中国軍戦闘機、中越衝突の海域上空を編隊飛行
2014年05月12日 16時42分
【バンコク=永田和男】12日付のベトナム国営各紙は、同国沿岸警備隊のトゥー副司令官の話として、南シナ海・パラセル(西沙)諸島付近の中国が石油掘削を始めている海域上空で、中国軍の戦闘機2編隊が確認されたと報じた。
9日と10日の朝、海域のベトナム船の上空800~1000メートルを飛行したという。
また副司令官は、石油掘削施設を防護する目的で中国の船舶が展 開する「防護ゾーン」が、9日までの半径13キロ・メートルから、10日以降は最大28キロ・メートルに拡大されている、と語った。中国側船舶は、現場海 域へのベトナム船舶の接近を放水などで妨害しているという。
中国側は軍艦3隻を含む約80隻の船舶を現場海域に展開。ベトナム側も約20隻が出てにらみ合いが続いている。トゥー副司令官によるとベトナム側は、スピーカーを使って施設の撤去を呼びかけている。
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