さまよいOKEIの気ままなブログ!!

ハイキング、ウォーキング、お散歩や趣味に

大山三峰

2018-05-05 | ハイキング

GWは車で動きたくない。電車とバスで行ける山として大山三峰を選んだ。

大山の北に三峰山という山がある。丹沢三峰と紛らわしいので通称大山三峰というが、大山のイメージで何となく大した山ではないと思っていた。

先日経ヶ岳に登った時、途中の煤ヶ谷(すすがや)バス停で4,5人のハイカーがバスを降りて行った。どこに行くのかと地図を見たら煤ヶ谷は大山三峰の登山口だという。

大山三峰をネットで見たら丹沢でも難度の高い山だそうで急に登ってみたくなり、サンコウさんを誘って登ってきた。

歩いてみたが、山頂付近の約一時間が急階段とクサリ場が何度も出てくる岩稜の山。ヤセ尾根や崩壊地もあり数年後には登山禁止になってもおかしくないコースだった。

下山は大山に向かわず、不動尻に下りるのが普通だそうで、我々も同じコースで歩いたが、こちらもクサリ場が続出。クサリの良い訓練になりました…!?

帰りに鐘ヶ嶽を回って来たが、山頂の七沢浅間神社の立派な社殿と石段の長さに驚いた

 

煤ヶ谷8:25→尾根分岐10:10→三峰山11:40/12:15→大山分岐12:50→不動尻13:40→鐘ヶ岳登山口14:05→鐘ヶ岳14:45/00→鐘ヶ岳入口15:45→広沢寺温泉入口BS16:00

標高:煤ヶ谷140、尾根分岐735、三峰山935、大山分岐835、不動尻420、鐘ヶ岳登山口380、鐘ヶ岳560、広沢寺温泉入口90

煤ヶ谷のバス停から5分程歩いて、ここが三峰山の登山口。箱の中はヤマヒルの忌避剤スプレーと塩が入っていた。靴と靴下、ズボンの裾に忌避剤を十分にスプレーし、ヤマヒル対策、ヨシ~!

歩き易い道が続く。

一時間ほど登ると物見峠の分岐。まだヤマヒルは現れてこない。

三峰山方面の注意書き、「三峰山は地形が急峻で、道は狭く、沢沿いや鎖場など多く、経験者向きの登山道です。無理をしないで引き返す勇気が必要です。」

新緑の中を気持ちよく歩く。

二時間近く歩き尾根に出る。右は物見山、左が三峰山。ここにも「三峰山は無理をせず引き返す勇気が必要」の注意書き。覚悟の上だが、何となく緊張感が高まる。

丹沢特有の長い階段。塔ノ岳対策に階段登りを工夫してみたが…?

この注意書きは「この先、斜面崩壊が多数あります。登山道の路肩崩壊や踏抜きに十分注意して通行してください」

根っこの大きな隙間が見事。強風が来て左に倒れたら一気に登山道が消滅しそう。

樹木のない崩壊地で、このコース唯一の展望だった。左が塔ノ岳、真中に丹沢山、その右奥が蛭ヶ岳、右の三つのピークが丹沢三峰。

こちらの根も崩壊地に逆らって芸術的にしがみ付いている。

両側が急峻なヤセ尾根。ここでめまいを起こしたら落ちるかも…?

ここから山頂まで800mの標識。ここから一時間弱の登りが強烈だった。

最初に長い急階段の登り。

次は岩場を這い上がる。

ヤセ尾根も。

クサリが出てきたが下りだった。クサリは登りより下りの方が難しい。

ハシゴも。

またクサリ。

中途半端なクサリも危ない。クサリを掴みながら中腰で歩くと思わずバランスを崩す。

このヤセ尾根には上から見てゾッとした。落ちたら絶対に助からない。

今度はクサリとハシゴの登り。

またクサリ。

この橋のクサリは手摺にならない。不安定なクサリで握ると却って危険。

またクサリの下り。三峰山なので北峰、中峰、南峰とピークは三つあるが表示がないので、どこがどこやら…?

この階段の登りが最後であって欲しい~!

山頂に着いた。バンザ~イです。

狭い山頂で展望はない。10人ほどで一杯になる。

シロヤシオが咲いていた。今年は早いのかな?今月24日に丹沢縦走するが間に合うか?

不動尻に向かって下山。不動尻まで2.1kmだがCTで70分。かなり難しい急坂が続きそうで1時間半は覚悟。

単独行の女性が登ってきた。この山に慣れているのかな?

クサリの急坂を下る。

目の前にキレイなシロヤシオ。

クサリの岩場を登る。崖状で足の置き場に注意が必要。

今度は岩場の下り。下山コースの方が岩場の傾斜がきつい感じがする。

やっとクサリ場が終わったかな? 階段の小砂利が滑ってこれも怖い。

ここが大山の分岐。上の尾根を行くと大山に行くようだが破線コースで登山道が分かり難いそうだ。普通は不動尻に下りるそうで、我々も不動尻に下りることにした。

急な階段の下りで前を向いて下りられない。

今度はクサリで岩場を下りる。下から見上げると崖のような岩場だった。

沢に出てきた。

この岩場の下りも足の置き場を探しながらで結構大変だった。

不動尻に近くなったら、ここにも「無理をせず引き返す勇気が必要」の注意看板。

 ここが不動尻のようだ。無事下山出来てホッとする。

こんな林道を広沢寺温泉まで歩く。途中に有名な山ノ神という名の隧道があるという。

道の途中で鐘ヶ嶽の標識を見て、急に鐘ヶ嶽を登ることにした。ここから200m弱の登りで隧道の上を歩くようだ。  

最後のダラダラした100mの登りが辛かった。

鐘ヶ嶽山頂で展望はない。

山頂下の七沢浅間神社という立派な社殿。標高560mで麓から登って来ればお参りに2時間近く?掛る神社。

境内から横浜から東京方面が見えるというが今日はダメだった。

参道を下りるが長い石段が続く。

これが下から見た参道の石段。こんな山の中に重い石段を運んできた信仰心に感心する。ここまで登って、お参りすれば免疫細胞が活性化され病気も治るハズだよね~!

石段が終わると一休みの展望台も。

参道には1丁目から28丁目までの丁目石があった。ここは17丁目。

この鳥居が1丁目の始まり。

鐘ヶ嶽のバス停だが2時間待ち。

10分ほど下りて広沢寺温泉入口バス停でバス待ち。ここでメール連絡したがauが圏外だったのに驚いた。

大山三峰は面白い山だったが経験者向けということがよく分かった。「引き返す勇気が必要」という注意書きはそれなりに意味があるのだろうが、却って人気を煽っているような~!?

登山経験の浅い人がクサリに慣れるにはよいコースだと思うが、登山道の崩壊まで後何年持つのか、そちらの方が気になった。

丹沢には面白い山が揃っていると改めて感じました。

コメント    この記事についてブログを書く
« 大倉山から三ッ池公園 | トップ | シェーン(映画) »

コメントを投稿