沼津西高校サッカー部

沼津西サッカー部の活動を報告します

感謝

2020年07月01日 | 日記
「感謝」の気持ちというのは、本当に大切なことだと思います。
「当たり前」の対義語が「感謝」です。
「当たり前」とはあることが常のもの。つまり対義語は、あることが常ではないということです。
あることがないもの つまり ありがたきもの
すなわち「ありがとう」の感謝の気持ちです。

「感謝」の気持ちを持ち続けるのは、なかなか難しいことです。
なんとなく生活していると気づかないことがたくさんあります。
子どもの頃から、大人に「感謝しなさい」と教えられてきたと思います。
いろいろな本にも「感謝しろ」と書かれていたりします。
「感謝しろ」といわれても「どうやって感謝する気持ちになれるのか」と教えてくれる人はいません。
どうやって感謝することができるのかわからない人に、「感謝しろ」といっても伝わらないのです。

調べてみると、

お釈迦様は、「知恩」、「感恩」、「報恩」の3つを教えられています。

「知恩」とは、自分が支えられていることに気が付くことです。
「自分は、誰にも頼らずに生きている」と思っていても、間違いなく自分だけの力では生きていません。必ず誰かの助けを受けています。

自分がいろいろな人や物に支えられていることを知れば、「ありがたいな」「うれしいな」と感謝の心がわいてきます。
感謝ができないのは、そもそも自分が受けている「おかげ」を知らないからです。
だからまず「知恩」(自分が支えられていることを知る)が最初です。
支えられていることを知れば、ありがたいなと感謝の気持ちがわいてきます。これが、感恩ということですね。
ありがたいなという感謝の気持ちになると、「自分を支えてくれた人のために頑張ろう」という気持ちになります。これが報恩です。
知恩から感恩、感恩から報恩とつながります。

まずは、知恩が出発点ですから、様々な支えを受けていることに気づくことから始めましょう。

サッカーができる喜び、
学校生活を送れる喜び、
普通に生活させていただける喜び、
教えていただける喜び、
考える機会を与えていただける喜び、
仲間がいる喜び、
叱ってくれる喜び

たくさんのおかげがあります。
気づかないで、わがままな主張ばかりしているうちに、周りはいなくなります。
自分が中心にいるつもりでいたら、仲間はいなくなっていきます。
陰で文句言ってばかりいたら、自分が言われている存在になります。

そこに気づくのがいつかで、未来は変わっているかもしれません。