虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

一刀斎、神を語る?(その1)

2005-08-16 02:31:31 | 宗教
 さぁ、大上段に構えてしまったぞ。この一刀、振り下ろせるか?

 ブログを開始するに当たって、宗教に関する様々な方のブログを覗かせて頂きました。有難う御座います。

 宗教を持たない、関心が無い、神なんて信じない・・・云々は、日本が平和なせいもあるでしょうが、神とか仏と言われるものが、現実の世界で何もしてくれないということが、その根底にあるように思われます。

 例えば、終わることのない戦争、神がいるなら、この悲惨な戦争を”えいや”と
止めてくれればいいのに・・・。

 でも、そんなことはあった試しがありませんねぇ。

 宗教団体に入っても、せいぜい、「平和な世の中になるように祈りましょう」で
終わってしまいますね。

 神様なんて、なーんもしてくれないじゃん。あほらしぃ。

 そうなんです。神様はなーんもしてくれません!

 そんなぁ~。そんな神ならいらんでしょう、と思うかも知れませんね。

 ちょっと待って下さいよ。自分からみたら、神はなーんもしないかも知れないけど、神から見たら人間なんてみーんな真っ黒けに見えるだろうね。

 神が人間世界に介入したりすると、ほとんどの人間はゴミ捨て場直行になって、人間はいなくなっちまうかもね。ポイ

 この問題については、おいおいやりたいと思うんで、今日はここまで。

 ところで、”神”ってなんだろな?

 聖書・コーラン・ヴェーダ・古事記などに色々と呼び名は違うけれども、神は出てくる。

 では、その神とはどんなもの?といえば、よくわからない。せいぜい、創造主とか言う程度で、創造主の本態を語ったものには、とんと出会ったことがない。

 例えば、旧約聖書の最初をみると、「初めに、神は天地を創造された」とあり、最初から神はいるんだな。

 まぁ、旧約聖書の最初の部分は、シュメールかどこかにあった話しをパクったことはほぼ事実らしいから、ユダヤ教―キリスト教―イスラムの神は最初からあやしい。

 ヴェーダ関係は、まだ読んだことがないので、今後俎上にあげたいが、日本の神の誕生は非常に面白い。

 古事記によると、その最初は次のように書いてある。

 「昔、天と地がまだ分かれず、陰陽の別もまだ生じなかったとき、鶏の卵の中身のように固まっていなかった中に、ほの暗くぼんやりと何かが芽生えを含んでいた。・・・・だから、天がまずでき上がって、大地はその後でできた。そして後から、その中に神がお生まれになった。」

 「ある書ではこういっている。」として、名前は違うが、似たような生まれ方を説明している。 
 
 ほうほう、神は生まれたんかい。

 他に、何かないかなぁ~。あった、あった。
 
 「カラバによれば、何らの動きもいかなる特性も創造されない原初の始まりに、ただ一つだけの存在状、・・・空虚の状、つまり、無であって、大いなる空虚と言われており、ここから総てのものが作られたのである。・・・空無の自己自体に対する圧縮が一つの焦点を形成し、それが一種の運動となった。この最初の動きが創造と総ての創造物の力の始まりの中核となったのである。この動きが光、一大光輝となり、それが自己分裂した・・・」(「カバラの真義」より)

 これは、神の神(原初の神)の誕生を記したカバラの説明文である。

 カバラはユダヤの神をあらわしているから、旧約聖書における神の原初神の誕生シーンである。

 これは、まるでビックバーンんだね。科学における宇宙誕生のシーンそのもの。

 ふむふむ。上にあるごとく下にあるだな。

 聖書に言っている神なるものは、原初神のあとに形成される訳だから、ニュアンスは違うが、古事記の神の誕生と極めて似ている。古事記も馬鹿にできないぞ。

 てな訳で、神の誕生について、2つの事例を上げてみた。この他にも、まだ、あるかも知れないから、発見しだい記録しておこうかな。

 まとめてみると、神というのは、なーんもないか、何かあったか分からんとこから自然に生まれてきたもんだということかな?

 なーんもないとは、ゴータマ流に言えば”空”なんだよな。”空”というのは元々ゼロを意味するインドの言葉を漢字に直したものらしいから、ゼロ=空=なーんもないのはずだ。

 その、なーんもないとこをベースに有=神(?)が生じるということは、空=有で、空即是色、色即是空(?)、ぉお、般若心経でないかい。

 ゴータマは神の生成を真理として語ったのかな?飛躍しすぎかな?

 でも、一切のものは消滅するのがゴータマの真理の一つだから、神も消滅するんでないかい?

 「天地は滅びるであろう」とイエスはいったが、イエスは霊界について言ったんだから、霊界も滅びると言ったんだよな。これを地球が滅びると考えるのは、聖書読みのイエス知らずなんだな。無論、地球も滅びるんだけどね。

 霊界が滅びるということは、それを創った神が滅びる(消滅する)からなんだよな。だから、そのときは自分(イエス)も分からんと言ってる。

 月曜がとっくに過ぎてしもた。問題が大きすぎて、まだ、一刀斎には消化不良、下痢状態かな。

 もう少し、色々な面から考えてみようかな、ということで


  

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