[聖書で不正義を正当化]
実際は奴隷制の正当化は長い年月をへて固まっていったもので、特定の一つか二つの出来事や発言を引用して説明がつくものではない。常に議論が戦わされていた。
1 紀元後について見れば、黒人はハムの子孫であるという考えが紀元200年から600年に遡ることができる。
2 意外なことに12, 13世紀までに奴隷制は北西ヨーロッパで実際上なくなっていた。
3 ヨーロッパ人 . . . 本文を読む
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ユタ大学でヘブライ語、聖書、末日聖典について教えたデビッド・ボコボイは、著書「旧約聖書の編集過程」(2014年)の中で末日聖徒の間に聖書の「高等批評」(or 「歴史的、厳密な研究」)を受け入れている人たちがいると述べている。これは聖典を常に字句通り受けとめるのではなく、批判的な視点で吟味しながら読む会員の存在を認めるもので私は注目した。これらの人々は聖書学の研究成果を取り入れ、聖典に現代人の視 . . . 本文を読む
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[D.Todd Christopherson and David Bokovoy]
2016年12月7日、D.トッド・クリストファーソン十二使徒は、米議会図書館で行なった講演で「モルモン書の内容と今日受けている評価」(仮訳。原題は “America reads” and the Book of Mormon)と題して話し、今日アメリカ各地の大学でモルモン書を内容面から講義するクラスが出始めて . . . 本文を読む
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[写真はR.L.ブッシュマン。モーセ書、アブラハム書は偽典と語る。2017年、於ユタ州立大学.]
LDS教会では4年毎に旧約聖書を読むが、いつも最初の7週は「高価な真珠」の「モーセ書」から読んで、創世記から読むことがあまりない。「モーセ書」は実際は、「ジョセフ・スミス訳聖書」と符合し、同一内容・同一の性格を持つ文書である。創世記を一部大きく膨らませた「モーセ書」をどう受けとめればよいか思案 . . . 本文を読む
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