韓国:独自開発の新型巡航ミサイル配備 北朝鮮警戒で発表
毎日新聞 2012年04月19日 19時44分(最終更新 04月19日 19時58分)
【ソウル西脇真一】韓国国防省は19日、北朝鮮全域を射程に収める新型巡航ミサイルの独自開発に成功し、実戦配備したことを明らかにした。射程は1000キロ以上とみられ、国防省は「世界最高水準の精密度と攻撃能力を有する」と誇示した。北朝鮮の3代世襲に反対する韓国側のパフォーマンスなどが金正恩(キム・ジョンウン)第1書記をぼうとくしたとして、朝鮮人民軍が「特別行動措置をとる」と表明するなど、北朝鮮が韓国批判を強めているため、急きょ公表した。
国防省政策企画官は会見で、新型巡航ミサイルについて「数百キロ離れた窓の大きさの目標物を正確に攻撃できる」と説明。発射実験の映像も公開した。
また、射程300キロの弾道ミサイルを開発、実戦配備したことも表明。政策企画官は「一発で数十のサッカー場の面積を一気に焦土化できる破壊力がある」と、実験の映像を見せながら語った。
また、青瓦台(大統領府)によると李明博(イ・ミョンバク)大統領はこの日、中部・大田(テジョン)の国防科学研究所を訪問。「北朝鮮はわれわれが強ければ挑発できず、弱ければ挑発する」と述べ、自主国防の重要性を強調した。
毎日新聞 2012年04月19日 19時44分(最終更新 04月19日 19時58分)
【ソウル西脇真一】韓国国防省は19日、北朝鮮全域を射程に収める新型巡航ミサイルの独自開発に成功し、実戦配備したことを明らかにした。射程は1000キロ以上とみられ、国防省は「世界最高水準の精密度と攻撃能力を有する」と誇示した。北朝鮮の3代世襲に反対する韓国側のパフォーマンスなどが金正恩(キム・ジョンウン)第1書記をぼうとくしたとして、朝鮮人民軍が「特別行動措置をとる」と表明するなど、北朝鮮が韓国批判を強めているため、急きょ公表した。
国防省政策企画官は会見で、新型巡航ミサイルについて「数百キロ離れた窓の大きさの目標物を正確に攻撃できる」と説明。発射実験の映像も公開した。
また、射程300キロの弾道ミサイルを開発、実戦配備したことも表明。政策企画官は「一発で数十のサッカー場の面積を一気に焦土化できる破壊力がある」と、実験の映像を見せながら語った。
また、青瓦台(大統領府)によると李明博(イ・ミョンバク)大統領はこの日、中部・大田(テジョン)の国防科学研究所を訪問。「北朝鮮はわれわれが強ければ挑発できず、弱ければ挑発する」と述べ、自主国防の重要性を強調した。