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インド:弾道ミサイル成功 国内に軍事大国への期待

2012年04月20日 | 国際 アジア
インド:弾道ミサイル成功 国内に軍事大国への期待

毎日新聞 2012年04月19日 18時27分(最終更新 04月19日 20時08分)

 【ニューデリー杉尾直哉】インドは19日、核弾頭が搭載可能で中国全土を射程に収める弾道ミサイル「アグニ5」(射程5000キロ)の発射実験に成功した。シン首相は「我が国の安全保障を追求する上で新たな一里塚となった」と歓迎し、メディアも「中国に対抗する抑止力をようやく手に入れた」「歴史的出来事」などと報道した。高成長を続けてきたインドが軍事大国としても台頭することへの国内の期待が背景にある。

 報道によると、アグニ5は固形燃料の移動式3段式ミサイルで、1.5トンの核弾頭を搭載できる。東部オディシャ(オリッサ)州沖のウィーラー島から発射され、インド洋上の標的に命中したという。インドでこれまで最大射程のミサイルは「アグニ3」(3500キロ)だったが、今回初めて北京や上海を含む中国全土が射程に入ることになった。

 民放各局は、当初実験が予定されていた18日から「打ち上げカウントダウン」の特別番組を組んだ。天候不良で当日は中止となったが、19日の成功後、「インド初の大陸間弾道ミサイル(ICBM)実験に成功」などと報じた。アントニー国防相も「(ミサイル大国である米露中など)エリート国の仲間入りを果たした。国民総立ちで喜んでいる」と述べた。通常ICBMは射程6400キロ以上、米露間の取り決めでも5500キロ以上。インドのシンクタンク、防衛研究分析研究所(IDSA)のバラチャンドラン研究員は「5000キロの射程でインドが想定する標的は中国だけ。中国はすでにインド全土を射程に入れており、その対抗だ」と語った。

 今回の実験が、中国を警戒させるのは必至だ。だが、インドを「世界最大の民主国家」と位置付けてきた欧米諸国からの批判は招かない情勢だ。インドが核保有の目的を「抑止力維持」と主張してきたことが大きい。「核を先制使用しない」とも公言し、北朝鮮やパキスタンと違い、核兵器の拡散にも手を染めてこなかった。国連安保理決議に反し、ミサイル発射を強行した北朝鮮とは事情が違う。



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