HPI歯科同好会
開催日時 平成26年9月28日(日)午後1時00分~午後4時30分
開催場所 八重洲倶楽部「第1会議室」
(順不同・略)
協議事項
・議案提案者:K <議案の説明>
(K)
・患者は病気の経験があれば歯科医の説明も受け入れやすいが経験のない患者には難しい。
・現状の歯科衛生士のレベルでは患者への最初のアプローチがうまく行かないので、歯科医が口腔指導を行っている。
・それではマンパワー不足になり、歯科衛生士に任せるにはどうしたら良いか?を考える必要性が出て来る。
・又長年継続して行うと慢性化で中だるみが出て来る。
・上記のことを解決するためにガイドマニュアルを皆さんと考えて行きたい。
(T)
・K先生が話されたように患者には最初のアプローチが大切。
・患者からのニーズがあれば効果もあるが歯科衛生士が話しても患者に伝わらないことがある。
・患者にどうやって伝えたらいいか痛感している。もっと歯科医も前に出るようにして患者に感心を持ってもらえるよう、歯科衛生士に繋げたい。
・口腔衛生の確立と維持は大切だが長年診ていると中だるみが出て歯周病にもなってしまう。その事に自分を責めたりもする。
・患者にうまく意思を伝える術を知りたい。
・これからも口腔衛生の確立と維持に努めていく。
(O)
・歯科医は忙しいので歯科衛生士に任せている部分がある。
・患者は一生懸命歯ブラシをするが磨き方の動きが大きい。
・患者も歯科医と同じ意識レベルになるといい。
・スマホで顕微鏡が見られるアプリがある。それも活用できるといいが・・・?
・ハブラシの使い方をアングル4のように残せないか。
・若い患者の衛生状態の悪い人が多く居る。問題はコンビニが近くにあるため食生活の変化にある。
(S)
・技工士の立場から見た歯科衛生士を述べる。
・専門学校を卒業したばかりでは現場では使えない。職業のプロ意識がない。
・歯科衛生士の能力不足をどう対応するか?教育の環境が整っていない。
・現場では歯科衛生士より助手を教育した方がいいと考えている歯科医がいる。
・実際助手を対象の研修があり「○○コーディネータ」という役職がある。
・歯科衛生士の能力をあげる方法、しくみを考える必要がある。
・助成金の利用も考えている。
(G)
・以前の調査で月\3000位なら歯の健康のために費やすという結果がある。
・歯科医が感じる歯の資産価値は2913万円で患者が感じる資産価値は973万円と差がある。
・歯の平均寿命は男59.81歳+10、女58.46歳+10
・我が国の健康寿命は男70.42歳、女73.62歳で歯の健康寿命との関連があると考えられる。
・歯の寿命を延ばすためには6番と7番の歯を残す計画を立て、保守メンテナンスを実行することが必要。
・体の中で直接的にメンテナンスできるのは歯だけ。歯科衛生士の価値は高い。
(T)
・我々は歯科衛生士の存在や役割は当たり前だが、一般的には歯科衛生士と助手の区別や役割が解っていない人が多い。
・IDIの審査で行く診療所は歯科衛生士の雇用が多い。しかし歯科衛生士の仕事でなく、歯科医の手伝いや助手、受付の仕事をしている。歯科衛生士専任は少ない。
・もっと社会的に歯科衛生士の役割をマスコミなどを使ってアピールする必要がある。
・自分は虫歯になりたくないので定期的に歯科衛生士に罹りたい。
(H)
・ガイドライン作りは技術を踏まえたものだろうと思う。
・歯科医が歯科衛生士を尊重していないように感じる。
・HPIには歯科衛生士のルールはあるが、一般の歯科医院にはない。
・歯科医の要求と歯科衛生士の意識に差がある。
・4つの治療目的は大切。
・歯科医と歯科衛生士の約束事が明文化されたらいいと思う。
(K)
・今回の議案は歯科衛生士を取り上げたが、1つのパーツが歯科界全体の問題になった。
・我々は患者の口腔を守るという意識が大切で、そのために具体的なガイドライン作りが必要。
・ガイドラインの内容は患者一人ずつ個人向けにすることが重要。
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当日欠席・紙上参加(参考意見)
(Y)組織は人である。
だが、その人が集まらない、つまり戦力となる人材が集まらない。
組織としての歯科診療所の零細性にも問題がある。
歯科医療分野における診療報酬の低評価も問題である。
このため、歯科衛生士を雇いたくとも雇えないのが実情。
また、歯科助手を廃止すべきという意見もある。
歯科衛生士の評価が正当になされていなことも事実である。
厳密に言えば医療機関として歯科衛生士が居ないことは組織的な欠陥である。
言わば看護師の居ない医療機関のようなものだ。
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