2009年3月31日のチュン（ちょっとぉ、何とかしてぇや）

「あれっ、チュンちゃんがあんなところにいる！！」
見れば、棚の人形の陰に隠れるようにして身を潜めている。

「あんなところ行ったことがないのに何でやろ？？？」
暫し3人は頭をひねっていたが、今度は佐藤さんの
頭の上にやってきて、おまけに大嫌いなピンクの
髪飾りを突いている。
「ちょっとぉ、何とかしてぇや」、と言わんばかりだ。

ははあ、中村さんが帽子を被ったまま入ってきたんで
怯えてるんやわ。これで、謎が解けた。

お昼のタマゴご飯を突きかけた時に帽子姿が目に
入ったものだから、慌てて飛び上がったのだ。
普段は決して近寄らないピンクのぼんぼり飾など
目でないぐらいで、「ちょっとぉ、何とかしてぇや」、
と直訴に及んだのだ。

チュンは大きなぼわーっとしたコートや帽子類が
大々嫌いなのだ。

「帽子などかぶって部屋に入るな」、と後で
お母さんに怒られていた中村さんだった。

とにかくチュンのこととなると3人の目の色が変わるのだ。
それだけでなく、お母さんはあから様に不機嫌になる。
かくして「箱入りチュン」度は増すばかりだ。

2009年3月30日のチュン(アクティブな季節)

お姉ちゃんの生け花(2009年3月20日)
・ユキヤナギ・グラジオラス・スイトピー・タマシダ

春はチュンがアクティブになる季節である

冬の間温存していた「ホケキョ」や「チョキー」
が復活する。チュンの「ホケキョ」は１つずつ
アクセントがついていて、いまいち品がない

好奇心も旺盛になり、色々なところを探検して回る
最近は、丸い作業用のテーブルに乗って
遊んでいることもある。
そのうち、キッチン偵察部隊も復活するかも。


そして、よく怒るようになる。
今日は誰も何も言ってないのに「ケーケケケッ」
と突然怒って、飛び回っていた。

お母さんは「思い出し怒りやろ」とあっさり
したものだが、お姉ちゃんは「更年期障害や」

どうしようもなく、感じの悪いお姉ちゃんだが
チュンがアクティブだと、人間も気持ちが
明るくなるのだ

2009年3月29日のチュン(いやしさもチャームポイント)

昔から食いしん坊のチュンだが、ますます
食欲旺盛になり、昔よりもさらによく食べる
ようになった

タマゴご飯は以前の３倍くらい食べている
ちょっと多めにやっても、残さずきれいに
平らげる

ピーナツもすぐに空っぽになり、おかわりも
きれいに食べる
一旦プチプチを始めると、いつまでも延々と
食べている。

相変わらず、トウモロコシが大好きで
おやつにやると、すぐに飛んでくる
人間が何か食べていると、物欲しそうな
顔でジーっと見る

チュンの、食べ物に対する執着心は
ものすごいが、何でも美味しく食べられる
というのは健康な証拠であり、幸せなことだ

いやしい系と言われているがそれも
チュンのチャームポイントである

2009年3月28日のチュン(チュンの朝)

今の季節、チュンは7時過ぎに起きる。
野生なら夜明けと同時に起きるが、人間と
一緒にいるせいか、寝ぼすけである。

起きてしばらくは、プチプチをして
1人でゴソゴソと遊ぶ。
7時半頃になると、可愛い声で「チッチッ
(早う起きてほしいなぁ)」

しばらくすると、今度は「ヂーッヂーッ
(いつまで寝てるんやぁ)」
またしばらくすると、「ピィィ(ええ加減にして)」
今度は情けない声だ。

それでも起きないと、とうとうお怒りモードに
突入し「ケッケッケーッ」飛び蹴りが始まる
チュンは朝から忙しい。

夏になると、朝早くから飛び蹴りするので
お母さんも大変である

2009年3月27日のチュン(あずまやがお気に入り)

あずまやで寛ぎ中(2009年3月27日)

佐藤さんの発案で、昨日から「あずまや」ができ
すっかり気に入ったようだ

水浴びをして、ドボドボの濡れネズミならぬ
濡れチュンになり、一旦はお姉ちゃんの手に
来たが、すぐにプリンターの方へ行った。

昨日はトレイの下だったが、今日はスイッチの
前で丸くなって箸置きをしている。

「チュンちゃん、今日はこっちがええのん」
佐藤さんが気を利かせて、ティッシュをテープで
固定してあずまやを作ってくれた。
かなり居心地がいいらしく、ずっと丸くなって
眠そうな顔をしている。

「チュンちゃん、そこが気に入ったん」
「完全寛ぎモードやね」
お姉ちゃんと佐藤さんに、あれこれ言われるので
「こんな時くらい、ゆっくり寛がせて」と思って
いたことだろう。お姉ちゃんはさらに
「後期高齢者向けのあずまや」と言っていた

この「あずまや」は、これからチュンのマイブームに
なりそうである

2009年3月26日のチュン（ストレスとは無縁）

お姉ちゃんの手でスヤスヤ眠る
（数年前の写真だが今も変わらず）

早々にヒーターをしまってしまい、寒の戻りで
エアコンを付ける羽目になった。
20度ぐらいに設定してそれより上がると止める。
細やかな心遣いだこと。
しかし親の心、子知らずでそんなことはお構いなしの
チュンだ。

3人のお客さんが帰られて、お客さんそっちのけで
サーバーのチェックを続けているお母さんの頭にやって
きたのはいいが「チュッ、チュッ」と髪の毛を引っ張っている。
どうやら文句を言いにきたらしい。

しかし、ザウルスの怒りでなくて幸いだった。
暫く文句を言って納得したのか、本棚の上に
引き上げて行った。

いつも思うのだがチュンのようにストレートに
感情表現ができるとストレスなどとは無縁だろうなあ。

2009年3月25日のチュン（寒い～～）

水あびで震えているチュン（2009年3月25日）

先週末の暖かさはどこへやら。風の強い寒い日だ。
この風の中、お母さんは風に向かって北の方へ、
ということは上り道だ、自転車で出かけて行った。

戻ってくると、「チュンちゃんがあずま屋で寛いでいます」
何のことかと思えば、水あびをしてガタガタ震えて
いるチュンを見て、ティッシュの蔽いを作って
やったのだ。プリンターの給紙部分にティッシュを
持たせかけ、丁度チュンが入るぐらいの隙間ができている。
何やらお気に入りと見えて、その隙間に入り
身を縮めて目だけをくりくりさせている。

ティッシュが風覆いになり、自分の居場所と思っているようで
ご機嫌のようだ。それにしても佐藤さんも考えるものだ。

しかし、あずま屋を作ってくれた佐藤さんがチュンちゃん、と
見るとやはり、ケケケッ～！！と怒っている。
どうやら作ってもらった恩と見られるのは別物のようだ。
これって、ストレスや余分な気遣いをしない
結構いい性格かもしれない。

2009年3月24日のチュン（ボク、さびしい）

チュンはスズメだが、自分はスズメだという認識は
全くないようだ。24時間人間といるものだから
自分は人間だと思っているのが行動からも見て取れる。
チュンが来た時から知っている中村さんなどは、
「もうスズメじゃないね」、と時々うなっている。

3人づれのお客さんが来られ相手にしてもらえない
チュンはとうとう、本棚の隅っこでお尻を向けてすねて
いたが、「ケケケッ、嫌やなあ」、と言う時だけは
顔を振り向けて文句を言っている。

「知らん人が来て嫌やなあ」、て言うてるんやわ。と
初めてのお客さんに言われる始末だ。

その後、お膝に来ようと待ち構えていたが
お母さんは又、下に降りてなかなかパソコンの前に
やってこない。

とうとう、本棚の隅っこで首を垂れてうずくまって
しまった。「ボク、さびしい。何で坐らへんのぉ」
佐藤さんはチュンの心を代弁している。
その姿はまさに人間の子がべそをかいてしょんぼり
している姿と同じだ。

以前はあっけらかんと無邪気だったように思うが
最近は、感情表現が微妙だわ。

写真は美声を披露するチュン
（2005年5月15日）

2009年3月23日のチュン(夢見てる？)

チュンは昼間だけでなく、風呂敷をかぶせて
寝ている間も、ガサガサゴソゴソ賑やかである。

プチプチの夜食を食べたり、寝ぼけてドスン
と落ちたり、プップップッは当たり前だが
最近は、止まり木をの上をウロウロして
カタカタさせていることが多い。

その後、羽をバタバタさせたり、カタカタバサバサと
夜中でも賑やかなこと

何かの夢を見ているのだろうか
お姉ちゃん曰く「チュンはいやしいから
パン食い競争の夢でも見てるんと違うか」

どこまでも、感じの悪いお姉ちゃんだ

2009年3月22日のチュン(歳とともに幼く)

去年作ったチュンの写真集を見ていると
子供の頃は、キリリとした顔をしている。

顔は幼いが、目はシャキッとしているし
なかなか知性のある顔をしている。

それが、歳とともに顔つきは大人でも
目がトロンとして締まりがない。


前の梅田ビルにいた頃は、ひっきりなしに
飛び回って、怒っていた
今のところへ来てからは、１日中お母さんが
一緒で気持ちが落ち着いたのか、だんだん
目がトロンとしてきた

今では、鼻はサブちゃんチックだし、口も
いかりやになって、ますます間の抜けた
顔になっている
今のチュンの写真は、どれも締まりがなく
シャキッとしたものは１枚もない

歳とともに大人になるのが普通だが、チュンの
場合は逆に幼くなっている
写真で振り返ると、顔の変わりようがよくわかり
面白いものである