「ピ~ッ、ピッピッ、ピ~ッ!」、澄んだ声が聞こえてきた。
「何の鳥だろう!どこに居るんだろう?」、お母さんは自転車を
下りてあたりを見回した。
河原町を横断している電線の上に一羽のツバメがいた。
下は車が行き交っているが、高い電線の上は安全だ。
きれいな囀りが止んで、今度は気持ちよさそうに毛づくろいを
始めた。大空の中で実に気持ちよさそうだ。
ツバメはヂッ、ヂッ、だけかと思っていたがあんなにきれいな
囀りをするのだ。
そう言えば、数年前に3週間ほど世話をしたツバメの子も、
ピッ、ピッ、とチュンの囀りを真似していたなあ。
とても今日のツバメのように上手くはいかなかったが、
一所懸命に真似ていた。
しかし、道行く人は誰もツバメの声に気が付いていなかった。
お母さんは、「アッ、鷺が飛んでいる」「アッ、ツバメの声だ」、と
車の音がしていても鳥の声はよく耳にはいってくる。
思うに、チュンの声に耳を澄ませているこの10年間に
耳が進化したようだ。どんなに小さなチュンの「チッ!」、でも素早く
聞きつけ、「ん??チュンちゃんどうしたん??」
「チュンちゃん、お腹空いたん??」、だものねぇ。
「何の鳥だろう!どこに居るんだろう?」、お母さんは自転車を
下りてあたりを見回した。
河原町を横断している電線の上に一羽のツバメがいた。
下は車が行き交っているが、高い電線の上は安全だ。
きれいな囀りが止んで、今度は気持ちよさそうに毛づくろいを
始めた。大空の中で実に気持ちよさそうだ。
ツバメはヂッ、ヂッ、だけかと思っていたがあんなにきれいな
囀りをするのだ。
そう言えば、数年前に3週間ほど世話をしたツバメの子も、
ピッ、ピッ、とチュンの囀りを真似していたなあ。
とても今日のツバメのように上手くはいかなかったが、
一所懸命に真似ていた。
しかし、道行く人は誰もツバメの声に気が付いていなかった。
お母さんは、「アッ、鷺が飛んでいる」「アッ、ツバメの声だ」、と
車の音がしていても鳥の声はよく耳にはいってくる。
思うに、チュンの声に耳を澄ませているこの10年間に
耳が進化したようだ。どんなに小さなチュンの「チッ!」、でも素早く
聞きつけ、「ん??チュンちゃんどうしたん??」
「チュンちゃん、お腹空いたん??」、だものねぇ。