Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

NYだけどマスクしても大丈夫!

2014-05-29 | NYの育児・教育事情

5月早々に風邪引いてた息子が、
2週間も経たないうちにまたコンコンコンコン咳をしだした(もう治ったけど)。
朝は何ともなかったのに、
学校が終わったらこんな状態。

「どうしたの?」と問うと、
「隣の席の子も、正面の子も、コンコンコンコン、ず~っと言ってた。」と。

翌日、相変わらずコンコンコンコン咳き込んでる息子に
咳止めの薬を飲ませ、
のど飴を持参させ、
「皆の迷惑になるからマスクをして行きっ!」と言うと、
息子:「そんなのしてる人、一人もいないから嫌だ!」と言った。


確かに、アメリカ人はマスクをしない。
さすがに9,11のときは空気汚染を懸念して、
それからSARSが蔓延していた頃は、
マスクをしている人たちも見かけたけれど、
「マスクをしている=疫病、伝染病に罹患した人」
と思うおバカなアメリカでは、
非常に嫌がられる。ということになっているため、
風邪程度でマスクをする人はいない。

且つ、「他人にうつさない」という配慮がまるでない横柄な国民がアメリカ人。
で、アメリカ暮らしも長くなると、その横柄さがだんだん体に浸透してくる恐ろしさ!!
(あっ、これは私の問題か・・・)

で、翌日学校に行った息子は、
「横の子も正面の子も休んでた。クラス中皆コンコン言ってた!
ゲボゲボ咳してた子もいた。喉の奥が血の味がするって言ってる子もいた。」と。

そりゃあね、
熱がなかったら、咳程度じゃ学校休ませない親心も分かるんだ。
勉強で遅れ取っちゃうからね。
でも、咳してた子がマスクしていたら、状況はここまで悪化しなかった気がするし、
息子自身が予防のためにマスクをしていたら、
もしかしたらうつらなかったかもしれないと思うと、
なんか納得いかない。

結局その週の週末は自宅で過ごすことになり、
お天気もよかったのに、勿体無い気分になった。
そしてその風邪が、妹にうつったり私にうつったりするわけだ・・・。

で、私のボランティア仲間にはPTA幹部もいるのでね、
それと無しに言ってみた。

「全校生徒にマスクをしましょう!」とは言わないけれど、
自己防御したい子や、
公衆衛生の面から、他人に風邪をうつしたくないという配慮のある子は、
マスクをしても良いという風潮に変えたほうがいいのじゃないか?

今の時期、花粉症なのか風邪なのかよく分からない人も多く、
且つ、試験期間で風邪など引いていられない上級生の子もいるわけだから、
伝染病や疫病ではなく、
たったマスク一枚で、
風邪の蔓延を最小限に止めることができるのであれば、
そのほうがクラスのためにも、担任のためにも、学校のためにもなると思う。

と告げてみた。

そうしたら、皆が賛成してくれて、

主にガッツリ学校行事に関わっているママの子供達だけど、
花粉症や風邪気味の子は、マスクをして登校するようになった。

子供達がマスク姿で授業を受けることに対して、
校長も教師達も、全く不可解な気持ちで見ることもなく、
普段マスク姿を見慣れない子供達も、
からかったりすることもなく、
すんなりと、エチケットとして当然のことのように、
マスクが浸透しつつある息子の学校。

息子自身も、「お母さん、僕のバックパックの中にマスク入れといて!
近くの子がコンコンコンコン言ってたら、
僕、マスクしたらいいよね?」と。

こうして一つ気がかりだったことが解消して、ホッとしてる。

「文化や考え方が違うんだもの、無理に決まってる」と諦めるんじゃなくて、
打診してみてよかったと思った。
ちゃんと相手を納得させる理由があれば、
アメリカ人はそっちへ動いてくれる。

さてと、子供用マスク、用意しゃなきゃ。
って、売ってるのか?!


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