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桧枝岐村の村歌舞伎

2022-08-18 | 日記

桧枝岐村には何度か泊まっているが有名な村歌舞伎を見たことがない。村歌舞伎を見にとサンコウさんを誘って見に行ってきた。村歌舞伎は5月、8月、9月の年三回上演され、奉納歌舞伎だという8月18日に宿の予約を取った。東武特急リバティーで会津高原尾瀬口からバスで桧枝岐村に。桧枝岐村は人口500人程度で民宿が30軒近くある完全な観光村。住民の姓は星、平野、橘の3つしかなく落人伝説が残っている。いつもの民宿星の家で夕食を取ってから芝居を見に行った。7時から9時までの上演だが内容は本格的な歌舞伎で驚きました。演出、俳優、舞台、衣装、化粧など全て村人だけで行われ、270年の歴史があるという。福島県の無形文化財。

18日17時から星の屋さんの夕食。桧枝岐村はイワナと山菜がメイン。イワナの刺身とホイル焼き。肉は馬肉でした。

名物「はっとう餅」だが若干苦手かな。名物裁ち蕎麦はこの後出ました。

こちらは朝食。キノコご飯を選びました。値段的に変わらない山小屋より食事は遥かに良い。

星の屋のご主人は村歌舞伎の名優だったそうです。当時の写真が飾ってありました。熊谷直実が得意だったとか?

こちらは20日に泊まった民宿駒口さんの夕食。ご主人が猟師だそうで肉は熊の肉でした。サンショウウオの天ぷらも。

名物裁ち蕎麦です。「つなぎをまったく使わない純生そばです。畳むと割れてしまう生そばを、2~3ミリ程の厚さにのばし、何枚も布を重ねて裁つように切ることから、裁ちそばと呼ばれるようになりました。」

駒口さんの朝食。駒口さんの食事は女将さんが若いせいか何となく都会的かな?

駒口のご主人が銀山平で釣ったという2尺3寸のイワナ。イワナがこんなに大きくなるのを初めて知りました。

ここが村歌舞伎の会場。スタッフは村の若者総出の様相。今日は神社の奉納歌舞伎だそうで無料。

7時から開演。見物客がかなり集まってきた。村の人口より多いようだ。

観光案内より拝借。

最初は三番叟。軽快にバランスよく踊る。見ていて楽しい踊りでした。

村長さんの挨拶に続き、福島の放送局、TV局から幟の贈呈式。

今日の出し物は「一の谷フタバ軍記・熊谷陣屋の段」。村歌舞伎には絵本太功記や義経千本桜など11の出し物があるというが、今日はそのうちの一つ。

熊谷直実が平敦盛の首を……

義経に差し出すが……

その首は直実の子、小次郎の首だった。熊谷の妻・相模が我が子小次郎の首を見て驚き嘆き悲しむ。

元平家の武将・弥陀六に義経から鎧櫃を渡されるが、その中には直実が助けた敦盛が隠されていた。

熊谷は武士道の無常を悟り出家して源平両家の霊を弔うため諸国行脚へと旅立つ。

1時間半以上の熱演でした。三味線や浄瑠璃も加わりビックリするほど本格的。桧枝岐歌舞伎は11の演目があるそうだが舞台が近づくと毎日稽古だそうで民宿の方は大変になるという。長いセリフを覚えるのも大変だろうが、30分以上も正座して、すくっと立ち上がる演技に驚きました。

江戸時代中期にお伊勢参りに行った村人が、江戸で見聞きした歌舞伎を村の娯楽に取り入れたのが始まりというが、どのようにして覚えてきたのだろうか~?…今では桧枝岐しか残っていないが当時の奥会津地方では農村歌舞伎が盛んだったそうです。よいものを見せてもらいました。

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2 コメント

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懐かしいです (めんごチャペ)
2022-08-22 14:12:52
桧枝岐村の歌舞伎を鑑賞されたのですね。
今では貴重な文化に触れられ良かったですね~。
星のやさん懐かしいです。サンショウウオの天ぷらを
ごぼうと間違えて食べてしまった事を思い出しました。バンさんが後から教えてくれたのですが、
聞かないほうが良かったです
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星の家には何度も (O_KEI)
2022-08-26 16:11:42
星の家さんに頂く駒のようなお土産は5個になりました。星の家さんは高齢を理由に宿泊客は一日2組に限定しているそうです。ご主人も病院通いが増え、会津若松まで2時間かけて行くそうです。コロナで大変だったのではと聞いたっら休業補償がばっちりだったとか。できれば来年も泊りに行きたいですね。
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