今日は、卒業式でした。
沼津西サッカー部として、初の高校選手権ベスト16進出、インターハイベスト16を達成したチームです。
彼らは、サッカーだけでなく、朝、校門にたち挨拶運動をする。学校中のトイレを掃除してまわる。
行事において、リーダーとなり活躍する。
本当に、沼西プライドを表現してくれました。
私も何度も頼もしく、嬉しく思いました。
また、保護者の方は、毎試合どのチームより多くの方々が応援にきて、チームを励ましてくれました。時には、ずれた選手たちに大切なことを指導してくださいました。本当にファミリーの力を感じるチームでした。
大学受験。これは、人生にとって分岐点の一つです。特に一般入試や国公立大学を目指す沼西の選手たちにとっては、本当に大切な分岐点の一つであると思います。
大学入試改革がはじまり、今の高校生や保護者の皆様には、大変なことが多かったことと考えます。
しかし、そのような辛く感じる時期だからこそ、サッカーを通じて得た力を発揮することができると思います。
逃げたい、辛い、甘えたい、楽したいと考えることもあったでしょう。
でも、負けるもんか。諦めてたまるか。挑戦してやる。この気持ちが自分を奮い立たせたこともあったでしょう。
そして、合格発表という結果が見えてきます。
ここで、本当の力が試されるんではないでしょうか。
勝負の世界では、間違いなく白黒がつきます。人生がかわる勝敗もあるかもしれません。ですが、その勝敗がすべてなのでしょうか?
今まで取り組んできたこと、これからの未来。すべてが違うことになってしまうのでしょうか。
私は、そうだとは絶対に思いません。
私自身、幾度の苦い経験をしてきました。しかし、目標のため、積み重ねることをやり続けてきました。そして、常に感謝の気持ちを忘れないようにしてきました。
そして、未来ある選手たちに関わるならば、それを自ら行動で示すことを意識してきました。
それが、沼津西が掲げる「応援されるチーム」です。
18歳になり、旅立ちを迎える彼らは、それをどのように考えることができているのでしょうか?
世界では18歳で、自立し、活躍する選手はたくさんいます。彼らのように、成長して、自立した男になるためには、伝えなければいけないことがあると思いました。
保護者の皆様には、多大な不快な思いにさせてしまったこと、深くお詫びします。
しかし、未来ある彼らだからこそだと思う気持ちを少しでも理解していただけたらと思います。
本当に、ご卒業おめでとうございます。
彼らの今後の素晴らしい活躍を、私は信じています。