私は、この歳で一生懸命に打ち込める、心を傾けるものがあるというのは、
とっても幸運なことだと思っている。
まわりの人には、「犬にそんなに夢中になるなんて、考えられないわ~」って思われてるけど、
それでも、私の人生だもの、何だっていいんです。
何度も書いていますが、私は服従訓練やアジリティーの競技会に参加しています。
競技会に参加すると言うことは、順位を争うと言うことです。
でも、私は競技会に参加するときにいつも評価は自分自身がするものと思っていました。
審査員の評価に一喜一憂するよりは、その時の自分で感じた評価を大切にしてきました。
アジリティーは、どれだけ心を一つにして走れたか、その満足度で良かった。
真面目に努力をしていれば、結果はおのずとついてくる、それが競技会に臨む
私のスタイルでもありました。
結果を求めたり、人の評価を気にすることで、自分を追い詰めてしまうのが嫌だったし、
犬たちは評価なんて気にしてない訳だから、私も同じスタンスで競技に臨むのが
私には合っていると思っていました。
好きこそものの上手なれととは言いますが、私は、犬と一緒に動くことが好き。
その気持ちが強いからこそ、人よりもできる努力がある。
でも、ここ1年から半年くらいで、少し考え方が変わってきました。
なぜなら、同じような人の何倍も努力してる人は山ほどいるということに気付いたからです。
努力の結果なら、どの人にも平等に努力に対する報いがあるはずです。
ところが、そうでもない。。。
運というか、星というか・・・そんなものの存在に気づいてしまった。
そして、それは「果報は寝て待て」ではどうにも掴みきれない。
よくアジリティーを習っているS先生が、私が迷ったり、悩んだり、自信を失いかけた時に、
「気持ちの強い奴だけが手に入れられるものがある」と言って、励ましていただくのですが、
最初は、「気持ちの問題なの?」って思って、よく分からなかった。
だけど、今はその言葉が私にとって物凄く励みになっているのです。
私自身、欧介や蒼太との関係を変えることはありません。
ただ、待っていた運を、一歩、足を前に踏み出して掴みに行く。
今の私が乗り越えるべき1歩だと思うから。
貪欲かもしれないけど、そこまでのレベルに這いあがってきたと思うと、
それもまた嬉しいのであります。
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