今日から9月。
そろそろ秋の競技会シーズンが迫ってきました。
夏の間、少しつづかたちにしてきました。
何を強化して、何を削るか?
日々、考えトライして一喜一憂して。
競技には必ず規定があり、規定通りにやることだけでも難しい。
数分の競技の中で、できる表現を犬に伝えてカタチにする。
同じ課目で同じことをするだけだが、私と端午にしかできない表現がある。
同じだからこそ、そこに光る表現を地味に積み上げなければならない。
ネットの中には派手なパフォーマンスで見せ方のうまい人もたくさんいる。
海外にはそういう人気のあるハンドラーもいっぱいいる。
私のようなこれといった派手さのないハンドラーが人の心に響くパフォーマンスをするには。。。
小さく光るカケラを一つ一つ拾い上げ、磨き、煌めかせるしかない。
時々それは果てしなく無意味で終わりがない。
だけど一瞬でも輝ける瞬間を手にしてしまうと、また再びそれを手に入れたいと思う。
その一瞬がきっと夢なんだろう。
この夢を追い続けたい。
オビディエンス2から必要になるフセてる状態から呼ばれて脚側に付き一緒に歩く。
ハンドラーの後方に伏せる犬を呼び、歩いている状態で脚側位置に付け一緒に歩くと犬は勢いよく来るのだが、行き過ぎてしまい慌てて戻ってくる感じになる。
呼ばれて走って来てもハンドラーの横でしっかりついて歩くことができなければならない。
横につくためにスローダウンし過ぎても気に入らない。
その練習をし始めて2ヶ月。
始めて形にして練習してみたらできた。
犬に新しいことを教えるとき、まずは完成形から細かくステップを組み立てる。
手をターゲットにして鼻をつけることを端午には小さいころから教えて来た。
それを応用して教えていく。
安定するまでは絶対に試すようなことはしない。
犬が理解し自分の中で消化するのを待つ。
教えて分かってないことを責めないのもコツの一つ。
理解し消化ができてることを前提に、一気に攻めに入る。
攻めとは、「お前ならできるはず、やってみろ!」と信じること。
信じられる自信をこちらが確信するまでは、地味な反復練習。
トレーニングはいつも犬が何をどう理解しているか?
そしてその過程を楽しんで前向きに取り組んでいるか?
犬の表情やボディーランゲージ、呼吸まで感じながら進めていく。
何かを置き去りにすれば、必ずそのつけは回ってくる。
一番大事なのは、自分が犬と作りたい形を頭の中に明確にすること。
こうなりたいが明確であればあるほどその領域に近づける。
夏は暑くて短い時間しかトレーニングできないけど、地味に積み上げるこの時期のトレーニングはとっても楽しい。
先日のエコパでの競技会ではいま持ってる力を出し切れたと思っています。
でもその後、問題点や課題が盛りだくさん過ぎて一時的に凹み、また浮上しているところです。
凹んだきっかけはW先生によるむげもない「キレがない」の一言。
最初は「あんなに頑張ったのに。。。」って気持ちで悔しさでいっぱいになり何も考えられなかった。
自分の動画を見直しては、「これのどこにキレがないのよっ」ってムカついたり。。。
めっちゃ、見直しました。
テープだったら擦り切れるよ。
で、他の有名ハンドラーの競技動画と見比べたり、去年のスイス大会の動画をひたすら見続けて。。。
先日はめまいがしちゃうくらい自律神経もやられて。。。
そして得たものは、「やっぱりキレがない!!」という答え。
どこに手を入れるか?分析してやっと先日のレッスンで、「ここをなんとかしたい!!」と言えるまでになった。
端午の良さを理解した上でのW先生の指摘は、キツイけど的確だ。
夏の間、また地道に問題点を練習して改善していく。
競技はただできるだけではダメなんだよなぁ。
端午の個性をちゃんと引き出せなきゃ、私と端午の世界観は作れない。
人の心は動かせない。
思い描く理想の形に近づけていく作業。
また終わりのない旅が始まったなぁと思う。
GW中は、練習の日々。
オビディエンスは遠隔作業が多い競技です。
CDと違うのは圧倒的にハンドラーから離れて作業する課目が多い。
離れて作業することに自信をどう持たせるかが重要だと思っています。
自信と同時につけたいのはコマンドに対する理解。
言われたものを即座に理解して自信を持って進む意欲と集中力が大切。
CDはハンドラーが近くにいて指示を出すので比較的犬の理解力より服従心が求められる気がします。
オビは服従心だけでは難しい。
蒼太は8歳までCDメインで競技に出してきました。
成績もいつも1席で、私としては十分オビにも通用すると思って転向しました。
しかし、結果は脚側行進もままならない散々な結果でした。
この過程は私にとってとても勉強になりました。
蒼太との試行錯誤があったから、今がある。
今でも私との脚側が蒼太にとっては楽しみな時間のようです。
もちろんオヤツがたくさん貰えるからというのもあります。
でも私がリードを持って立つと蒼太が自然と脚側の位置に入ります。
最近では後ろ足がもつれたり、左回りはできなくなってきたけど、
右回りは大きく回ってあげるとできます。
脚側行進だと頑張って歩こうとついてきます。
たぶん犬のトレーニングってこういう理解なんだと思う。
そして端午はまだまだです。
楽しいという気持ちに、まだまだムラがある。
でもいい子ちゃんじゃないところにたくさんの可能性を感じる。
まぁ、感じるのは自由だから、いいよね。
オビディエンスでは、3m×3mの四角いテープと
小コーンでマークされた指定エリアに犬を送り出すという課目があります。
このエリア内に最短距離で犬は意欲的に行かなければならない。
端午は一直線にエリアに行くが、蒼太はまっすぐに行かず、
必ず弧を描くようにエリアに入っていった。
これを直すのに苦労した。
なので端午には注意深く段階を経て教えていった。
オビディエンスでは、できるからと教えていくと
後から直すのに苦労することがたくさんある。
普通にやってたらできることも
犬の意欲が勝手に上がりすぎたり、逆に意識が低かったり
と問題になることがでてくる。
問題箇所は必ず減点に繋がってくる。
動画では最初の2回煽ってBOXへの意識を高めてますが、
3回目はヒールに付けてからスタートさせています。
意欲と自制のバランスをしっかり取ることで、
お尻が浮いてフライングしないように練習をしています。
何事も表裏一体、こちらを立てればあちらが立たずに
ならないようなトレーニングが必要。
週末はまたまた広いところへ練習&遊びに行ってきました
お天気がイマイチだったのでどんよりしていますが、
ワンたちにとっては涼しくて動きやすかったみたいです。
蒼太もとっても元気に走ったりボールを追いかけたり。
端午は練習もしました。
以前より集中ができるようになってきました。
新しい場所でも集中するまでの時間が短くなってきました。
前回の競技会の前に伝えなければいけないことを
伝えることができないまま競技当日を迎えてしまった。
競技をやっていると競技会前に崩れてしまうのは
よくあること。
終わってみれば、伝えたかったことをちゃんと伝えることができた。
どうしても競技まえはあまりいじり過ぎても。。。など
色々考えすぎちゃう。
問題はその前からあったとしても
いざ、競技を見据えて練習していくと
弱いところが露呈してくる。
競技から5年離れていると、その辺の調整ができてなかった。
そして当日のプレッシャーは半端なかった。
悔しいけど色々なことにメンタルが負けてしまったのだ。
それでも、久しぶりのオビディエンス競技リンクは
様々な気持ちを奮い立たせてくれるものだった。
端午との競技は始まったばかり。
次は楽しめるように頑張るよ。