New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

キャロウエー楽団・カーライル・クラブ

2016-06-25 09:50:00 | New York
 今日のキャロウエー楽団の演奏はバージニア州アレクサンドリアという街だ。

 同乗させてもらうはずだったドラムのDavid Gibsonは前日はミネソタにいてJFK空港に戻ってから出発というので時間が読めないので、私は単独で首都ワシントン行きのバスを使う事にした。

 マンハッタンの西34丁目から30分毎に出ているメガバスの料金は$25、鉄道だと$130もかかる。Wifiや電源も付いているこの2階建てバスは、なかなか快適である。4時間半でユニオン・ステーションに到着。

 ここからバージニア州は川向うだ。地下鉄はNYと違う器械なので切符の買い方が分からない。隣の人達の様子を見て、日本のスイカのように接触させるだけで良いことが分かった。構内は天井がとても高くて、非常時の核シェルターを想定されて作られたのかもしれない。なのに照明は薄暗くて、変だ。

 30分後に到着したアレクサンドリアは綺麗な町、演奏会場のカーライル・クラブはアールデコ調の洒落たサパークラブ。ステージが狭いので、今日は7人編成、エリントン時代に共演したサックスのチャーリー・ヤングやバージニアに引っ越したトロンボーンのイスラエル、ベースは地元の女性奏者、ニコルさん。

 リーダーのクリスは、お祖父さん伝来の「ミニー・ザ・ムーチョ」で喝采を浴びた。

 ホテルに泊まって、翌朝は地下鉄でDCに戻る、乗換駅はチャイナタウン駅だったので、途中下車して散策、日曜の朝10時のせいか、広い通りは静かでゴミも落ちていないから、喧騒のNYの中華街とは大きな違いだ。昔の家並も残されているから、ユックリと遊びに来たい地域だ。

 少し行くと大きなバスが数台止まっている、訊いたら各都市を結ぶ「チャイナタウン急行」だった。マンハッタン行きもあったので、これに乗る。料金は$23。午後3時にNYに着いた。往復9時間、自分で運転して行くより、バスは便利で楽だったなぁ。













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