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[ニュース] ジナ・コルビン、破門を免れる

2018-12-20 23:16:35 | モルモン教関連

 [Gina Colvin. 本人のblog から]

本日、12月20日ニュージーランドの進歩的論客ジナ・コルビンは教会(ワード)の懲戒会議で、「不問」という結果を知らされた。インターネット上(フェイスブック)で大勢の教会員からよかったね、と驚きを伴った喜びや祝福の声をかけられた。

マオリとヨーロッパ人の血を引く彼女は、カンタベリー大学でジャーナリズムのPhDを持つ論客で、末日聖徒イエス・キリスト教会内の少数派の声を代表して、論陣を張ってきた。

マオリのような少数民族や性的少数者の立場に立ってその人たちが尊重されるように、人権が守られるように、大胆に歯に布着せぬ言い方で、教会をも批判してきた。女性としてもちろん女性が対等に扱われることを目指してきた。昨年ワシントンDCを中心に全米で「女性の行進」が行われた時、コルビンはこれに参加し刻々とFacebookに報告した。ネットに発言の場を持ち、行動の人である。

また、神学者としての顔も持ち、エキュメニカルな思想に立つ彼女は、他宗を理解し信仰も心も重なっていった。それで今年3月この教会以外のバプテスマを受けた。それは、広い包括的な意味でキリスト者の体(共同体)の一部になりたいという願いからであった。彼女の中では矛盾はなかったが、それが今回の懲戒会議に直結することとなった。

一連の流れは日本では考えられないことかもしれない。ともあれ、彼女が今回不問に付されたことは、私にとっては安堵し歓迎すべきことである。教会としては対処に苦慮しているのではないかと推測する。あるいは保守の手綱を強く引き締め続けるのか、時代に即して弾力的な、末端も参加型の方向に向かうのか、過渡期にあるのではないかと感じている。

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他の情報源 2018.12.20 ジャナ・リエスのG.コルビンへの取材 (英文)



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14 コメント

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よかったですね (落伍者)
2018-12-21 19:52:46
 これは地元の指導者がすばらしい。

活動の本質を見てくれたのでしょうか?

批判されるのが嫌だったのかもしれませんが、人道的な配慮をうれしく思います。

 彼女は 他の教会のバプテスマを受けるとはこれまた大胆なことをされましたね。

そんな人を末日聖徒が受け入れていけばどんどん良い姿になっていくことでしょう。
 
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Unknown (教会員R)
2018-12-22 00:05:07
場合によっては地元の指導者が行う決定のほうが、教会の手引きより強いこともあるのですね。

何はともあれアイデンティティーを保つ保守を含めて、福音の原則を受け入れた上での信仰形態の多様化を認め合うことは、FRP樹脂のごとく教会を強靭にすることは明らかです。
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Unknown (Unknown)
2018-12-22 09:37:32
このブログだって本当にヤバい話題扱わないじゃない。
むしろ火消しに回ってるでしょ。
斉藤由貴の話題とかさ。
息子がモルモン教指導者でオイシい想いしてるのにふざたこと言うな。
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うぅぅんん、今回は アメリカ国内と (たまWEB)
2018-12-22 14:55:47
違って、本部(中央幹部)から破門へという圧力は減じていたのかも。以前のケースの一つではネルソン使徒がその方面の強面の指導でローカル・地域へ伝達していたとか・・・宗紀評議会(懲戒会議)に出席のコルビン
女史はその会が心深く動かされる聖なる経験だったと言ってますな、霊的なだったんでしょう・・・

ヤバイ話題云々だとたまWEBも丸くなってしまったのか・・・
カンファレンス・センター崩壊のビジョンのを見つけてからは(https://blog.goo.ne.jp/yoriissouno/s/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9)、
何事も基本信じやすいのモットーのもと、あまり幹部のこと気にならなくなってしまったとです・・
たとえばこんなんありましたが・・・続きは・・・
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コルビン女史のは(えいご) (たまWEB)
2018-12-22 14:58:18
これ
https://twitter.com/NJWindow/status/1075692927463022592
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あの幼児性虐待夫妻の義父はネルソン使徒だった (たまWEB)
2018-12-23 13:20:56
なんでこのクリスマスの時節にこんなんとお叱りも聞こえそうですが、まぁ、成り行きという不思議な流れに乗っかってぇぇ・・・

あぁぁ~ぁれから(旧掲示板に書かせてもらって)来年で10年に。

今年10月に再度訴えたみたいで。法律面、明るくないので2度も出来るものなのかどうか。今回はデゼレト紙に被告側の姓名が初めて公開となって被告妻の父は現管長とわかり、で、ネルソンさんも被告人リストにあがってるんだと。原告・被告というのは弁護士訴状にある当事者のことで、’被告人’ではないわけじゃね。

記事は無用な訴えといった観点でしょうか??

アメリカでは幼児期虐待訴訟では、サイカイアトリスト・精神分析医によって’false memory’ということで、たいてい訴えは敗訴となり、まぁ、悪く言えば虐待者側に罰せられぬよう有利に働くよう精神医学者・学識者らの見識が先例にして、そのため学者ら総動員として用いられてきたみたいな話なんではと、ついつい勘ぐりたくなる気が・・・

だっからさぁ、たまWEBに言わせれば疑えとは言わないけど、教会幹部を現人神のように絶対だとか崇拝のようにしたりいかんぜよと言いたい気が・・・裸の王様にしたり要素なきにしもだったりもいかんぜよと・・・

前にあるワード・前ビショップさん、ネルソン使徒が来日の集会で前列に息子夫婦が幼子づれで座っていて、息子たち握手できた、そして孫が使徒に抱いてもらったとかで嬉々と発言してましたが・・・まぁね、それはそれで知らぬが・・・

ヒンクレー、モンソンそして現管長と家族の一員から罠にはめられて、悪のパワーが入りこんでの共通項が・・

ま、この件がそのたまWEBとしてはヤバイ感のある話でしたん・・・URL等は次に・・
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URLなどは・・・ (たまWEB)
2018-12-23 13:26:31
「ソルト・レークの近郊バウンテフル市で、ある夫妻(妻の父は、当時、1970年代、使徒)が、近隣の子供たちのベビー・シッターをしていた。ある時、子供を預かってもらっていた母親が、バスルームでわが子と他の子とのセックス行為を発見、これが端緒に。

子供たちから聞いたところ、タッチ(触れる、さわる)・パーティーで、ポルノ・ビデオを見せられたり、薬物注射をされ、痛みをやわらげるためか、おとなしく
・・・」
https://blog.goo.ne.jp/yoriissouno/e/75fcbef727b35309f93f82d32fb131b8
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URL デゼレト紙・・・ (たまWEB)
2018-12-23 13:33:58
https://www.deseretnews.com/article/900034840/bountiful-couple-denies-decades-old-allegations-of-abuse.html

https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%22president%20nelson%22%20sued%20miles
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URL///sono3 (たまWEB)
2018-12-23 13:38:44
幼児虐待性的 false memory
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E5%B9%BC%E5%85%90%E8%99%90%E4%BD%93%E6%80%A7%E7%9A%84%20%20%22false%20memory%22
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Unknown (Unknown)
2018-12-23 17:08:01
世界の三大不可能なミッション
1.ニューヨークで無実の黒人を射殺した白人警官を有罪にする
2.ソルトレイクでモルモン幹部の性犯罪を告発する
3.ジョン・ウィックの車を盗んで逃げきる
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