になる部分が、研磨されていて日常生活に使用さされ

いたのではないかと想像しました。また、⑤⑥⑦は小さいです

が、持つところが細くなり刃の部分も結構研磨されていま
す。


 研磨された石包丁のようなもの

厚さcm、  幅×長さcm/重さg
  ① 厚1.5cm、2.9×10.0cm/67.3g
  ② 厚1.7cm、2.9×10.1cm/74.8g
③ 厚1.4cm、2.4×9.6cm/74.8g
④ 厚1.2cm、3.8×9.6cm/94.8g
     ⑤ 厚2.3cm、4.2×10.4cm/163.4g 
    ⑥ 厚1.9cm、3.8×12.2cm/144.7g
      ⑦ 厚1.9cm、4.4×12.7cm/151.2g  
    ⑧ 厚1.8cm、5.5×19.7cm/382.0g
    ⑨ 厚2.3cm、6.5×16.5cm/401.0g
    ⑩ 厚2.0cm、5.4×15.5cm/297.5g

(2) ポイント(尖頭器)のようなもの
特に、➂は、実にヤリの形をしたイイ形をしています。恐ら
く時代的には、弓はなかったと考えられるので、棒の先にこ
れらを縛り付け、狩りや戦いに使うポイントだったのかな?
と思われるものです。②は、何らかの破片がポイントのような
形になったのかも知れませんが、意図的に先や両角が鋭くな
っているところが捨てがたいものがあります。④も、偶然に
できた三角柱の岩石片を利用して、少し加工した感じです。


 ポイント(尖頭器)のようなもの

  厚さcm、幅×長さcm/重さg
  ① 厚2.0cm、13.6×7.2cm/256.0g
  ② 厚1.2cm、5.1×12.0cm/123.5g
 ③ 厚3.9cm、3.9×10.9cm/97.0g
 ④ 厚2.4cm、2.8×12.7cm/95.5g
 ⑤ 厚1.5cm、4.9×9.6cm/109.5g 
  ⑥ 厚19.5cm、3.4×13.3cm/140.5g

 以上が、私なりに厳選!した遺物36点です。「らしいものー」
と現地で収集したものは100点以上ですが、もう少し吟味し
てから分類しようと思います。また、今後も新たな発見が考
えられますのでサンプルはだんだん増えていきます。

私が拾ったものが遺物かどうか確かめる方法としては、専
門家に聞くのが手っ取り早いのですが、「これは河原の石が
偶然こうなったものですヨ!」と、一掃されそうなので、も
う少し調べてからーと、そうとう時間が経過していました。
さて、
私が手にしているものは、石器なのでしょうか!?。
練磨した箇所が顕著に見られないので、まだ遺物と断定で
きないでいます。他で発掘された石器を調べ、比較検討す
る必要もでてきました。そこで、博物館巡りをし、過去に
このような物が発掘されているか否か、確かめることに。

コメント