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別所温泉・塩田平

2014-11-10 | 日記

中学の同級生10名で別所温泉に出掛けてきた。昨日は別所温泉地区をブラブラ歩き、今日は塩田平をぶらついてきた。この辺りは信濃の国の中心だったそうで国宝や重要文化財の古いお寺が多く、温泉とお寺巡りの旅でした。

上田駅に降りたのは初めて。帰りに来年の大河ドラマで人気が出ているという上田城に寄って来たが、城門の櫓があるだけで何となく気が抜けた。

別所温泉地区:別所温泉駅→北向観音→安楽寺→常楽寺(2時間あれば充分一回りできる)

別所温泉のある塩田郡は、古代から信濃国の政治・文化の中心地だった。別所の名の由来は、平維茂が鬼女の退治を北向観音に祈願し、見事討ち取ったので、この地に「別業」(現代の別荘)を建て、別所と呼んだからだとされる。後に木曽義仲の戦術により、別所の多くの寺院は焼かれたが、焼失した寺院は源頼朝、次いで塩田北条氏が再建。こうして鎌倉・室町時代からの古刹が多いことから「信州の鎌倉」と呼ばれるようになった

上田駅から別所温泉行の電車に乗り換える。距離は短いが駅が15もある?

別所温泉駅に到着。着物姿の美しい駅長さんが迎えてくれた。

サテどこに行こうか? 何時も当てのない旅です!

木曽義仲が巴御前と入った外湯の大湯。150円。翌朝入った。内湯も外湯も源泉は一つなので湯質は全て同じだそうだ。弱アルカリ性で硫化水素臭がする。別所温泉には18のホテル・旅館があるそうだが、人気があるのかキレイなホテルが目に付く。

北向観音。長野の善光寺が南向きで両方の寺をお参りしないと片詣りになるとか?

本堂が北を向いているのは、わが国でもほとんど例がないようです。その由来は、観世音菩薩出現の際、「北斗七星が世界の依怙(よりどころ)となるように我も又一切衆生のために常に依怙となって済度をなさん」というお告げによるものといわれています

愛染桂(あいぜんかつら)の木。川口松太郎が別所温泉に長期滞在した時に、この木から小説の着想を得たという。

1938~39年松竹作品。主演上原謙田中絹代。愛し合う病院長の息子と子持ちの看護師が,周囲の迫害に耐え,幾度かのすれ違いを繰り返しながらついに結ばれるまでの,波瀾万丈メロドラマ

安楽寺。

鎌倉北条氏の外護によって栄え、多くの学僧を育てていたこの寺も北条氏滅亡(1333年)後は、寺運も傾いて正確な記録も残りませんが国宝、重要文化財等数多くの鎌倉時代の文化遺産を蔵、信州最古の禅寺のおもかげを残しています。

三角錐をした見事な高野槇。

真言宗の総本山である高野山に多く生えていることに由来する霊木。高さはおよそ25mあります。

国宝・八角三重塔。800年前の鎌倉時代の建立だそうだが、古い塔を見るとよく落雷にやられずに残ったと感心する。

木造八角三重塔は、木造の八角塔としては全国で一つしかないという貴重な建築で、昭和27年3月29日、文化財保護法の規定により長野県では一番早く国宝に指定されました。

常楽寺。

「石造多宝塔(せきぞうたほうとう)」は、北向観世音様が出現した所で、高さ2m85cmの安山岩で出来ており、国の重要文化財に指定されています

本堂前の御舟の松。

樹齢350年の松です。まるで舟のような姿から「御舟の松」と名付けられたようです。

翌朝、付近を散歩したら松茸料理の看板があった。この辺りは松茸の名所だそうだ。宿の女将さんによると、この店より山小屋?の方が良いと。この辺りの紅葉は終りでした。

展望台があり右端に浅間山。左端は根子岳や四阿山だそうだがハッキリしない。

今日は塩田平を散策。別所温泉駅からシャトルバスに乗って中禅寺からスタート。

中禅寺→龍光院→前山寺→レストラン深山→塩田町駅

 

中禅寺。山門がないお寺で何か不思議な感じがした。

国重要文化財・中禅寺薬師堂

塩田平。紅葉の里山風景を見ながらノンビリ歩く。

龍光院の見事なケヤキの木。この辺りはケヤキの巨木が多い。

塩田城跡。

塩田城は鎌倉時代中期(建治三年=1277)鎌倉幕府の重職であった北条義政がこの地に移り館をかまえたことから始まります。義政の子国時、その子俊時と三代に渡り約六十年、塩田北条氏と称し信濃の一大勢力としてこの地方を統治し、また幕府内でも活躍しました。

元弘三年(1333)鎌倉幕府の運命が危うくなったとき、この塩田北条氏は「いざ鎌倉」一族をあげて支援にかけつけたが、幕府とともに滅亡しました。

 

前山寺。ここにもケヤキの巨木が二本あった。

国重要文化財・前山寺三重塔。回廊と手摺を付け忘れているのが何とも言えない美しさとか?

三間三重で高さ19.5メートル、屋根は杮葺きである。また廻縁勾欄はないが、長い胴貫が四方に突き出し調和させていることから、「未完成の完成の塔」と呼ばれている。

信濃デッサン館。前を通っただけ、無言館も寄らなかった。

無言館と信濃デッサン館は、どちらも東御市に住んだ作家故水上勉さんの息子である窪島誠一郎さんが私財を投じて運営されている美術館です。信濃デッサン館は、村山槐多・関根正二など若くして病死した画家のデッサンを中心に展示しています。一方、無言館は、戦没画学生たちの遺作となった絵画・作品・絵の道具・手紙などを専門に収蔵展示しています。若い画家たちが才能を開かせる前に戦争で命を散らせてしまいました。中にはご覧になりながらすすり泣くお客様もいらっしゃいます。

門前の売店でレストランを聞いたが、直ぐ近くと教えられた「深山」が遠かったね。地元の人は皆車感覚?道を聞きたくても道路に誰も居らず迷いながら30分以上探しました。

無人駅の塩田町駅。やっと着いたという感じ。

上田城に寄って来た。来年の大河の故か通りのアチコチに真田丸と十勇士象。城の歴史的遺物はこの門だけ?城内は神社と公園だけだった。

上田城は、甲斐武田氏の旧臣である真田昌幸により、1583年(天正11年)に築城された平城である。真田昌幸が二度にわたる徳川軍の攻撃を撃退した上田合戦が行われたことで有名である。第二次上田合戦後、関ヶ原の合戦にて、真田昌幸、信繁が属した西軍が負けたため、上田城は徳川軍に徹底的に破却され堀も埋められた。江戸時代には上田藩の藩庁が置かれ、真田氏が信濃国松代へ転封された後は仙石氏が入城し、破却された上田城を現在のような姿に再建した。

マンホールも六文銭です。

今日は1万7千歩歩いたそうだ。初めて別所温泉に来たが、お寺巡りなら都内散歩で十分という感じ。山を近くで見ると登ってみたくなるね!

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