[書評]
民主主義の恣意的標榜を指摘 - - 今日の必読書
内藤正典、三牧聖子「自壊する欧米」集英社新書2024年
中東におけるイスラエルとパレスチナの武力衝突は、イスラエルによる激しい軍事攻撃がガザからレバノンに移っているが、この書はこの間の背景を知るための必読書である。
著者は中東の専門家内藤正典と三牧聖子で共に同志社大学の教員。対談形式で解りやすく展開されている。
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ガザの市場がイスラエルの空爆を受け、数十人が殺害された。1年前。nytimes.com 昨今、暴虐をほしいままにしているイスラエルを、末日聖徒はどう考えればよいのだろうか?イスラエルがガザとレバノン、西岸に対して現在行なっているジェノサイドとも称される軍事攻撃は、全く容認できない。世界が憂慮し、抗議の声を上げている通りである。
どう考えればよいのか。一つの答えは、ユダヤ人の改宗者アヴラハム・ . . . 本文を読む
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聖書でペリシテ人と呼ばれる人々はハムの子孫でエジプト人の子孫に数えられ、カフトルの島から地中海の沿岸地方に来たとされています(創10:13, 14)。それはアブラハムがカナンの地に来るずっと前のことです。アブラハムはカナンの地を約束の地として与えられることになりますが、彼はそれまではたどり着いた地に暫時滞在する「寄留者」という意識を持っていました(創23:4)。
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10月7日(土)早朝、ガザ地区を実効支配するハマス*がイスラエル南部を奇襲攻撃しました。千人を超える多数の住民を殺害し、強引に人質を取っています。現代社会にあっていかにもひどい蛮行であると言わざるを得ません。
しかし、日本の真珠湾攻撃の場合もそうであったように、何事にもそれを引き起こさせる原因が背後に隠れています。
それはひとえに1947年イスラエルが建国できて以来とってきた対パレスチナ . . . 本文を読む
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私は若い頃、聖書の約束が実現していると思って、イスラエルの建国を喜んでいました。しかし、イスラエルが国として定着し力をつけるに従って、国土を分け合って暮らすはずのパレスチナ人を圧迫し始めます。
厳しい検問でパレスチナ人を封鎖し、人流と物流を抑制して、分離壁を築くに至ります。さらに、パレスチナ人の領域に住宅を建設し入植政策を推し進めてきました。[イスラエルの入植政策] [分離壁] [ユダヤ人 . . . 本文を読む
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「パレスチナの声を聴く」(オンライン セミナー)を聞いて
9月28日、ウェビナーで組まれたこのセミナーに参加して、UAWC (農作業委員会連盟)のフアド・アブ・サイフ氏とドゥア・ザーイド女史の話を聞いた。これまで関心を持っていても、あまり知らなかったパレスチナ(西岸とガザ地区)の状況を知ることができた。以下断片的なメモから。(UAWC=Union of Agricultural . . . 本文を読む
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短歌風 嘆歌
〇 73年来の ナクバなければ(なくば) かくも酷な 一方的破壊 なかりしものを
[1日前、イスラエルがガザ地区を空爆. Independent 紙]
現在、イスラエルとパレスチナ自治区(ガザ地区)の間に激しい戦闘が交わされている。5月10日以来のことである。双方のロケット弾応酬に始まり、今日14日の報道ではイスラエルが地上軍の導入に踏み切るということであ . . . 本文を読む
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[この3人は右から左横へ母娘、左から中へ母娘(心の)]
最近昼間に放映されている「トルコ版Mother, (Anne)」を見ていろいろ感じることがあり、少しメモしてみた。
トルコは昔観光旅行で通り過ぎたくらいで、あまり知らない。ドラマの場面に制約された印象でしかないが、思ったよりも西洋の世界であることに少し驚いた。人々の体格や容貌が西洋人である。家屋が立派で調度品、インテリアの様子が上流か . . . 本文を読む
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パレスチナ人の窮状を聖公会の牧師が訴える
・・ナイム・アティーク著「サビールの祈り」
著者アティーク عتيق はガリラヤ湖から少し南、ヨルダン川沿いの町に生まれたパレスチナ人キリスト教徒で、エルサレム・中東聖公会の司祭である。彼自身1948年イスラエルの占領によりナザレに難民として移住を強いられている。アティークはその境遇にあって読者に証言し訴えている。サビー . . . 本文を読む
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[1948年郷里を追われるパレスチナ人、難民キャンプの模様]
板垣雄三の記事「ナクバの奈落の底」(「世界」2018年7月号)を読んで、改めて現在中東で進行している不条理を直視することになった。ナクバ النكبة とは70万人におよぶパレスチナ人がイスラエル建国を境に住んでいた土地を追われ難民となった、その大惨事のことである。
何度かの戦争や戦後の調停を . . . 本文を読む
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