Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

会話が楽しい♪ 8歳児の日本語

2015-12-13 | 日本語教育・バイリンガル

今日は話題を変えて日本語のこと。
しかも、久しぶりに息子の日本語です。

本当に少しずつですが、日本語(特に漢字)の勉強は進めています。
4年生の漢字が3分の2ほど終わったところです。
1日1漢字でも、諦めずに、留まらずに、前へ進めれば・・・という、
そんな思いで続けています。

最近、息子が面白いことを言うようになりまして、
それが嬉しいんです。
なので、忘れないためにも書いておこうと思います。


その1、
旦那がいつも通り余計な一言を言いまして、カチンときていました。
「お母さん、腹立ってんのよ。ダダがいらん事言ったから。」と言うと、
「また失言だね。」と息子

失言?!

「えっ?今、失言っつった?」と確認すると、

「うん、失礼な言葉で失言!」と息子。

うぉ~~~!遂にそんな言葉が息子の口から出てくるようになったか~と、
腹立っていたのも忘れて嬉しくなりました。




その2、
夜の9時。
もうさっさと寝てくれないと、明日の朝また眠たくて愚図る時間。
「早く着替えて、早く歯磨きして、早くトイレ行って、早く、早く!」と急かしていたら、

「も~う、僕の人生なんだから、ほっといて!!」と息子。

人生?!

「えっ?!今、人生っつった?」と確認すると、

息子、「うん」と頷きながら苦笑い。

「いや~、使い方は合ってるけど、あなたはまだ、
『僕の人生』なんてエラそう言える立場ちゃうわ。
時間の管理が全く出来ないんだから。」という下りになりました。




その3、
ご近所さんで、とても優しいオジサンがいるんです。
いつ会っても、笑顔で子供達に接してくれ、
必ずドアを開けてくれるし、話しかけてくれるし。
そんなオジサンと会話をした朝、息子が、

「あのオジサンはいつも親切だね。」と言いました。

「そうよね、いつも優しいね。」と言うと、

「親切という字は、親を切ると書いて親切って言うけどね。
たぶん、親との距離を切り離すくらいの覚悟がないと、
他人に親切には出来ないからだろうね。」と息子。

うううっ(涙)。

旦那の姿見て学んでくれてんなぁ~。

本当の意味はね、違うんだわ。それ知ってんの、私。
本当は「切」の字は、肌身離さず刀を持っていたことから来ているんだけどね、
でも、これからの時代を生きていく息子には、
ちゃんと親離れできる子であって欲しいから、
「ある時期が来たら、親と子の間がちゃんと切れるくらいの覚悟がないと、
人に親切に出来る人間には慣れないんだよ。」と言っておきました。
これでいいと思っています。




その4、
歩道を歩きながら信号待ちをしていた時のこと、
「お母さん、信号っていうのは、『信じる』と、『番号の号』っていう漢字だけど、
NYでは、赤信号でも走ってくる車はあるし、
歩行者がいても曲がってくる車もあるし、
『信じてgo!』というわけにはいかないから、
『不信go!』に変えなきゃダメだね。」と息子。

そう言われればそうだなぁ。
頭の中、サッカーとテニスとゲームのことしかないのだと思っていたけれど、
そんなこと考えているんだなぁ。

と、普段、頭の中に漢字が浮かんだりしていることが分かって、
なんだか嬉しくなりました。




そしてその5、
今日は、教会でクリスマスパーティーがありまして、
参加してきました。
サンタクロースも登場して、写真撮影なんかもできたんですが、
息子が、
「あれは本物のサンタじゃなくて、
サンタの家臣が様子を見に来てんだな。」

家臣?!

「今、家臣っつった?意味分かってんの?」と聞くと、

「本物のサンタのために働くサンタのことだよ。」と。



正直、家での会話は8割英語。
私自身も、英語での会話のほうがラクなんです。
日本語は諦めてはいませんが、
私が日本人だから、
義務的な意識があるのも事実で、
子供達には、そんなに期待しちゃいけないだろうな・・・と心では思っていました。

が、そんな息子と、
こんなに楽しい会話が出来る日が来るなんて、
嬉しくって、もっと頑張ろう!と思いました。
言葉の幅も、ちゃんと広がってるんだなって、
それが分かって、
ああ、日本語やってて本当に良かった~。

以上。

娘の日本語の様子は、また気が向いたら。
あの子も頑張ってます!

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コメント (3)
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