Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

息子(6歳)の日本での様子と反省点

2013-09-07 | 3歳&6歳と田舎里帰り,2013


体験入園に空手に遊びにと充実していた以外に,
彼に大きな成長が見られたので記しておきます.

今まで本当に手がかかって大変だった息子が,6歳を機になのか,この夏を機になのか,私が家事をしなくていい分息子に関われるからなのか,ジイジやバアバも含めスキンシップの取れる大人が常に周りにいた環境が良かったからなのか,驚くほど「良い子」に生まれ変わりました.

あっ,でも私には口答えするし,悪態付いてたけどね.

だけど,自分で何でもするようになって,愚図らない.毎日の勉強も運動も頑張ってた.妹とは激しい喧嘩もするんだけど,妹の荷物を持ってあげたり,園のクラスへ送っていったり,世話も毎日してくれていました.

もともと飛行機内や空港ではとっても聞き分けの良い子なのですが(生後半年のときを除き),今回は里帰り前に懇々と言い聞かせておいたんです.

「6歳はもう幼児じゃないから,小さい子(妹とか年下の子)と同じような行動を取るんじゃなくて,6歳らしい行動を考えて取ること.」
「ジイジもバアバも,2人のゆったりした生活リズムがあるのだから,それを乱すようなことをしないこと.」
「ジイジが仕事中や勉強中,バアバが勉強中は,話し掛けたり,部屋に入ったりして邪魔をしないこと.」
「バアバが作ってくれたご飯は,一生懸命作ってくれたのだから残さないように食べること.」
「食べたことのない食事が出ても嫌がらず,日本ならではの食事を何でも食べてみること.」
「日本の同年代の子が勉強をしていなくても,自分は自分ということを忘れないで,しなくてはいけないことをすること.」
「以上のことが守れなければ,日本滞在は金輪際させるわけにはいかないということ.」

どれだけ理解出来ているのか分からなかったけれど,これらの条件はどれもよく守れていました.私の母が「去年と全然違うねえ.ほんとにお兄ちゃんになったね」と感心してくれるほど.父も,「今年は滞在期間が短く感じた.こんな感じだったら(こういう振る舞いだったら),来年も来てええ」と言ってくれたりして,息子の態度や振る舞いが大きく「吉」と出ました.

 

今まで少食で好き嫌い(食わず嫌い)の多い子だったのに,嘘のように毎日何でもモリモリ食べるようになったんです.園でもお代わりするほどに.料理を作ってくれる母も,外食に連れて行ってくれる父も,よく食べてくれる孫がいると嬉しかった様子です.食べたことのない物でも,「食べてみる」「トライしてみる」と言うのが,成長を表しているなと思ったし,アイスは1日1個だけ,お水は勿体無いから流しっ放しにしない,ご飯は残さず食べるなど彼自ら決めて行動していて,こういうマナーが身に付いたのは大きな成長だと思い嬉しくなりました.

シャワーも自分でするようになったの.自分でシャンプーしたり体洗ったりしてくれるから,忙しいときは本当に助かります.

飛行機の中でもずっと大人しく過ごしてくれ,自分で食事もし,トイレも一人で行ってくれるし,荷物も持ってくれるから本当にラクになりました.

6歳は成長期といわれるけれど(反抗期とも呼ばれます),本当にそう感じます.

言語に関しても,日本語の読み書き,会話は全く問題なくて,海外育ちの子だからと手加減したり,特別扱いする必要は全く無いと言われました.特に私が嬉しかったのは,標準語で話し掛けられても,バリッバリの関西弁で話し掛けられても,ガッチガチの岡山弁で話し掛けられても,全くビビる様子もなく,誰とでも普通にずっと会話している息子の姿.この調子で,日本の何処ででも誰とでも話せるような日本語力を身につけていて欲しいと思います.

逆に,息子が悪いんじゃないんだけど,里帰りして難しいなと感じたことは,やっぱり勉強のこと.

うちは実家が田舎ということもあってか,幼稚園も保育園も,勉強をきちんと教えているところは何処も無くってね.NYの年長レベルに近いくらいの教育レベルのところが無いということ.そういうのは体験入園させてもらっている間に息子も即察知して,「勉強なんかしなくっても,日本語だけでも,遊んでばっかりいても,それでもいいんだったら,僕もそうしたい!」みたいに主張してくるようになって,その点が厄介でした.

子供って,って大人もだけど,すぐに易きに流されるんだよね.

かといって,体験入園無しっていうのも,やっぱり息子は大人と過ごすだけだと退屈するんですよね.なんていうか,同じスーパーヒーローに憧れていたり,同じ物をカッコいいと思えたり,大人には危ないとか煩いとか怒られるけど,自分達はそれでも楽しくてしょうがない行動みたいな,自分と同じ価値観を共有できる同年代の子達と戯れながら遊ぶというのが必要で,それを,日本で生まれ育った子供達とできるという体験が,彼の中できっと大きなものとなると思うから…….だから内容的に無意味とか面倒とかで省略したくない部分なんですよね.

難しいわ,その点がね…….

滞在中は1~2年生の漢字の総復習,2年生の文章読解復習,足し算,九九の暗記,日本地図,ことわざ,四字熟語などに力を入れていて,英語のWritingを一切しなかったのが良くなかったようで,NYに戻った翌日,英語で文章を書こうとしたけれど,「夏休み前には書けていた単語や文章が全く書けなくなっている!!」と,息子,悔し泣きで枕に顔を埋めてオイオイ泣いてて,ちょっと可哀相だなと思いました.

SpeakingとReadingは特に問題なく,すっかり忘れていてもNYの空気吸ったと同時にすぐに取り戻せたんだけど,やっぱり言語はWritingの習得に一番時間と労力が必要とされていて,このWritingをバイリンガルとして押さえていくのって,本当に大変だなぁと,私も考えさせられました.

そんなこんなで,6歳息子の日本滞在で感じたことや反省点でした.

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