草加市議・佐藤のりかず公式ブログ

公正・共生・多様性による「じぞくまちプロジェクト」推進中!
草加の「知りたい」が分かるブログを目指します

共産党の差別・レッテル貼り「内部文書」と、除籍された中嶋前市委員長の想い

2021年03月01日 | その他
先日、中嶋束(なかじま つかね)氏と久しぶりにお会いしました。彼は、昨年まで日本共産党草加市委員長として市議団問題に対する「党内官僚主義の克服」を訴え続けた結果、2020年11月に党から除籍されました。
彼は当時、病気で歩行できない身体となり、会議などに参加できなくなってしまったため「文書」で意見や方針を党内に出し続けていました。
ところが、党機関は彼の文書を「党規約は会議の場以外の意見は認めてない」として潰し、彼の反論も認めず「分派」で除籍しました。

↓彼に対する明かな障がい者差別を党内に伝えた内部文書がコレです


※文書責任者である日本共産党埼玉東部南地区委員会の苗村京子地区委員長は元三郷市議会議員です。市議勇退後、県議選などに出馬。


歩けない党員に発言権がない党規約
【本文3段落目「また中嶋氏は~」の文書】
中嶋氏は党地区役員や議員に文書配布した根拠を「党規約第5条」に基づく行為だと主張していましたが、地区常任委員会は、党中央に意見や質問などを求められるのは「党の会議」限定で、「文書」は認めていないと明記しています。
日本共産党では、会議に参加できない障がい者や傷病者には発言権が無いと言っているに等しく、明らかな差別主義の人権問題です。


都合よく事実を歪曲
【本文最終段落「中嶋氏いろいろと~」の文書】
私たち3市議が「加害者も被害者も議員辞職させるべき」としていますが事実の歪曲です。
党中央規律委員会が、藤家元議員が起こした不祥事を、①当事者や市議団から直接聞き取りもせず、②司法権もないのに「強制わいせつ」と断定し、③被害者が党内か党外かで党内処分の内容が変わる二重基準を持ち出し、④党が説明しないといけなくなるから最終的に隠ぺいせよという方針を、党機関決定の場もなく一方的に押し付けてきました。さらに、⑤大里議員のパワハラ等の不祥事は、被害者が訴えられない弱い立場であることを良いことに全て不問に付されてきました。それら党機関決定にもはや従えず、私たちは離党届を出しました。
すべてをごちゃ混ぜにして、都合よく事実を捻じ曲げています。問題の本質は、党機関が不祥事を全て隠ぺいしたことにあります。


党自身が隠ぺい事実を証言
上記と同じ行に『「セクハラ問題を公表すべき」との立場に固執した』と書いてありますが、これは事実です。
「野党共闘の大事な時だから」という理由で、加害者を辞職させず隠ぺいする党方針に私たちは反論してきました。党自身が「公表」を絶対許さず「隠ぺい」を押し付けたことを認めた文書です。


離党届提出後の理由で除籍
また、その次の行では、意見の違いで除籍したのではなく、私たちが離党届提出後に「別会派」をつくり「党の打撃と混乱」をあたえ、反省もないから「除籍した」旨の記載があります。
つまり、党規約に「離党できる」と書きながら、本人が意思を示しても離党届を認めず、その後の行為で除籍する自己矛盾を露呈しただけです。


批判はすべて「3市議擁護」派のレッテル貼り
【本文最終段落「中嶋氏いろいろと~」の文書】
最後の2行で「除籍された3市議の言い分で機関批判をくりかえす中嶋氏の行為は、さらに党を混乱させるもの」としています。しかし、中嶋氏は、本人のブログでも書いてある通り「ひとえに党内に発生した官僚主義の克服を願っての」(2021年2月10日付記事)行為です。「3市議擁護」など明らかな印象操作で、彼にとって最も屈辱的なレッテル貼りです。
その他にも、党内で機関批判が噴出している理由を、中嶋氏が裏で操作しているような陰謀説まで党幹部から流されていました。


中嶋氏の除籍撤回意思に向き合うべき
中嶋氏は今でも、除籍は不当であるとして撤回・復党を望んでいます。そして、彼から直接伺ったこの間の経緯は、あまりにも酷い内容です。
彼は病床にありながら、党籍56年・党専従生活40年にわたる人生をかけて必死に市議団問題の解決・官僚主義の克服に向き合っていました。その彼が出した文書の存在そのものを「会議の場以外の意見は認めない」としてペーパー1枚で全否定された時のショックを党幹部の方々は想像できるでしょうか。そして、私たち3市議の見解に少しでも賛同するような意見はすべて「佐藤派」「あの人は3市議に騙された」「分派だ」などとレッテル貼りされ、荻原初男党埼玉県委員長などから「その行動を続ければ処分対象だ」などの圧力がかけられていました。党内でこれほどまでに差別され迫害に近い扱いを受けた状態の中で、必死に党の未来を想って行った行為により「除籍」されてしまいました。


最後に尊敬する中嶋氏の為に…
この記事について、党外・党に戻るわけもない人の話なんで聞く必要ないとおっしゃるのは自由です。私を批判するのも構いません。
ですが、血の通ったあたたかい組織を掲げるなら、党の未来を真剣に考えている彼の除籍撤回に向き合うべきでしょう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 共産党は元草加市委員長への... | トップ | 市議会3会派の代表質問が行わ... »
最新の画像もっと見る

その他」カテゴリの最新記事