2010年9月29日のチュン（換毛の季節）

1週間ほど前から小さな羽が抜け始めた。
ふわふわしてかわいい毛だ。

今日は白い大きな羽が2本も抜けた。
チュンのチャームポイントの白い羽だ。

「チュンの羽2010」、と書いた袋に入れると
それを見た中村さんは、「こんなに大きな羽が抜けるのかぁ」
しげしげと見つめていた。

抜け毛、羽の生え換わりのこの時期は1年の大仕事なのだ。
体力を使うので栄養には特に気をつけている。
今日もウナギをしっかりと食べた。
お姉ちゃんがケーキ屋さんで買ってきたシフォンケーキ、
お店で作っているので安心だ、もしっかりと食べた。

これから1か月余りは大事な時期だ。


神泉苑のアヒル達（2010年9月28日）
お姉ちゃんにパンをねだって橋までやってきた。

2010年9月28日のチュン（かくれんぼ）

窓際で日向ぼっこ（2010年9月25日）

このところ窓際で日向ぼっこスタイルがすっかり
板に付いてきたチュン。「チュンは？？」、日に数回は
探す中に窓際が加わった。

「チュンは？？」「静かやけどどこにいるんやろ？？」
先ず探すのは、パソコンの横だ。尻尾がチラッと見えて
「あっ、ここにいたん」
次はラックの横だ。
時には、ごみ箱の横にいる時もあり、「ごみチュンや」、と
からかわれる。これは当然お姉ちゃんだ。
そして窓際の日向ぼっこ。

時にはどこにいるのか分からず、「チュンちゃん！！」「チュン！！」
と焦ることもあるが、どこからかトコトコと出てきて、
「チュン！！、何ぃぃ」、とかくれんぼのつもりらしい。

広くもない2Fのどこかにいるのだが、「チュンちゃん、どこにいたん」、
とほっとするのだ。

2010年9月27日のチュン(物は言いよう)

今年初物の梨が送られてきた
千葉産のもので、1個がかなり大きい。

お母さんがチュンに
「おやつに一緒に食べよう。チュンちゃんは
　グルメやし、初物は美味しいで」
それを聞いたお姉ちゃんは
「単にいやしいだけやろ」

おやつの時間になると優しいお姉ちゃんが
チュンに梨を切ってやった。
カゴの前に置いたが、ちょっとつついただけで
なかなか食べない
人間が梨を食べ始めると、トコトコとお姉ちゃんの
方へやって来る。

「チュンちゃんのも同じやで」と言ってもじっと
お姉ちゃんの方を見上げている
小さく切ったのをやると、すぐにガツガツ食べ始めた
自分で食べるのと、食べさせてもらうのとでは
味が違うらしい

やっぱりチュンは「いやしい系」だと思うけど
物は言いようで「グルメ」とも言えるのかもしれない。

2010年9月26日のチュン(スリッパ禁止)

このところ急に寒くなり、寒がりなお姉ちゃんは
フリースを着てお母さんはスリッパを履いていた

それを見たお姉ちゃん「スリッパはあかんで」
チュンが床をウロウロしているので、人間はいつも
摺り足で歩いているスリッパは危ない

「そやけど寒いしなぁ」とお母さん。
「厚手の靴下でええやんとにかくスリッパはあかんで」
こうして「スリッパ禁止令」が出された

何事もチュンが最優先で、今回もまた人間が我慢する
ことになった。
もちろん、チュンが早く床生活をやめてくれるに
越したことはないのだが

2010年9月25日のチュン(日向ぼっこ)

「あれチュンはどこや」
何やらゴソゴソ音はするが、いつもの場所にいない

よく見たら、窓際で日向ぼっこをしている
「チュンちゃん、そんなとこに居たん」
お昼にハイジパンをたくさん食べ、お腹も膨れて
寛いでいたらしい。

涼しくなった今は、陽の当たる窓際が心地良いのだろう
丸くなって、気持ち良さそうにトロトロしている。

それを見たお姉ちゃんは「人間も年取ると縁側で
日向ぼっこするのと同じやな」さらに
「チュンもそうしてると、高齢者らしく見えるで」
せっかく、いい気分で日向ぼっこしているのに
ぶち壊しである

ほんまに感じ悪いお姉ちゃんやなぁ
その後は、カゴの前にあったウナギとご飯を
やけ食いしていた。

2010年9月24日のチュン(顔は口ほどに物を言う)

夏の暑さが嘘のような、肌寒いくらいの天気だった。
超寒がりなお姉ちゃんは、フリースのシャツを
引っ張り出して着ている

着たきりスズメのチュンは、そんなことは関係なく
今日も食べることに精を出している。

プチプチを夢中で食べていても、お母さんやお姉ちゃんが
台所へ立つと、ピタッとプチプチをやめ飛んでくる。

ハッとしたような顔で
「美味しいものがあるプチプチしてる場合と違う」
感情がハッキリと現われている

今日はもらい物の蒸しパンと、ウナギをしっかり食べ
満足したようだった

チュンは感情がそのまま顔に出る
本当に分かりやすいのだ。
スズメの格好をしていても、中身は人間以上かもしれない

2010年9月23日のチュン（初物はおいしい）

今日は中秋の名月。
カレンダーの上では22日の昨日なのだが、23日の
今日のところが多く、お隣の神泉苑も今日が
「観月の夕べ」で、龍王船が池を巡っていた。

もちろん、チュンは中秋でも名月の時間には
寝ているのでこの類の風流には関心も縁もない。

お八つは極上熟成早だしミカン、なる名前に惹かれて
買ってきた初物のミカンだったが、名前負けするような
可愛い普通のミカンだ。　（アイコンはミカンでなくてリンゴ）

「チュンちゃん、ちょっと酸っぱいけどなあ、食べる？」
と、そ～っ、とやると、目を光らせて「チュン！」とも
言わず飛びついてきた。

床に落ちた小さなかけらもきれいに拾って食べ、
「チュンちゃん、きれいに食べるんやねぇ」、と
お母さんに感心された。

満足してプチプチに戻る後姿は、「初物はおいしいなあ」、
と言っているようだった。

2010年9月22日のチュン（おいもはおいしい）

チュンのブログには、どうやら食べ物の話が一番多いようだ。
今日もやっぱり食べ物の話になる。

毎日曜日、お母さんが立ち寄る食料、日用品の店には
ひっそりとした野菜コーナーがある。
JAといった大手には出せない、出さないような
畑の一角で取れた野菜などが、ひっそりと
並んでいたりする。
形は不揃いだがなかなかおいしい。

ここで買った白いさつまいもは小振りでかわいい味だ。
今日は、このさつまいもがチュンのお八つだった。

「おいしいやん」
「チュンちゃん、ゆっくり食べんと喉つめるで」
「チュンちゃん、水飲みなさい」
お母さんは気は気でない。
それほどガツガツと食べ、夕方もまた、「おいしいやん」
と、しっかりと食べて満足気だった。

その前に台所に来た時は、ミルワームにやる煎子（ダシジャコ）
をついでにやったが、嫌そうな顔をして引き上げた。
「チュンちゃん、煎子は食べへんの。カルシウムがあるんやで」

いやしんぼのチュンでも食べないものもあるようだ。

2010年9月21日のチュン（抹茶ロールケーキ）

このところ台所のチュンがすっかり定番になってしまった
きらいがあるが、以前はそうではなかった。
台所には寄り付かないので、人間にとっては
チュンに内緒で「こっそり」、食べられる場所だった。
ところが今や台所はチュンのパラダイス。

今日は何と、宇治の抹茶の、それも冷たくてしっとりした
ロールケーキをいただいた。
それを見逃すチュンではない。
早速やってきて、「おいしいなあ」
暫くして又、やってきて、「おいしいなあ」
これがパラダイスでなくして何だろう。

冷たいクリームもほど良い甘さで、大きな小豆が
散らしてあって、これもチュンは大好きだ。

夕方にも又、「おいしいなあ」、とひとしきり食べ
この分では明日も、「昨日の抹茶のケーキ」、と
台所で待機していそうな気がする。


お姉ちゃんの生け花（2010年9月19日）
涼しそうに生けてください、と先生の指示だ。
ひおうぎの実・百合・水引草


2日後の今日は百合が咲いてきた。（2010年9月21日）

2010年9月20日のチュン(敬老の日)

黄昏モードもおさまり、朝から「ピィピーッ」と
可愛い声で鳴いている。

それからしばらくして、棚の上に上がって今度は
興奮して「ケケケッ」とグルグル回りをしている

「そうや。今日は祝日やった」突如、お母さんが
関係ないことを口に出して言った。
土日も祝日も関係ない2人は、今日が祝日である
ことをすっかり忘れていた

「そうや。今日は敬老の日や。チュンにお祝い
せなあかんなぁ。紅白饅頭買ってこようか」
とお姉ちゃん。
棚の上で興奮していたのは、今日が敬老の日だった
からではないだろうか

「無理に買わんでええ」今日もまたバームクーヘンを
おやつにやったお母さん。
床に置いたのは食べず、袋から出して口まで持って
行ってやるとガツガツ食べる。
単に食べさせてほしいのだ
お腹が膨れたら満足して、居眠りして寛いでいた
チュンにとっては、美味しい物が食べられれば
それで満足なようである