草加市議・佐藤のりかず公式ブログ

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小中学校長寿命化計画のパブコメ募集中ー今後20年建てかえ無しか

2020年12月28日 | 市政・議会・活動など
草加市教育委員会では現在、「草加市学校施設等⾧寿命化計画(素案)」のパブリックコメントが行われています。意見募集の期限は令和3年1月20日までです。
この計画は、市内小中学校32校や社会教育施設の長寿命化などを長期にわたって計画するものです。
これまで議会で、計画の早期策定と計画的な学校施設の建て替えを求めてきました。草加市には小中学校が32校あり、仮に3年に1校建てかえても1世紀かかります。厳しい財政状況においても、教育への投資はまちの未来への投資であり、計画的な建てかえが非常に重要です。
今回、長寿命化計画の全体像がようやく明らかになりましたが、下記の通り今後20年間にわたって建てかえが全く行われない内容となっています。


「草加市学校施設等⾧寿命化計画(素案)」の特徴

(1)草加市の独自ルールの導入を検討
・従来型
建設から50年周期で改築を行う
 ⇓
・長寿命化型(草加市独自試算)
学校施設は、これまでの改修工事の実績、築年数、構造躯体の健全度を維持するために重要な屋根や外壁の劣化状況を踏まえ、3 つのグループ分けを行い、さらに「災害拠点施設として機能すべき屋内運動場」を別のグループとすることにより、それぞれの整備手法を決定し、施設整備の平準化を図る。

※長寿命化型(パターン2 草加市独自試算)

草加市学校施設等⾧寿命化計画・素案(概要版)P7より抜粋


(2)学校施設の目標使用年数が80年~100年に
鉄筋コンクリート造の校舎、屋内運動場の目標耐用年数(目標使用年数)を「80 年」に設定。過去の改修工事の実績や長寿命化改良工事を施した場合は更に 10 年程度使用することを基本に。
これにより、目標使用年数が、①RC 造(竣工後 45 年以上)とS 造の場合は「80 年」、②RC 造(竣工後 30 年以上 45 年未満)は 「90 年」、③RC 造(竣工後 30 年未満)は「100 年」に。

※学校施設の目標使用年数

草加市学校施設等⾧寿命化計画・素案(概要版)P18より抜粋


(3)今後20年間、建てかえ無し
草加市独自試算に基づいた結果、令和22年度末まで学校の建てかえや改築が全く行われない計画となっている。

※⾧寿命化型の維持更新コスト(草加市独自試算)

草加市学校施設等⾧寿命化計画・素案(概要版)P11より抜粋


⇓パブリックコメントの詳細はコチラ
草加市教育委員会ホームページ[草加市学校施設等長寿命化計画]
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