先週,「数学」についての保護者研修会に行って来たんです.うちの息子の学校は理数科教育を重視した学校なんですがね,正直ショックを受けました.ともあれ,先週はお天気も良くて,家からすぐの公園へ紅葉見ながらバイク乗りしたので,その写真と合わせて「これからの数学」についての感想を書きますね.
いきなり,中学生の数学問題を試しに解いてみてくださいって渡されたんですが,もうさっぱりお手上げでした.確か似たようなのを日本でも習ったんですけど,もう頭ガヂガヂですからね,問題見るのも嫌で,試しに解いてみようという気すらおこりませんでした….でもインド系とか中国系とか,数学が得意と言われている国のママさん達はスラスラ解いてました.ボケ~っとしていたのは私を含め数人だけです.
その後いろいろこれから数学を学ぶことについての話があったんです.まあ2時間半のお話を手短に言うとですね,
要は,1+1=3と答えても,場合によっては正解だというようなことです.
それは,子供が「ヤギとユニコーンの角の数は合わせて3本だからです」と説明するのであれば,その子は「1+1=2」という単純計算は難なく理解しているわけで,それ以上へ進んでいるのだということ.なので大切なことは,何故その答えが導き出されたか?どうしてそうなったのか?を説明できるかであって,子供が理解できなくて間違っているのか,または理解を超えて先へ進んでいるのかを見抜き,その子の数学力をサポートしてやる教育者と親の目が大切なのだと力説されていました.
計算問題のプリントを何回も何回もやりこなすような,そんな数学の勉強の仕方はもう終わった…と.
小学1年の宿題を見たら,8+2= ,6+4= ,という計算問題ではなくて,「足して10になる例えをいいなさい」というもの.実際に答えている子の回答を見ると,「青りんごが4個と赤りんごが6個で10個」とりんごの絵が描いてあったり,「3人の女の子と2人の男の子の足の数」と答えている子など,回答の仕方は様々.それをどんな回答があるか生徒たちでシェアしたりするよう.いろんな見解があって,答えは一つではないということ.
なるほどねぇ~とも思うけど,これから数学を習う子供って大変そうぉ~~.大丈夫じゃないと思う,うちの子達.私はもうすっかり自信を失くしました.興味深い考え方だけど,親にとっては大きな挑戦です.だって,自分自身そんな習い方していないもの.時間も手間も掛かりそうだから,正直宿題プリントをこなしてるほうが楽です(涙).自分も理解できないのに子供の理解力なんて見抜く自信全く無いし…(汗).
でも普通の入試とかの問題ではね1+1=5って答えたら,明らかに不正解になるんじゃないのかしらね?と思ったり….あっ,テストの点数を上げるためだけの勉強の仕方は無意味だということだったのかな?
研修会後,講師に近寄って「すっかりさっぱり自信喪失.親する資格さえないのではないかと思いました.で,うち子は今Pre-K(年中)なんですが,今の時期からしてやれることというのは何なんでしょうか?」と尋ねたところ,とに角何故そう思うのか?何故そうなるのか?と問うて,考えを導き出し,子供の頭の中で語彙を探し,くっ付けながら,説明するという機会を頻繁に与えてあげることですと言われました.
それが数学に繋がるのね?と問うと,一番大切なことです.と.
そんなこんなで,なんだか英語の勉強よりも英語力を必要とするような感じがした数学についての研修会でした.
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