「日本の貢献、計り知れない」=ミンダナオ和平構築で-比大統領
来日中のフィリピンのアキノ大統領は24日、広島市内で講演し、40年以上紛争が続いたフィリピン南部のミンダナオ島の和平実現について、「日本や他の 多くの国の貢献は計り知れない」と述べた。大統領は、比政府と反政府武装勢力モロ・イスラム解放戦線(MILF)が平和構築に向けて意見交換する国際会議 に出席するため、広島を訪れている。
大統領は、2011年に日本で極秘に行われたMILFトップのムラド議長との会談に触れ、「持続的な平和を手に入れる転換点だった。信頼が築かれ、真の対話が可能になった」と振り返った。
今回の会議は国際協力機構(JICA)などの主催で、6回目。日本での開催は初めてで、日本がミンダナオ島の和平プロセスを継続的に支援してきたことから、「平和の象徴」である広島市で23日から開かれている。
比政府とMILFは今年3月、2016年の新自治政府樹立などを盛り込んだ包括和平で合意した。(時事)(2014/06/24-20:38)
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