欧介に「探せ!!」というコマンドを教えた時に、
ウチでは、オモチャを家具の隙間などに隠して、探させるゲームをしました。
最初は、オモチャを家具の脇に見えるように置いて、「探せ!!」といって
持ってきたら「すご~い!!」「あった~~!」って大喜びしてました。
見えるんだから当たり前なんだけど、メッチャ喜んであげる。
次第に、探したくて、ゲームをしたくて興奮するようになってきます。
そうしたら、少しだけ見えないようにオモチャを置いたりして、難しくする。
探せないときは、近くまで行ったりして、
「あるかな~?」「探せだよ~」とかワクワクするような言葉を添えて、ヒントをだしてあげる。
だんだん難易度を上げていくと、一生懸命探す姿がとってもカワイイ。
かわいいけど、かなりの興奮状態なので、ドタバタとウルサイですが、
まぁ、これも犬と楽しくゲームができるのですから、問題ないと言えば無い(笑)
その時、オモチャは必ず隠したオモチャを持ってこさせる。
犬は頭が良いので、いつもおもちゃ箱にオモチャがあることを知っていて、
探せないと、そこから持ってこようとすることもある。
飼い主は、ちょっとがっかりして、「やっぱ、無理??」って諦めちゃうんだけど、
犬をおもちゃ箱から離れさせて、隠したところへ導いて、
あくまでも、遊びなのでイライラせずに、「こっちを探してごらん」と探し出させる。
そして、探し出せると、飼い主の言った通り探してみたら、「あった~~」っとなるわけです。
「ママが言った方向にあったでしょ~」などと言いながら、
見つけられたことを一緒に喜び、共同作業することで得た達成感をともに味わってください。
時には、野外でも便利?に使えるコマンドです。
ある時、ボールを草むらで見失っちゃった時があって、
何の気なしに、「探せ!!」って言ったら、必死に探して、探し続けて、持ってきました。
それから、ボールは失くさなくなりました。
蒼太くんが、足の肉球を怪我してしまった時に、靴を履かせていたのですが、
靴が草むらで脱げてしまい失くしてしまった時も、欧介にもう片方の靴の匂いを嗅がせて、
「探せ!!」って冗談みたいに言って、私たちも散々探して、
無理だねって諦めかけた時に、欧介が私の横で靴をくわえて座ってたっけ。。。
欧介の場合、救助犬として訓練を始めた時に、こんな楽しい遊びの延長に思えたのでしょう。
救助犬は、嗅覚を使って仕事をしますが、犬にとって仕事は楽しいことでなければならない。
遊びの延長なのだ。
救助犬に限らず、「臭気選別」という鼻を使った作業がある。
これは、警察犬の訓練の一つですが、同じ白い布が置いてあるテーブルから
匂いの付いた布だけを探して持って帰ると言うもの。
こういった基礎になるのが、特定の物をがぎ分けて持ってくるという遊びだ。
遊びが楽しければ、いろんな可能性が広がるのだ。
「探せ!!」ゲーム、
ぜひ、雨の日のお家の中での遊び(トレーニング)として、お薦めします。