
このブログ記事 9/16「質問がある時、研鑽を積んだ学者に問う」に対する26日付けコメントに注目すべき提案があったので、ここに取り上げさせていただくことにした。(一部編集。ガラガラポンとは、複雑になってしまった問題を一度ゼロにして考え直してみること)。
1 教会員Rさん:
「教義と誓約89章(一部)はこうですよね。熱い飲み物(紅茶とコーヒー)は体や腹のためにならない。」
「主の語った、体や腹のためにならない、とは直ちに有毒であるという意味ではなく、単に栄養分がない。有意義なものではない(従ってそういうものばかりで腹を満たせばいずれ健康被害になるだろう)というくらいのニュアンスではないかと思われます。」
「ブリガムヤングは熱き飲み物について、当時はコーヒーと紅茶を指したと妥当な見解を述べていますが、ついでに『体や腹のためにならない』から転じて直ちに有害であって禁止するべきだと決めたところに解釈ずれの問題があったんじゃないかと思われます。」
「そして時代が下って緑茶が入った。 コーヒーや緑茶はカフェイン濃度が高くて依存症になりやすく、そういう意味で避けた方が賢明なのかも知れませんが、潔癖症の日本人特有の拡大解釈で同じ茶葉だからという理由で、カフェイン濃度が低い(従って依存症になりにくい)ウーロン茶や番茶なども一緒くたに禁止することを推進している。このように問題の上に問題をこじらせたのが現状なんだと思われます。」
「かくなる上はガラガラポンをやって、現代医学の常識と教義と聖約89章の原文のセットで解釈のリセットを行う時代が来ているのだと思われます。」
2 オムナイさん
「ガラガラポン賛成です。元々初期の聖徒たちに向けての啓示ですから、現代の環境と個人の状況にマッチさせて理解すべきものですからね。」
「コーヒーはcaffeineの語源ですからカフェインの濃度が高いのですが、緑茶・紅茶・烏龍茶ともさほど高くありません。1/5くらい。白人はカフェインに耐性が少なくカフェイン酔いを起こす人が多いのです。それに対し、アジア人はカフェイン酔いをほとんど起こしません。白人にくらべ緑茶や紅茶、コーヒーでさえも眠れなくなる人は少ないはずです。」
[主宰者コメント] ハワイや本部のあるユタ州など、外国におけるLDS教会で緑茶を健康によい飲み物として飲用していることがあるとすれば、白紙に戻して納得できる状態を実現すべきであると思う。
末日聖徒は,ビールのようにアルコール分がもっと少ない飲み物と「ぶどうで造った自家製の純粋なぶどう酒」については,もっと穏やかな対応をしました(教義と聖約89:6参照)。
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カフェインに耐性のない白人はアルコールにはメチャクチャ強い耐性を持っています。
おそらく当時の人は低アルコールの飲み物を飲んでもケロッとしていたでしょう。
つまり、最初の飲み物に関する禁止規定はジョセフ・スミスや周辺の人々の体験に基ずいていたと思います。
コーラなどのカフェイン飲料の問題もありますし、「熱き飲料」の定義を再検討しても良いかも。
最低でも「コーヒーと紅茶」と翻訳し烏龍茶や緑茶は飲む会員もいることを具体的な運用実態を新会員にも教えたほうが良いかと思います。
上のリンクの
啓示では,強い飲み物は「良いとされず」とだけ言っています。たばこと熱い飲み物を禁じるために述べられている説明も同様に簡単なものです。
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禁止規定ではなく、むしろ多くの文字を割いてある肯定的な食生活、霊的部分を強調してもらいたです。
何か月も待って診察を受けました
その時にわたしは「緑茶、コーヒー、紅茶は飲まないように・・」との注意を受けました
わたしはもう10年以上もどれも飲んでいませんでしたから
そう言うと・・・珍しいですね!と言われました
中国の漢方医にも同じことを言われました
自分の測り知れない所での神のご意図を感じ、感謝しました
わたしがずっとこれらを飲み続けていたならどうなっていたか分かりませんが
緑茶などは体に好い飲み物として受け入れられていますので
わたしの知り得ないところで、戒めに従うことによって救われた気がしています
酒、たばこなども同様に捉えています
難しい事はわかりませんが、主の戒めはそういう物であろうかと・・
酒やたばこを知らなければ救われた方が沢山いただろうと考えます
これからも神の戒めには従順にしたがって行きたいと思います
お話を蒸し返して申し訳ないですが、「神殿面接」に関してはどうお考えなのでしょうか?
「お茶を飲んでてもOKです」とビショップやステーク会長が言うとお考えですか?
嘘をついてすり抜けるのですか?
教会員Rさんも、神殿面接の時に、持論を述べて、「私はお茶を飲んでます」と言うのでしょうか?
私も、かつては、神殿面接をする側に成ったことが有りますが、する側に成ると、そう簡単に「持論」では出来ません。
例えば、ビショップが「OK」と言って、サインをして、それを持って、ステーク会長のところに行く、そこで、同じように「お茶を飲んでます」って言う。たぶんNG
その後、ステーク会長はそのビショプに、「どうしてお茶を飲んでる人に神殿推薦状を発行したのですか?」とフィードバックされるでしょう。
ガラガラポン、と茶飲み話で言うのは簡単ですが、実際にはそんな単純には行きません。
日本中のステーク会長とビショップの「解釈変更」が無ければ実現しない話です。
たぶんその上の方から指示が無いと変わらないでしょう。
1921年に,主は,すべてのアルコール飲料,コーヒー,茶,たばこを完全に断つことによって文字どおり「知恵の言葉」に従って生活するよう聖徒たちに呼びかけるように,ヒーバー・J・グラント大管長に霊感をお与えになりました。今日,教会員はより高いこの標準に従って生活するように期待されています。16
末日聖徒は,「熱い飲み物」とはコーヒーと茶を指すと理解しています。19 啓示では「熱い飲み物は体や腹のためにならない」と説明されています(教義と聖約89:9参照)。
https://history.lds.org/article/doctrine-and-covenants-word-of-wisdom?lang=jpn
神殿推薦状の面接で尋ねられる質問は、10番目に「あなたは知恵の言葉を守っていますか?」とあります。それに対し、私が面接を受ければ、「はい、守っています」と答えるでしょう。
1992年の質問表を記したサイトでは、質問文から逸れてはならない、とあるので、摂取しないように勧められている項目について個々に聞かれることはないと思っています。
http://www.lds-mormon.com/veilworker/recommend.shtml
貴重な証をありがとうございました。貴重な情報でもあります。
教会員Rさん
オムナイさんご紹介のサイトにも、「コーヒーと茶」と書いてあります。
これはほぼ教会の公式な姿勢と捉えるべきでしょう。
紅茶とはどこにも書いていません。
もし、教会が「紅茶」と特定すべきだと言う考えなら、「紅茶」と翻訳するでしょうね。
>神殿推薦状の面接で尋ねられる質問は、10番目に「あなたは知恵の言葉を守っていますか?」とあります。それに対し、私が面接を受ければ、「はい、守っています」と答えるでしょう。
ありがとうございます。
要は、酒飲んでても、タバコ吸ってても、「知恵の言葉は守ってます」と自己申告すれば良いだけなんですね。
よくわかりました。
今後ワードでは、その様に伝えます。(笑)
不思議なことにアメリカでも日本でも烏龍茶は飲むモルモンが少なからずいます。
私もそうだし、同じワードの指導的立場の会員もそう。
息子三人を宣教師に出した扶助協会の会長もウチはコーラはダメだけど烏龍茶は良いことにしてるの。だって飲むものなくなるから。
だとか。
やっぱりね。「日本茶」という文化が思い込みの原因なんでしょうね。
「お茶断ち」という願掛けも影響しているかも。
日本人以外だと緑茶を飲んでいる実態がある以上、現状でも統一規格からは外れているでしょうねー。
そんなのでハラールと同列に語られたらイスラム教に失礼だと思いますね。
あとね、知恵の言葉を見直す時期だとか言ってますけど、ここの人たちは自分から見直し活動なんて絶対しませんよ。だれか権力を持ってる幹部がそう認めてくれるのを延々と待ち続けるだけ。