2013年3月31日のチュン（やんちゃチュンに戻る）

お母さんが朝寝坊をした
いつも朝は寝ぼけているチュンだが、今日はシビレを切らし
お怒りモードである。


怒り方も最初は「チュチュッ」と小さな声だが
「チーッ　チュイーン」と徐々にお怒りモードに
突入していく。若い頃とは、怒り方も変わっている

隣のマンションからお姉ちゃんが来て「お母さんは嫌やね」と
タマゴご飯を作ってやった。
お姉ちゃんが台所へ行くと「チュン　ヂュッヂュッ」
ご長老はおかんむりモードで朝からしっかりご飯を食べた。

午後からは外に出て遊んでいた。
外にいる時は、チュンがカゴの後ろへ出てくると
「ご飯やで」の合図で、お給仕が始まる

昼間はこれでいいが問題は夕方だ。
カゴの裏まで出てくるのだが、ご飯を持って行くと
さっさと奥に隠れてしまう。頑張り大会だ
お姉ちゃんが見ると、口をカチカチと尖らせ
ザウルスをする

いい加減ご飯を食べないと、お腹も空いているのに
そこで考えたお姉ちゃんは、カゴの裏にタマゴご飯の
お皿と水を置いた
トコトコ出てきて自分で食べていた。
お姉ちゃんの作戦勝ちだ

しかし、その後もずっと「カゴに入らへんでぇ」と
頑張ってお母さんに怒られた
以前の「やんちゃチュン」に戻ったのだ。
嬉しいやら、苦労するやら複雑である

2013年3月30日のチュン（もしもし、ご飯ですよ）

祇園白川の枝垂桜。今がちょうど見頃だ。
(2013年3月30日)


今ではすっかりご飯を食べさせてもらうのが
当たり前になり、給仕係のお姉ちゃんはこまめに
ご飯の時間をチェックしている
だいたい1時間～1時間半おきである。

口元にご飯を持って行くと、最初は「何やろ」と
いうような顔をする。
お年寄は脳への伝達が遅いので、これがご飯だと認識
するのに時間がかかるのだ

そこで最近お姉ちゃんは、トントンと背中を叩いて
「もしもしご飯ですよ」と声をかけるようにしている。
そうすると「あっそうかご飯の時間やった」と
認識するようになるのだ。

一旦食べ出すと止まらない。
さっきの、あらぬ方を見ていたのとは別人だ。

食べ終わると何事もなかったように、再びお年寄
モードになる。

お年寄に声をかけるのは、なかなかの名案だ
ボケ防止にもいいだろう

2013年3月29日のチュン（健康チェック）

毎朝の健康チェックの一つに「尻尾の状態」というのがある。
「ふさふさして毛艶が良いかどうか」「張りがあってしっかりしているか」、
というものだ。

「チュンちゃん、尻尾は？」
「うん、ふさふさしてしっかり立ってる」
「昨日よりふさふさしてるで」

朝は一番厳密にチェックされるが、食事の度にさりげなく
チェックされている。

糞のチェックは毎回だ。「あっ、糞した」
「大きくて元気な糞や」
とにかく一日の糞が全部チェックされるのだ。

今日はそれに体重の項目が増えた。目測だが。
「チュンちゃん、太ったんと違う？」
「うん、体ががっしりしている感じや」
体全体に張りがある。

それはそうかも知れない。
宅急便が届いて何かと思えば千葉産のピーナッツだった。
新鮮なピーナッツはいい香りで、一粒を刻んでハチミツで
混ぜたピーナッツから、いい香りが漂ってきた。
「今日はピーナッツよう食べたで」
幸せいっぱいな笑顔のお姉ちゃんだった。

2012年3月28日のチュン（当てつける）

「ランチ行って来るし、30分したらご飯やって」
「分かった！！」(お母さん）

30分を気にしてお母さんは2，3度時計をみては
あと15分ぐらいやなあ。。。。

2時20分ごろにお姉ちゃんが、「チュンちゃん、ただいま～」
と戻ってきた。「はっ！30分過ぎてるわ」（内心焦ったお母さん）

「チュン、ご飯食べた～？？」　「まだや」
写真の整理をし出してすっかり30分を忘れていた。

「嫌やなあ、チュンちゃんお腹空いたなあ」、と
タマゴご飯を食べさせるお姉ちゃん。

夜、手が離せないお姉ちゃんに代わってお母さんが
ご飯をやった。一粒食べてあとは横を向いていた。
15分ほどして戻ってきたお姉ちゃんがやると、
パクパクとしっかり食べてお皿はほとんど空状態だ。

どうやら、30分後のご飯を忘れていたお母さんに
当てつけていたようだ。この性格は今も変わらず健在だ。

・人間同士で話していると、怒る→当てつけて隠れて出て来ない。
・長短に関わらず留守にすると怒る→ボク怒ってるんやで、と拗ねる。
・今日のように忘れられると怒る→あからさまに当てつけて困らせる。

しかしこんな智恵がどこから出てくるのだろう？？

2013年3月27日のチュン（キーッ！！）

朝、何の時だっただろう。突如、「キーッ！」、と
チュンの声がした。原因不明だ。

そしてお姉ちゃんが第二段のタマゴご飯に立つと又、
「キーッ！！」　お猿さんの場合は、「キッ、キッ」だし
「キーッ！！」が長すぎる。

しかしその後は、「ピヨッ、チュ、チュ、なあ、ご飯未だぁ」
「チュッ、お腹空いたぁ」、と催促していた。

久しぶりのチュンの声にすっかり喜んだお姉ちゃんは、
「はい、チュンちゃん、ちょっと待ってねえ」
「チュンちゃん、そんなかわいい声で言うてくれるの」、と
すっかりハートマークの声になっていた。
ほっとしたお姉ちゃんは、「明日は久しぶりにランチに行こうかなあ」

思えばチュンがケガをしてから10日余り、出来るだけチュンから
目を離さないようにしていたのだ。
栄養のあるものを食べさせて早く元気にならないと、と
いつにも増してチュンに心が行っていたのだ。

今日のかわいい声でもう大丈夫や、とほっと緊張が解けて
明日のランチは外で、となったようだ。
チュンが元気だと皆幸せ、を実感したチュンの声だった。

2013年3月26日のチュン（手の中のチュン）

「くちの端に付いてるピーナッツ取ってやって」
何故かお姉ちゃんはチュンを捕まえるのが苦手で
お母さんに言う。

「チュンちゃん、くちきれいにしようね」、と
お母さんは慣れた手付きでふんわりとチュンを捕まえ
動かないように頭を軽く押さえて、くちの端の
ピーナッツを取った。ハチミツが入っているので
粘りつきやすい。

「嫌やぁぁぁ、気持ち悪い～」、と足をバタバタさせて
逃げようとするチュン。随分、力が戻ってきた。

今日は2回もくちの端をきれいに取ってやったが、
その度に嫌やぁぁぁ、と足をバタバタさせていた。

「はい、チュンちゃんきれいになったで」、と床にそっと
置いてやると、「？？何」、という顔でパソコンの
奥に隠れてしまった。

若いころは、「ケーッ！！！嫌やったぁぁぁ～」、と
一目散に戸棚の上に飛び上がっていたものだ。

手の中で、「嫌やあ」、と動き回るチュンのかわいいこと。
小さな体がいじらしくて食べてしまいたいくらいだ。

もっともお姉ちゃんは今日も小姑振りを発揮して、
「チュンちゃん、食べたらご馳走さま言うんやで」、と
説教していた。チュンも大変だわ。

2013年3月25日のチュン（横目でにらむ）

「ツバメばっかり構って嫌やなぁ」
恨めしそうな顔をするチュン(2006年)


足のケガも徐々に回復し、しっかりと2本足で立てる
ようになった。顔もシャキッとしているし尻尾も
立派な尻尾に戻りつつある

ここまで回復したら、カゴから出してもいいだろうと
この数日は、午後からは外で過ごしている。
本人も外で遊ぶ方が好きなようだ

まだ自分では出入りが出来ないので、人間が手助けする。
出すのはいいのだが、入れるのは大変だ
お姉ちゃんは上手く捕まえられないので、毎回お母さんの
仕事になる

今日も「チュンちゃん、カゴに入ろうね」と、捕まえようと
すると、横目で恨めしそうににらんでいる

「僕もっと遊ぶのに、何で入らなあかんのや。嫌やなぁ」
と言いたげである。たっぷり恨みを込めた目をしている
うずくまっているので、余計に陰気に見える。


数年前にツバメの子が来た時、皆がツバメをかまうので
いじけて恨めしそうな目をしていた。あの時と同じである

はっきりと表情に出るのでわかりやすい。
チュンは意外と単細胞なのかもしれない

2013年3月24日のチュン（水浴びしたん？）

「チュンちゃん、お・は・よ・う。朝ご飯作ろうね」
この頃は、朝一番にはちみつピーナツを作るのが
お姉ちゃんの日課になっている

ピーナツを刻みながら、ふとチュンの方を見ると
ネスカフェのフタに止まって、プチプチを食べている。
「チュンちゃん、自分でプチプチしてるの」

あまりたくさんは食べないが、最近の介護老人の生活を
思うと、自分から食べるようになったのは進歩である

お昼のタマゴご飯もよく食べる
やっぱりタマゴご飯が1番好きで、ピーナッツはご飯の
途中に少し食べるくらいだ。

ミルワームを数匹食べ、第2弾のタマゴご飯もほとんど食べ
そろそろお休みという時に、お母さんが帰ってきた
「チュンちゃん寝ようか」
3階に上げる前に、もう一度チュンの顔色を伺おうと
カゴを覗くと、止まり木に止まっている

そしてよく見ると、首からお腹の辺りが濡れている。
水浴びをしたようだ
「チュンちゃん、水浴びしたん」驚く2人。

そういえば昨日、今日はずい分動きが機敏になっている
尻尾も豊かになってきている
一時は貧弱な尻尾になり、心配したものだ
人間でも、調子が悪いと顔色が悪くなるのと同じで
こんなところにも影響が出るのだ。

やっぱりチュンは、物凄いお年寄である

2013年3月23日のチュン（ササミはいかが？）

「買い物に行ってくる」
朝、自転車に乗って出かけたお姉ちゃん
何かというと、チュンに食べさせるためのササミを
買いに行ったのだ。

チュンのタンパク質はミルワームだが、ほとんど
大きくなってしまって、お年寄には食べにくい

何か代わりのタンパク源をと思い、若い頃、ネコ用の
ササミパックを、興奮して食べていたのを思い出し
これなら食べるだろう

ちょっと高めだが、鹿児島産のササミを買った。
これを茹でて小さくして食べさせる。
新しい味は珍しかったらしく、パクパクとよく食べる。

「チュンちゃん、鹿児島産のササミやで。
　100g168円やで。美味しいやろ」
またひとつ、新しい形容詞が増えた

しかし淡白な味はすぐに飽きるのか、2回目以降は
それほど食べなくなった
仕方なく茶色いミルワームをやったが、こっちの方が
好きらしく、ザウルスチックに食べた。
ご長老は濃厚な味の方がお好きらしい

それなら、細かく刻んだササミをはちみつピーナッツに
混ぜてやろう。
これなら「保守的でつまらん」チュンも食べられるだろう。
我ながらグッドアイディアだ

2013年3月22日のチュン（掃除はいつもお母さん）

上の写真はチュンの普通の立ち姿だ。

ところが今日は尻尾を少し持ち上げている。
つまりお尻が上がっているポーズだ。

ちょっとしたチュンの動作も見逃さない、
ちょっとした物音も聞き逃さないお姉ちゃんは、
「チュンちゃん！どうしたん？？糞が出にくいん？
マッサージしてあげようか」、とすかさず飛んで来て
うるさいことだ。

そうこうする内に糞も出て、「あっ！出た。大きな元気なんや」
と、お姉ちゃんは嬉しそうな顔になった。

しかし今日は、一日に数回このポーズになり、その度に
お姉ちゃんは、「チュンちゃん、糞しなさい！
チュンちゃん、見せてみなさい」、あれこれと小姑顔負けだ。
おまけにチュンが寝てからも、糞の観察をしていた。

しかし掃除をするのはいつもと変わらずお母さんだった。