Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

人口と職業の変化

2021-01-16 | 新型コロナ in New York

前セメスター(学期)、
公衆衛生のリサーチ論文を書かなくてはいけなくて、
NY州の黒人コミュニティーについて調べていたんですが、
そのときに、アメリカの国勢調査のデータなども目を通していました。

最新のデータでも、
2017、2018年の結果で、
コロナ禍以前の統計。
「高齢化に備えなければ!」と、
日本のみならず、欧米も言ってました。


ニューヨークの人口ピラミッド。
2020年のものでも、統計そのものは2017年。
 

こちらがコロナ前のニューヨークの人種。
アジア人これだけなのに(緑色)、
優秀公立校生徒の9割がアジア人って、面白い。



こちらが東京の2020年、人口ピラミッド。

人口推計を見ていて、
コロナ収束後は、
全然違うことになっているんだろうな…と…。
仮にワクチンの効果を期待して早めの収束を見ても今年の夏。
まだ半年以上あり、
まだまだ全世界で猛威を振るっていて、
毎日コロナの死亡者だけでも凄いし、
イギリスなんて一日のコロナ死亡者数が1500人よ!
どんなことになるんだ?!と思う。
人口推計はまだまだ変わっている最中。

最終的には65歳以上の高齢者数が今までにない減少と、
(別にそれを望んでいるわけではないけど、現状を考えてみる。)
コロナの影響で「産み控え」をしている夫婦が多いので、
出生率もグンと低くなると思う。
出産直前に転院させられるようじゃ、
産む気も失せるわね。
日本は極少子化社会になる。
今の20~40代に、
どっと国の再建負担がかかって来るなと。

ニューヨークはもともと、
少子化は危惧されていなかったから、
コロナ後はどうだろうな?って。
コロナ初期の非常事態宣言中は、
家ですることないから、
子作りに精を出すカップルが多いと言われていたけど、
それで妊娠が増えたのか、どうなのか、
その辺は分からない…。
この1月、2月、3月あたりで出生率が増えていたら、
非常事態宣言が、
少子化を止めるのに一役買ったということになる。

逆に、このコロナ期の中で生まれてきた子は、
受験も就職も、競争のない世界で生きていけるかもしれない。
だけど、
妊娠を計画している女性、
母乳育児をしている(またはする予定)の女性は、
コロナワクチンは接種できないことになっているので、
やっぱり精神的な不安が大きい。

コロナ収束頃を見計らって妊活する夫婦が多ければ、
コロナ収束後は軽めのベビーブームになるだろうから、
ここで生まれてくる子供は、
いろんな面で競争の激しい社会で生きていくことになるだろうし。

商売に関しては、
高齢者を対象にしたビジネスや、
子供をターゲットにした商品は、
難しくなるかもしれない。
とはいえ、
高齢者がいなくなるわけではないし、
人はどんどん老いていくので、
高齢者ビジネスは必要なのだけど、
国(日本)が推し進めていた介護、介護という流れで、
介護やヘルパー関連の仕事をパート派遣でしている人は、
コロナ収束後に高齢者が減り、
職を失う可能性が高くなるかもしれない。
「コロナ禍の中、入所者のために
あんなに自粛して、懸命に仕事をしてきたのに!」
と嘆いても、
遅くなるので、今から潰しが効くように備えておいたほうが賢明だと思う。

良い点は、
今後、高齢者施設に入所しやすくなるかもしれない。

ニューヨークもね、
良い高齢者施設はなかなか入れないのよ。

コロナが収束しても、
数年後にはまた新たなウイルス感染症が必ず出てくる。
必ず来る!
(だから日本はしっかり感染症対策の法律を改正しなきゃいけない。)

今回のワクチンのこともあって、
今後、バイオメディカルエンジニア
(生物医学工学といって、工学と医学を融合する職業)は
注目されると思う。
医療に携わりながら、ウイルスに感染するリスクは少ないし。
薬剤師や医者を目指そうと思っていた学生たちが、
こっちへ方向転換するんじゃないか?と思う。
(そもそも、薬剤師は多過ぎてニューヨークでは仕事が無い。)

教師を目指す人は、
卓越したコンピュータースキルがあるほうがいい。
今後は、オンラインでも対面でも、
どちらでも良い授業が出来る教師が求められる。

前セメ、教育実習生だったので、
大学生にオンライン授業を2回、
あと、数学試験の勉強に
日本の数学動画見まくって勉強しなおしたんですが、
対面授業と違って、
学生は画面をじ~っと見ているだけなので、
(対面だったら、先生の顔見たり、教科書見たり、
ノートに書いたり、パワーポイント見たり、いろいろ見れる)
とにかく、退屈させない展開で
いかに、オンライン授業にのめり込めさすか!がポイント。
ペースが遅くても、早くてもダメ。
静止画だけでもだめ。
せっかくコンピューター使って授業するんだから、
いろんなやり方を駆使する。

正直、ユーチューバーの人から学べばいいのよ。
興味を引く動画を作ったり、編集したり、
授業中にもあっちの動画引用、
こっちの動画引用で、
テキパキこなせるだろうなと思った。
そういうスキルを教師になる人は身に付けなきゃいけない。
それが出来ない人は、これからの時代、教師に不向き!

いろいろと変わってきていて
楽しみな部分もある。
変わるから、面白い!

まあ、そんなことを子供たちと話しながら、
将来進みたい世界を模索しています。
先の見えない暗い未来の中にも、
希望はある!!

コメント
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