山梨の叔母が桃を送ってくれた。
山梨は祖母の育った場所だ。
もともと祖母は八ヶ岳の甲斐大泉の出身だったらしい。
父親は校長先生をしてた立派な人だったそう。
その父が亡くなってまだ若かった母親が神戸で再婚し、
祖母は弟とともに山梨の都留の家に引き取られた。
そんな生い立ちからか、なかなか気の強い独立心の強い人だった。
祖母が幼い頃は「ハイカラさん」のように
長い髪を大きなリボンで留めていたらしい。
リボンは、祖母を捨てた母から送られてくるものだった。
私の知ってる祖母はいつもショートカットだった。
祖母が「幼い頃の反発だ」と言っていたことがあった。
でも機織り屋の養女だったからか、いつもおしゃれな着物を着てた。
華やかではないけど、粋な感じだった。
そのセンスは私に強い影響を与えていると思う。
その都留に残って結婚した叔母が、毎年実家に送ってくれていた桃。
今は私と妹のところへ送ってくれる。
祖母や父を想って送ってくれる桃を食べながら、私は父と母を思う。
暑くなりそうな土曜日、早朝、家を出て避暑へ。
車で１時間ちょっとでこんな山奥に来れた。
日向は暑いので、日陰にいたいのだけど、日陰は水の中。
ほんの少し崖下に岸辺があったのでそこを拠点に遊びました。
小さな滝壺がありました。
プールみたい。
人も泳げそうな深さ。
下流側が浅瀬なので流される心配もなくて安心。
人が来始めた１０時頃には撤収して、午後には帰宅。
お昼寝付きで、まるで子供の夏休みみたいな１日でした。
欧介が亡くなってから、２ヶ月が経ちました。
月命日の今日、７月２６日がちょうどお誕生日なんです。
生きてたら１６歳。。。
「お誕生日まで頑張ろうね」が私と欧介の合言葉だった。
きっと、月命日となった２６日まで、頑張ったんだね。
欧介、ありがとう。
最近、蒼太のお散歩以外、やる気が出ない。
きっとペットロスという状態なのかな。
それでも、蒼太がいてくれるから散歩にも出かける。
フェルトのお仲間がいるから、都内にも出かける。
お教室も少しづつ再開してる。
少しづつ、作りかけてた作品にも手が入れられるようになってきた。
それでも、やる気が起きない日は、家の中にじっとしてると、
ホント、1日何もしないでボーッと過ごしてしまう。
不思議なくらい、ボーッとできるものだ。
今まで、1秒たりとも無駄に生きないと思っていた私はどこへ？
せわしなく、動き回っていた私は何だったんだろう？
ボーッとしてると、気持ちばかり焦ってしまう。
焦って気づいたこともある。
今までも、何かに追われているかのように焦っていた。
いつしか「前に進む自分」に懸命になりすぎてた気がした。
今は、本当にダメダメな人間になってるけど。。。
欧介が教えてくれてるのかも。。。
ゆとりへの「変化」のときなのかもしれない。
些細な自分だけの満足だったり、小さな幸せに気づくときなのかも。
悲しかったり、淋しかったり、不安だったり。。。
なのに、少しだけ幸せなのだ。
少しだけ楽しいのだ。
しばらくこのままで。。。ボーッとしよう。
今回の旅の目的の一つ。
年に２回開催される「八ヶ岳クラフト市」へ。
こういうイベントにオットと来るのは初めてです。
実は、クラフト市の開催を見つけてきてくれたのはオットでした。
オットから行ってみる？って言われた時は、かなり戸惑ったよ。
男の人ってこういうの苦手だと思ってたし。。。
付き合ってやってる感満載だったらぜんぜん楽しめないし。。。
蒼太くんもいるから暑かったりしたらとか考えると、
行ってもササッとみて帰ることになるんだろうなぁと思ったりして。
ところが、１日見て回り芝生でランチまでして楽しんじゃった。
オットは木のお皿が欲しいとひとりで探しに行っちゃうし。
私は、お店の棚のレイアウトとか商品の並べ方とかに興味があった。
そしてお互いに購入したのは。。。
ワイヤーに小さなガラス玉がついた飾りと木のお皿。
作り手のわかるものって本当にいいなぁ。
また、秋に来たいなぁと思いました。
今回は、はじめて欧介がいない犬連れ旅行でした。
蒼太ははじめてのお部屋でひとりでお留守番もできたし、
広い場所では元気に走り回り、公共の場所では静かに過ごすことができました。
あの欧介っこの蒼太がひとり立ちできた記念の旅行となりました。
昨夜は、かなり強い雨が降りました。
朝、お散歩にでかけると霧が立ち込めていました。
東急ホテルの敷地内はとても広くて、お散歩には最適です。
ホテルの本館はこの蓼科の地にあう落ち着いた感じです。
釣りができる池もあります。
１日釣り糸を垂らしてのんびり過ごすのもいいかも。
３０分ほどしたら朝霧は晴れたけど、怪しげな雲がまだ残っていました。
それでも、この日1日蓼科周辺はよく晴れました。
７月中旬の梅雨どきの蒸し蒸しした暑さはなく爽やか。
蒼太くんにも過ごしやすい気温でした。
今日は、楽しみにしていた「八ヶ岳クラフト市」へ
二日目はまだまだつづく
蒼太くんひとりっ子になって、初の旅行です。
朝早くに家を出て、おきまりの圏央道の渋滞にはまり、
ちょうどいい感じにお昼ご飯の頃にお蕎麦の「傍」に到着。
大きな蔵がある隣に平屋のお蕎麦屋さん「傍」があります。
お蕎麦は、白いお蕎麦と黒いお蕎麦が２枚付いています。
つけだれが、普通のお蕎麦のおつゆとトマト味のおつゆでした。
トマト味がとても斬新で美味しかった。
ローストビーフ丼もついてるセットを頼んでこれもすごく美味しかった。
旅のはじまりから幸先いいね〜
ランチの後は、「八ヶ岳農場」へ行ってのんびりと。
ゴロゴロして。
牧場と言ったら「アイス」でしょ。
蒼太くんも美味しいアイスをいただきました〜
牧場でゆっくりと遊んだ後は、AQUOSのCMでも有名になった、
「御射鹿池」に行ってみました。
静かで美しいです。
少し曇ってしまったけど、風が止むと鏡のように水面に木々が映る。
ベストな写真が撮れなかったのは残念だけど、
目に焼き付けた美しさは思い出とともに心に残っていく。
今回のお宿は、奮発して「蓼科東急ホテル」のコテージ。
広いお部屋で、ワンコもOK。
お食事は本館になるので、ワンコはお留守番です。
蒼太くん、ひとりでお留守番できるか？心配でしたが、
とっても静かにお利口さんにしてました。
本館のロビー下には、大きな暖炉もありました。
寒い季節に来てみたいなぁ。
こんな感じで二日目に続く。
今日は欧介の四十九日です。
私の中で欧介は今も生き続けてる感じです。
触れることができなくて、欧介に触りたいと思う気持ちは日に日につのります。
あのかわいい身体を撫でてやりたくて、でも撫でてやることができなくて
涙が出ます。
本当にかわいかった。
本当に賢くて、やんちゃで、強くて。
ものすごく手がかかった。
たくさんのことを教えてくれた。
そして、私の人生を輝かせてくれた。
もっともっと、一緒にいたかったよ。
またまた、山中湖の『Woof』に行ってきました。
実は蒼太くん、メタボ街道まっしぐらでして。。。
運動してないわけじゃないんだけど、ご飯を変えたら体重が一気に増加。
１９Kg台だった体重が、今は２１Kgです。
今まで、どんなに食べても太らなかったのも異常な感じなんだけど、
２１Kgはさすがにジャンボ過ぎるのでダイエット中です。
この夏は泳ぐよ〜
そして、犬付き合いも少しづつ上手になってきましたよ。
そーっと近づくことができるようになってきました。
欧介と一緒のときは、欧介が大丈夫って判断すると
自分も大丈夫だと思い急にズンと近づく。
蒼太くん、自分が大きい自覚があまりないのもあって、
相手を驚かせてしまい嫌われたり、ギャンギャン怒られたり。。。
ちょっと可哀想な感じでした。
最近、やっと自分で慎重に見極めることができてきました。
自分でがんばったよ！って言ってる顔。
一人っ子に慣れてきたね。
帰り道は、いつもの「peppermoon」
やまぼうしの白い花が綺麗に咲いてました。
やまぼうしの花言葉は「友情」
蒼太くんにも素敵なお友達ができますように。
