[注目した言葉] 「教会は世界で礼拝堂と神殿の建築攻勢をかけている」

 [これでもコンパクト化した礼拝堂] この8月入手した「モルモン教会の植民地性から解放する」（ジナ・コルビン、ジョアナ・ブルックス編、ユタ大学出版、2018年）は、副題を「脱植民地性を果たしたシオンを目指す」として、12の論文を掲載している。マオリ、アメリカ先住民、黒人、ラテンアメリカ系、中国系アメリカ人など少数派民族の教会員の声を載せていて、大変読み応えがある。 　まだ読み始め . . . 本文を読む

教会、「モルモン」という呼称を使わないように求める

   ８月16日、ネルソン大管長は改めて教会の名前にも、教会員を指す言葉としても「モルモン」という名称を使わないよう、教会内外に求める声明を発表した。あくまで教会の名前は「末日聖徒イエス・キリスト教会」であって、略称 “LDS Church” も使わないように求めた。 　教会のサイト mormonnewsroom.org に掲載された「用語使用手引き . . . 本文を読む

「日本の末日聖徒人物誌」(仮題)執筆途中報告と感想

[英語で人物誌は "Who's Who."] 　人物誌の構想を具体化しようと2017年春頃書き始めて、1年半くらいになろうとしています。現在、500名強のプロフィールを書き終えて、仕上げの段階に入りたいと思っています。(伝道略史、役職経験者のリストなどを含む)。 　聖徒の道やリアホナ、各地のステークが出した記念誌から、日本の教会を築き上げてきた人物を抽出して「あいうえお順」に記載しています（日 . . . 本文を読む

意訳が自然な例、列王下5:21, 22

  エリシャの従者ゲハジが、ナアマンの持って来た贈り物を貰おうとナアマンを追っていく場面である。（エリシャは断って受け取らなかった）。追いついたゲハジを見てナアマンが言う。   ヘブライ語 ナアマン：　「ハシャローム」הֲשָׁלֹֽום（「平安（ですか）」(ハは疑問の小辞) ゲハジ：　　「シャローム」שָׁלֹ֗ום（「平安（です）」   欽定訳英語聖 . . . 本文を読む