「母の胎内から独身者に生まれついているものがあり、また他から独身者にされたものもあり、また天国のために、みずから選んで独身者となったものもある。」(口語訳)
ここで三種類の「独身者」があげられていて、いずれもギリシャ語でεὐνοῦχος (エウヌホス、英語で eunuch) となっている。当時から宮廷に仕えるため去勢された男性がいたので、この語が充てられているが、最初の「生まれながらの独身者」は去勢されたわけではなく、今日の所謂同性愛者の男性を指していると考えられる。二番目の「他から独身者にされた者」が、中国の宦官のように人為的にそのような身体にされた男性を指しており、最後の、天国のために「自ら選んで独身者となった者」はパウロのような例を指している。
最初にあげられた「生まれながらの独身者」が、同性愛者を指すのではないかという見方には保守的なキリスト教界に強い反論が残っている。しかし、権威ある新約ギリシャ語辞典には、生まれながらに手術を受けることなく結婚も子供をもうけることもできない者を語義の一つにあげている*。これは同性愛者を指しているのではないかと考えられる。また、ジェフ・マイナーとJ.T.コノリーは「聖書の同性愛に関する記述再見」で、「『生まれながらの独身者』は古代社会で同性愛の男性を指しており、イエスは彼らが神から与えられた賜物(特性)の一つとしてそのような生を与えられたのだと指摘された」と述べている**。
[この記事は落伍者さんがFacebookで提起された問題について交換された内容に基づいています。また、下記小林教授の論文も紹介していただきました。]
*William F. Arndt & F. Wilbur Gingrich, “A Greek-English Lexicon of the New Testament and Other Early Christian Literature” The University of Chicago Press, 1957
** Rev. Jeff Miner, John Tyler Connoley, “The Children Are Free: Reexamining the Biblical Evidence on Same-sex Relationships.” Jesus Metropolitan Community Church, 2002
他 小林昭博「天国のための宦官」マタイ19:12, 神学研究53号。εὐνοῦχοςはεὐνή (ベッド)+ἔχω(守る)でハーレムの女性を「守る者」「番人」「監視者」の意と解説している。 https://core.ac.uk/download/pdf/143629764.pdf
>天国のために「自ら選んで独身者となった者」
あまり意識して読んでないせいか。。。このような箇所あったんですね。
結局社会常識は国や地域でも時代でも変わるということなんでしょうね。
その聖句での独身者と男色者とは異なるという見解ですかねぇぇ・・・
男色 肛門
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E7%94%B7%E8%89%B2%20%E8%82%9B%E9%96%80
BYUの競技ダンス・チームではついに同性カップルのが始まるんだそうです・・・
-----------------------------------------------
https://www.mormonnews.jp/%E8%A8%98%E4%BA%8B/%E5%90%8C%E6%80%A7%E6%84%9B
下記は2006年に行われた, 当教会の十二使徒定員会会員ダリン・H・オークス長老と七十人ランス・B・ウィックマン長老とのインタビューです。二人の先任指導者が当教会広報部の二人の職員からの質問に答えました。このインタビュー記事は, こうした重要且つ複雑で慎重な取扱いを要する問題に関する教会の立場を明らかにするために書かれたものです。
オークス長老:いいえ, わたしたちは, 人が永遠の目標を達成するのを妨げるような条件が生まれつきのものであって, 制御する力がないという事実を受け入れてはおりません。それは救いの計画に反するものであり, 神の正義と憐れみにも反しています。イエス・キリストの福音の教えにもまったく反しています。・・・
広報部:「生まれつきか, 育つ環境によるか」については, 教会は必ずしも一つの見解を持っていないということですか。
オークス長老:その点にこそ, わたしたちの教義が関わってくるのです。同性愛に関する傾向などの性的傾向や感じやすさの原因について, 教会は何の見解も持っておりません。それは科学的な問題です。生まれつきか, 育つ環境によるかという問題について, 教会は何の見解も持っておりません。
ウィックマン長老:生まれつきか, 育つ環境によるかという問題は, 確かに重要な問題を回避させます。そういう問題にとらわれると, 先ほどオークス長老が述べた原則から離れてしまうように思えます。なぜ同性に引かれるのか, だれが分かるでしょうか。重要なことは, 自分の行動の仕方を制御できるという事実です。大事なのは行動なのです。
-----------------------------------------------
このことから、教会の指導者によれば、
・同性愛者が「生まれつき」か「育つ環境」によるものなのか教会に定まった見解はない。
・いずれであっても、そのような行動を行わないように制御できるのである。
ということです。
私たちの時代に権能を受けた指導者の言葉から考えれば、「生まれつきの独身者」=「同性愛者」と考えるのは若干無理があるのではないでしょうか。同性に心を魅かれる傾向が生まれつきであったとしても、それは行動によって制御できるということを私たちの指導者は教えております。ですから、生まれつきなのはその傾向があるという点だけであり、独身者で通すことを生まれつき定められたとは考えられません。
たしかにギリシャ語辞典にはそのような用法も記載されているのでありましょうが、語学的な解釈と、福音の真理とは分野を異にするものであり、一方が他方にその領域を超えていくことはできないのではないかと思います。
神サマから啓示受けとんのやろ、しっかりせぇや
シーレム山へ百回登って啓示受けて来い
・・・って言いたくなるわねぇ
でも、ちょっと気になるのが、「思ってても行動に出なければ」罪にならないって見解ですね。
マタイの見解とは違うように思えますね。
一貫しているのは、「同性愛の行為は罪である」と言う見解ですね。
但し、現時点ではですね。
モルモン書には「心に思うことでさえ私たちを罪に定める」って書いてありますね。
イエスは「情欲を持って女を見るものは心の中で姦淫を犯したのだ」って言ってます。
モルモン幹部の発言は、彼らの教えている福音からどんどん外れて行ってるのがなんとも・・・
そういや、大阪でパートナーシップ制度が認められるようになったってニュースやってましたね。
・・・
日本では去勢者がいなかったわけではないが、制度として確立した「宦官制度」は記録に残る限りでは存在しなかったとされる。
」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A6%E5%AE%98
制度がなかったのは、もしかすれば日本は女性上位社会だったからか??