プーチン与党候補敗北＝市長選で波乱－ロシア・ノボシビルスク

プーチン与党候補敗北＝市長選で波乱－ロシア・ノボシビルスク

 

ロシアの左派政党「公正ロシア」のポノマリョフ下院議員＝２０１３年６月、モスクワ（ＥＰＡ＝時事）

　【モスクワＡＦＰ＝時事】ロシア第３の都市、シベリアの中心地ノボシビルスクの市長選で野党共闘が実現した結果、プーチン政権与党「統一ロシア」の候補者が破れる波乱があった。選管当局が７日明らかにした。
　最大野党・共産党の下院議員アナトリー・ロコット候補が約４４％を得票し、市長代理を務める与党候補に打ち勝った。市長選には左派「公正ロシア」のポノマリョフ下院議員も出馬予定だったが、ロコット氏支援に回り、出馬を取りやめた。
　ポノマリョフ氏はブログで「われわれは誰もが起きるとは信じていなかったことをやり遂げた」と喜んだ。ポノマリョフ氏はこれまで多くの反プーチン政権デモを主導。３月には下院でただ一人、ロシアによるクリミア編入に反対票を投じた。（2014/04/07-22:41）