★外務省は米国との約束(自衛隊と米軍の役割分担を定める新しい防衛協力指針)を最優先に考え、地球の裏側まで自衛隊を送れるようにしようと躍起だ。
日米同盟は必要だが、客観的、具体的な世界情勢を無視する外務省の姿勢は、「自分が見たいと欲するもののだけを見る」という反知性主義にほかなない。
首相官邸の方は「勇ましく行こう」くらいの感覚でやらせている。
安全保障の議論は本来、単純明快でなければならない。
自衛隊は何を守るのか。
憲法をどうするのか。
作家・佐藤優さん(元外務省主任分析官)
★日米同盟は、米国が日本を防衛する義務を負い、日本は米軍に基地を提供する基本構造になってきる。
半世紀以上前、この構造に疑問を抱き、集団的自衛権の行使が可能になれば、米国が日本を守り、日本が米国を守るという対等な関係を築けると考える人物がいた。
それが安倍晋三首相の祖父、岸信介もと首相だ。
★自衛隊の海外派遣の事前、事後に、国会が承認するかどうか判断するという。
法令上そう書くに過ぎず、官邸と自民党、政府と国会の力関係をみれば事前不承認はあり得ない。
戦争は始めれば足抜けはできない。憲法学者・小林節さん
★元慰安婦の証言などから国家が管理する性奴隷制の本質的な特徴が議論の余地なく明らかにされているとあったが、学問的にそこまで言えるか疑問がないとは言えない。
★米国やヨーロッパ諸国も日本と同じ植民地支配を行い、帝国主義的な政策をとってきた。
戦後の米国とロシアによる独善的な武力行使を含む国際社会での振る舞いは、日本よりはるかにひどい。
大沼保昭・明治大学特任教授
★慰安婦問題を否定するつもりはないが、日本歴史を検証する諸外国の学者たちは、日本本土への米軍の無差別空襲と原爆の投下をどのように検証するのだろうか? 沼田利根




日米同盟は必要だが、客観的、具体的な世界情勢を無視する外務省の姿勢は、「自分が見たいと欲するもののだけを見る」という反知性主義にほかなない。
首相官邸の方は「勇ましく行こう」くらいの感覚でやらせている。
安全保障の議論は本来、単純明快でなければならない。
自衛隊は何を守るのか。
憲法をどうするのか。
作家・佐藤優さん(元外務省主任分析官)
★日米同盟は、米国が日本を防衛する義務を負い、日本は米軍に基地を提供する基本構造になってきる。
半世紀以上前、この構造に疑問を抱き、集団的自衛権の行使が可能になれば、米国が日本を守り、日本が米国を守るという対等な関係を築けると考える人物がいた。
それが安倍晋三首相の祖父、岸信介もと首相だ。
★自衛隊の海外派遣の事前、事後に、国会が承認するかどうか判断するという。
法令上そう書くに過ぎず、官邸と自民党、政府と国会の力関係をみれば事前不承認はあり得ない。
戦争は始めれば足抜けはできない。憲法学者・小林節さん
★元慰安婦の証言などから国家が管理する性奴隷制の本質的な特徴が議論の余地なく明らかにされているとあったが、学問的にそこまで言えるか疑問がないとは言えない。
★米国やヨーロッパ諸国も日本と同じ植民地支配を行い、帝国主義的な政策をとってきた。
戦後の米国とロシアによる独善的な武力行使を含む国際社会での振る舞いは、日本よりはるかにひどい。
大沼保昭・明治大学特任教授
★慰安婦問題を否定するつもりはないが、日本歴史を検証する諸外国の学者たちは、日本本土への米軍の無差別空襲と原爆の投下をどのように検証するのだろうか? 沼田利根




