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つばさの森に生活介護事業が整備されます/重症心身障がい者など20人規模

2021年12月21日 | 市政・議会・活動など

「草加市社会福祉サービス事業所 つばさの森」で生活介護事業を提供するための条例改正案が、12月議会で可決しました。

 

草加市では、平成29年度に待望となる「生活介護事業所 そよかぜの森」が開所しました。しかし、利用者の増加や障がい者の高齢化・重度化にともない、すでに今後の受け入れが厳しくなることが懸念されていました。そのため、新たな受け入れ先として、隣接する「つばさの森」で重症心身障がい者を含めた生活介護事業が整備されることになりました。非常に重要な判断です!

なお、生活介護事業を整備するために、「つばさの森」で実施していた就労移行支援事業は廃止されます。就労移行支援事業をはじめた平成24年度当時は市内唯一の施設でしたが、現在では市内6か所まで広がり民間事業所が充足してきたことから、「つばさの森」の同事業利用者は減少傾向にありました。

※「草加市社会福祉サービス事業所 つばさの森」「生活介護事業所 そよかぜの森」は、草加市社会福祉事業団が運営する施設です。

 

■事業規模

草加市によると、新たに整備される生活介護事業は、「そよかぜの森」の重症心身障がい者の利用スペースを参考に約150㎡程度の規模を想定しています。定員は、現在のところ20人程度を想定していますが、今後の利用希望者の状況によっては増員等も検討していく予定とのことです。「そよかぜの森」では利用者19人に対して、看護師を含めて職員13人体制で運営しているため、同程度の人員配置を見込んでいるとのことです。

 

■事業移行スケジュール

生活介護事業の整備スケジュールは下表の通りです。就労移行支援事業が令和5年3月31日(令和4年度末)で廃止され、令和5年4月1日(令和5年度)から生活介護事業がはじまります。ただし、令和5年度からは、施設改修に影響のない範囲での受け入れに限られます。

施設改修をともなう重症心身障がい者の受け入れについては、令和4年度から6年度に計画や設計を実施、令和7年度の改修工事を経て、令和8年4月から事業開始の予定です。

 

 

■生活介護事業が始まるまでの臨時対応について

新たな生活介護事業の整備を期待する一方、重症心身障がい者の受け入れが実際にできるのは令和8年度。まだまだ先です。

それまで、そよかぜの森だけで対応しきれるのか?が懸念されます。この点について議会で質疑しました。

市によると、重症心身障がい者の受け入れが開始されるまでの間に「そのよかぜの森」が定員を満たした場合は、近隣にある「総合福祉センターであいの森」(草加市社会福祉事業団運営)の地域活動支援センターで、おおむね5人程度であれば対応可能とのことでした。

 

ようやく生活介護事業の拡充策が決まりました。重症心身障がい者の入所施設や、まだまだ不足している障がい者施策をこれからも求めていきます。

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