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「CES書簡」の著者、退会する

2016-04-21 00:27:22 | モルモン教関連


2013年4月、CES(教会教育部 Church Education System)部長宛に長文の書簡を書いたジェレミー・ランネルズが、この4月17日(日)、lds教会から退会することを申し出た。宗紀評議会に召喚され、破門に直面して逆に退会の意志を表明したのであった。問題となったこの書簡は様々な質問や気がかりになることについて、回答を求めた質問状(2015/3/31更新)であった。

 そこには次のような重い問題が列挙されていた。モルモン書にまつわる問題、モルモン書の翻訳、最初の示現、アブラハム書、一夫多妻、神権の回復、神殿とフリーメーソンなど、13の項目その他で84頁に及んでいる。全文をhttp://cesletter.com/Letter-to-a-CES-Director.pdf で見ることができる。

 ジェレミー・ランネルズ(Jeremy Runnels)は、カリフォルニア州南部生まれのモルモン第六世代の男性である。イーグルスカウトになり、帰還宣教師で、神殿結婚をして生涯教徒として暮すはずであった。ところが2012年に信仰の危機に直面し、その夏信仰の変節を遂げた。そんな2013年春、あるCES部長が疑問や気がかりなことがあれば言ってほしいと語りかけてきたので、質問を書いて送った。部長はよく書かれている、返事を書こうと言ったが返事が来ることはなかった。このいきさつが手紙の内容と共にネット上に急速に広まることとなった。

参考
cesletter.org/教会教育システム監督への手紙 (和訳が読めます cesletter.org へ行って、PDF.日本語 をクリックします。)


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138 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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『退会』ですか? 検索すると (ジョン・ドゥ)
2016-04-21 07:32:25
『破門の危機に直面している(faces excommunication)』と、穏やかならぬ言葉がでてきますが?
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Unknown (教会員R)
2016-04-21 07:51:40
まじめな人ほど内側からは信仰がないと非難され、上から圧力をかけられ、外側からは馬鹿にされて辞職に追い込まれたのではないでしょうか。

 こういう方は退会しないで留まってもらいたかったですね。

モルモン書の史実性、モルモン書の翻訳、最初の示現、アブラハム書、一夫多妻、神権の回復、神殿とフリーメーソン

これらは賛美抜きで等身大のジョセフスミスを理解してもらった(ほとんどの原理主義タイプの人はひどくがっかりするだろうが)上で、それでもジョセフスミスは神に選ばれた初代の預言者であると大管長会に直接証ししてもらいたいですね。 それから福音は今も回復中であることも強調してもらいたいです。

13の質問は真面目なモルモンならいずれ誰でも行き当たる信仰の壁であるから、なおさら模範を示してもらいたいです。
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結局は破門と変わりませんが (NJ)
2016-04-21 09:42:33
ジョン・ドゥさん、

破門に直面し本人の方から教会を破門する、として退会を表明したようです。
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なるほど・・・ (ジョン・ドゥ)
2016-04-21 09:59:56
彼のほうから「教会を」破門したわけですね。

状況がわかりました。ありがとうございます。
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まじめと原理主義 (ジョン・ドゥ)
2016-04-21 10:01:06
Rさん

>まじめな人ほど内側からは信仰がないと非難され

って言うけれどもね、ちょっと待って欲しい。
あなたの言う「まじめな人」ってどういう人?

私は10代のころに改宗して、伝道にも出たし、神殿結婚もしたし、指導者を支持し、戒めも、教会で教えてることも全部ちゃんと守ろうと努力していた。

当時はインターネットもなく外国にもおいそれと行けず教会で教えられる事以外に、回復された福音に関する情報は無かったわけだ。その情報を英語から日本語に一生懸命翻訳してくれた教会職員の一人がNJさんであるワケだけど。

当然、そこに書かれてあることを疑うことなく素直に信じたし、行動に移したよ。「行いによって信仰を示す」と教えられてきたからね。ところが時々「うーーん、これはどうかなぁ」と思うことを指導者が言うんだよね。そんな時、これは指導者が間違っているのか?自分の理解が足りないのか?と悩むワケよ。そういう時どうしたか分かる?

以前オムナイさんがこう言ったのね「それが正しいかどうか確認が持てないときは、まず実際にやってみる、そうすればだんだんと指導者が正しい事が分かってくる」とね。まぁだいたいみんなオムナイさんと同じようなことをやって来たし、そう教えてきた。

宣教師に会って、なんか良いこと言ってるから信じてみようかなと思い、バプテスマを受けて、教えられたことを素直に受け入れて、そのとおり行なっていたんだよ。

これって「まじめな人」じゃないのかい?少なくとも私がそうやっていた頃は「内側からは信仰がないと非難され」たことなんて無いけれども。

それから何年かたって、教会には改善すべき事がある、正さないと行けない事がある、みんなで考えようじゃないか、と言い出すようになったんだけど、その途端に「信仰が無くなった」「反モルモンに影響されてる」「悪口を言うなら教会から出て行け」と言われるようになったんだよね。

当時は別にそれほどキツイ批判をしていたわけじゃない、このブログでNJさんやRさんが言ってることの半分程度も批判してないよ。言葉を選びながら、気を遣いながら教会員のメーリングリストで発言したものだよ。モルモン教会員には多様な意見を受け入れてくれる寛容さがあるはずだと信じていたからね。まぁ実際は無かったんだけど(笑)。

ところであなたは、私が信仰を持ってると思うかい? 「無い」と思うだろ? そう言うものなんだよ。自分の信じているものに同意してくれなかったり批判されたりすると、あいつは信仰が無いんだって思うんだよ。特にモルモン教会員はその傾向が強いよねぇ。


>ほとんどの原理主義タイプの人はひどくがっかりするだろうが

あなたは何でもモルモン教会の問題を「原理主義」で片付けようとするね。これはあなた自身の中で今後のトレンドになっていくのだろうか。以前は教会の問題を何でもかんでも「反モルモン」のせいにする人がいっぱいいたけどね。

がっかりする人がいたとしたら、それはモルモン教会が教えてきたことと事実が違うからで、信頼を裏切られたからだよ。それを原理主義とは言わないね。たとえば、あなたの結婚相手が実は昔から今も肉体関係を持っている別の相手がいたとしたら「このウソつき、裏切り者!」って怒るだろ。

その結婚相手に対して「原理主義的な人だからひどくがっかりしたのだ」と言うのかい? それとも「身辺整理は今も途上でありこれは永遠に続くことを理解していない」と言うのかな? あなたの言ってることはそれと同じなんだよ。
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PDFにさらっと目を通した感想です (ジョン・ドゥ)
2016-04-21 14:39:02
一口で言うと、モルモン教義のツッコミどころ総集編、あるいは集大成と言ったところですか。とにかく情報量は膨大です。

この文書に近い日本語で書かれた資料と言えば、NJさんや豚さんの旧友(?)で、元インスティチュート教師であった某氏のサイトになると思いますが、この文書の方が最近作られたこともあり、より詳細かつ大量の内容で、かつ端的にまとめられています。

私の英語力が足りないので読み取れ無いのかも知れませんが、モルモン批判側、モルモン擁護側双方の文書ににしばしば見られる皮肉や揚げ足通りのような表現は見られず、それぞれのテーマについては事実を整理して箇条書きにし、これはどういうことですか? という簡素な疑問文を並べるという書き方で統一されています。

そのような質問がこの文書内に大量に盛り込まれているのですが、実は全ての質問には、たった一つの回答で返事ができてしまうんです。それは『末日聖徒イエス・キリスト教会が教えていることがウソ、または作り話である』と。

なのでこの文書は純粋な疑問集ではないのです。明らかに教会が間違っているというこれだけの証拠があがってるんだ、言い逃れはできないぞ、教会はどうするつもりだと、迫る内容なんですね。ルターがカトリック教会に対して掲げたアレと同じですよ。作者は確信犯なのです。

文書の内容はNJさんのブログ読んでいるような人たちには既知の情報もありますが、初めて聞くこともたくさんあると思います。たとえば Kinderhook Plates なるものの存在は始めて知りました。

モルモン教会の熱心なファン、あるいはサポーターの方々は読まないほうが良いかもですが、自分達の教会にはどれくらいツッコミどころがあるか知っておきたいのなら読まれたほうがいいでしょう。

まぁ以下のページにある駄文よりは100倍役に立つのは確かだと思います。
http://www.geocities.jp/waters_of_mormon/FAIRJ/Hard_Questions_j.htm
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「誠実な異見」 (オムナイ)
2016-04-21 15:20:23
オークス長老の大会説教にリンクするものを感じます。

PDFだとグーグル翻訳でファイルを取り込むことである程度読めました。

科学と信仰の対立とは伝統的なキリスト教はとっくにくぐり抜けてきた問題のような気がします。


モルモンは後発なだけにこういった事象も多いのでしょうか。

わたくし自身も信仰の危機を迎えた時期はありましたが、NJさんの記事や護教サイトのおかげで信仰を見つめ直すことができました。

とはいえ、アメリカの保守的キリスト教では創造論や聖書無垢主義に傾倒するクリスチャンも少なからずいるようですから、モルモンもまた原理主義的なまま信仰を続ける人々もいいるのでしょうね。

宗教や信仰は自ら見出し極めるもの。
教育部の部長に聞いて返事がなかった。。。甘えた信仰というか借り物の光の信仰というか。。
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真実を見なければ悩むことは無い (ジョン・ドゥ)
2016-04-21 15:36:29
>宗教や信仰は自ら見出し極めるもの。
>教育部の部長に聞いて返事がなかった。。。
>甘えた信仰というか借り物の光の信仰というか。。

退会に至る経緯も、この文書も全く読んでない人ならばこそ口にできる、堂々たる発言ですね。末日聖徒の大神権者の模範だと思います。

あなたはそれで良いと思いますよ。教会を批判する連中には深く関わらず、表面的な部分だけ見て「どうせこういう事なんだろ」と判断し、深く考えず、定員会のピクニックの予定を話し合いながら神の御業に携わっていると実感し、ネットから外部の人がモルモンを褒めている言葉を見つけてはコレクションして、暇つぶしにYahoo知恵袋でモルモンへの質問に回答する・・・

実に平和で穏やかな人生ですね。福千年も近いんじゃ無いでしょうか。
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読解力不足 ()
2016-04-21 15:46:22
>教育部の部長に聞いて返事がなかった。。。甘えた信仰というか借り物の光の信仰というか。。


それが、下記の文章の解釈ですか?

>そんな2013年春、あるCES部長が疑問や気がかりなことがあれば言ってほしいと語りかけてきたので、質問を書いて送った。部長はよく書かれている、返事を書こうと言ったが返事が来ることはなかった。


この文章を読む限りですが、ジェレミー・ランネルズさんが部長に聞いたんじゃないですよ。
部長の方が語りかけたって書いてるでしょ。

自分の方から言い出しておいて、いざ質問が来ると「返事を書こう」と言っておきながら、結局は返事を書かなかったと言う不誠実な部長さんの態度が有った。

もし、誠実な人間なら、もっと真剣に考えて、自分なりの考えを書くでしょ。でもね、この部長さんは何も返事しなかった。

ポイントはここんとこですよ。
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すごい事を勝手に決めてる ()
2016-04-21 15:51:54
>科学と信仰の対立とは伝統的なキリスト教はとっくにくぐり抜けてきた問題のような気がします。


全然くぐり抜けてなんかいないでしょ。

現在のキリスト教が、科学と宗教の問題にどんな結論を出したんですか?

そもそも、キリスト教と言っても、宗派によりかなり考えが違うのに、味噌も糞も一つにまとめるって、すごい独断ですね。
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