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本命など買ってもしょうがない

2014-09-06 09:43:55 | 未来予測学研究会
本命が捲り不発。
「本命など買ってもしょうがない。だから消える言ったろう。7-3は買うなって。2は伸び脚いいんだ。バックも一番取っているんだよ。2-5、2-6、2-8と買ったらとれたよ。ほら、俺が2から買えよと言ったのに、誰も聞いていない」
車券を周囲にいる者たちに見せびらかす守谷の住人。
2-5のラインが逃げて、結果は2-8で3万2850円の配当であった。
「今週はマンシュウ3つとったよ。女房にも小遣いをあげた。本命なんて、死んでも買うなよ。消えるに決っているんだから。例え本命が来ても300円、500円、みんな100円しか買わないだろう。そんな車券は買うなよ。マンシュウを取れば遊んでいられるんだ」
守谷の住民は強気である。
車券買いにはその人の性格が出るものだ。
利根輪太郎は負けない競輪が心情である。
輪太郎のこれまでの欠点は投げやりになることだった。
つまり緊張の糸が切れたようになる。
それを打開するため、自称競輪研究家になったのだ。
如何なる状況でも、玉砕的にならず、生き延びる道を選択する。
次のレースは3-7で固いと分かっていたが、420円の配当なので、裏目の7-3を2000円買う。
結果は本命の3-7で決着した。
次のレースも5-7の本命で決まると思っていた。
だが、周囲の雑音も入ってきて、2レース本命で終わるのか?と疑心暗鬼となる。
そして、別線の1-2のラインで買う。
結果は本命の5-7になった。
種銭は常に残しておくべきだ。
金が残っていれば、挽回できるはず。
多くの競輪ファンは予想下手で、自分の過去の経験で、並びで買っているのだ。
データ不足だから、明らかに車券が当たらない。
どの選手が軸になるかの確証がないのだから、迷うだけなのだ。
利根輪太郎は、「このレースは荒れるよ、混戦だよ」とつぶやく。
あるいは、「このレースは、固いよ」ともつぶやく。


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