息子から「ファームに行きたいなぁ」と何度も催促されていたので,連れて行ってきました.2月だからねぇ,閑散としていて「寒い~,何にもない~.」とか言い出すんじゃないかなぁなんて,ちょっと不安だったのですがぜ~んぜん!子連れの方が途切れることなく何組か出入りしているし,綺麗な白人のお姉さん2~3人がサラダ菜の世話をしているし,全然寂しい雰囲気無しでした.とってもリフレッシュできて,来てよかった.
恒例の餌やり.
毟る草も生えていないだろうと思ったので,
ロメインレタスと人参を持参しました.
ロメインレタスをめぐって激しい争い.
飛び上がって,角と角をぶつけ合って,凄い迫力でした(怖かった).
でも,喧嘩はやめてぇ~!
娘も「ハイ,どうじょ~(どうぞ)」と言いながら餌やり.
葡萄畑の間を自転車で.
広くて空が仰げて,とっても気持ちいい!
日本の実家周辺(地元)に似てるからかもしれないけど,
とっても落ち着く.
左:石ころ集めに夢中の娘.広いファーム内をずっと一人で歩いて頑張りました.
右:ほうれん草かな?
野うさぎ,み~つけたっ!
開拓時代のオランダ移民アメリカ農家のお宅と暮らしを拝見させてもらいました.
これ,当時のままのおウチです.
当時の子供は5歳になったらもう大人として扱われていたんですって.5歳になったら「あれ嫌だ,これ嫌だ,あれ欲しい,それ欲しい」なんてことは言えないんだって.女性の平均結婚年齢は14歳.出産数は10人.
当時の調理器具や,100年前のとうもろこしの皮でできたオモチャなど,全て触ることができるんですよ.生活の様子は「大草原の小さな家」そのもの!解説してくれるオジサンは日本が大好きな物知りオジサンで,「日本の津波の様子をTVで見たときは,この老いぼれでも何か役に立てんかと,本当に駆けつけたい気持ちでいっぱいだった.日本人は世界中で一番,品位と忍耐力を備えた民族だと本当に思う.どうやったら日本人のようなマナーのあるというか,お互いを尊重し敬い合う民ができるのか不思議でならん.ワシは頭が上がらんよ.」と,帽子をとって敬礼してくれました.
そういうふうに日本のことをみてくれているアメリカ人がすぐそばにいたということが嬉しかった.私は品位も忍耐力も欠けているけど,日本人でよかったと思った.第二次世界大戦の中生きてきたアメリカ人のこのおじさんが,うんと年下の日本人にそんな言葉を述べてくれるその寛大さに感謝の気持ちでいっぱいでした.
もっとちゃんとした日本人でいよう….そう思った….
このおじさん,容貌から農家の方かと思ったら,学位3つも持ってるバリバリの知識人で,何でも質問したことにいろいろと答えてくれるので1時間以上も話込んじゃったよ….
オオイヌノフグリも開きかけてた.
まだ2月なのにね….