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自然教室についての調査

2011年07月11日 | 市政・議会・活動など
草加市の自然教室について調査しましたので報告します。

草加市では毎年夏に、小学5年生と中学2年生が自然教室で「奧日光自然の家」へ行きます。(私も行きました)
しかしながら、同施設は昭和40年頃に建てられたために老朽化が進んでおり、市では建て替えや移転等を検討しております。この点について調査しました。


①奥日光自然の家の現状
奥日光自然の家は8つの棟があり、すべて昭和39年~42年の間に建設されました。
平成17年におこなった耐力度調査では、構造面や保存面で、腐食や劣化があるものの比較的良好などの評価もされておりましたが、実情、修繕費用が年間2,600万円程度(平成22年度)かかっております。その内、ボイラーの取り替えなど緊急修繕が280万円程度かかっており、いたるところで老朽化が進んでいる現状が伺えます。


②近隣市の自然教室・林間学校
近隣市では、越谷市が福島県の「あだたら少年の家」で自然教室をおこなっておりますが、三郷市や吉川市、松伏町などでは、学校ごとに違う林間学校等を実施しております。また、川口市では、小学5年生が「川口市立水上少年自然の家」で林間学校を、中学2年生は「川口市立大貫海浜学園」で臨海学校をおこなうなど、自治体によって様々でした。


③移転の候補地、昭和村について
移転等を検討する過程で、今年の夏も、新田小学校と高砂小学校の6年生が、自然体験として福島県昭和村で修学旅行を実施する予定です。福島県ですので放射線量について確認したところ、同市の測定結果は0.10~0.12μSv/hと安定しており、計画通り自然教室をおこなうとのことでした。

「昭和村は病院が近くにないのでは?」との意見が市民の方から寄せられておりましたので確認したところ、候補地からすぐ近くに村立診療所があり、県立南会津田島総合病院までは約20分の距離とのことでした。ちなみに、奥日光自然の家では、最寄りの中禅寺湖畔の診療所まで20分とのことです。


④今後について
「奧日光自然の家は老朽化が進み、現状を維持させることは困難」との前提条件があります。
その上で、同じ敷地に建て替えをおこなうことに関しては「国立公園で建て替えは可能なのか?」「環境面ではどうか?」などの課題が、昭和村についても立地面や安全面、教職員の負担の面など様々な検討事項があります。

今後も、現地視察を含めた調査を、ひとつひとつおこなっていきます。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自然教室 (草加市の小学生の母親)
2011-07-15 00:27:56
自然教室を昭和村で行うとのこと、放射線量はそんなに高くなく安心との事で良かったです。
現地で出される食事の方も内部被曝のないものを選んで子供たちを守ってほしいと思います。
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奥日光だそうです (草加市小学生の母親2)
2011-08-04 19:54:16
新田小の自然教室は今年奥日光だそうですよ。
返信する
草加市小学生の母親2 (佐藤のりかず)
2011-08-24 15:01:02
ご指摘ありがとうございます。
正確には、「新田小と高砂小の修学旅行(6年生)が、自然体験として昭和村を予定」でした。
ブログも訂正します。
なお、両学校とも今回は、昭和村を見送り、それぞれ日光と会津に変更したとのことです。

併せまして、実際に奥日光を調査してきました(詳しくは14日付けブログをご確認ください)。
返信する
安全面 (草加市在中)
2016-08-20 10:59:18
子どもを奥日光に行かせる際、心配と思ったのが安全面です。
迎えに行くにもフェリーを使わなければならない。電波が届かないため病気になってもすぐに電話もかかってこない。
移設には、賛成です。
先生も子どもも保護者も安心して体験させることのできる場を早急に作っていただきたいです。
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