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別冊 よもやまツレヅレ・・・

おもに名古屋と東京の食べ歩き日記。

『イレール・ドゥーブル』(二子玉川)

2007年05月31日 | フレンチ(東京)
http://r.gnavi.co.jp/a326600/

ランチは、
二子玉川は高島屋ので季節野菜の美味しいコース。

前菜は、白アスパラと三陸ホタテのグリル。

生ハムも添えられて、甘夏のソースがアクセント。
白アスパラもジューシーで爽やかな歯ごたえに。

そしてカボチャのスープ カプチーノ仕立て。

とってもきめ細やかな口あたり。

メインは、スズキと京都加茂茄子のロースト
フルーツトマトとエシャロットのソースで。

野菜の美味しさがきちんと味わえます。

デザートは百花蜜のクレームブリュレ。

蜂蜜の風味が活きています。

ライ麦とゴマのはいったパンも、
やわらかくてモチモチ。おかわりもいただけます

デパートでランチをいただくのは久しぶり、ですが、
素材にこだわったコースと、居心地のよい店内に、
こうした食事も良いもの、と再認識しました。

『タテルヨシノ』(芝)

2007年05月31日 | フレンチ(東京)
http://www.tateruyoshino.com/top001.html

週末は友人と、芝パークホテルのレストランで、
お野菜のランチコースを堪能

本場フランスでも高い評価を得ている、
吉野建シェフのフレンチレストラン。

「ビオファームまつき」という、
富士山麓の農園から仕入れられた、
新鮮かつ色鮮やかな有機野菜が使われています。

一品ごとが、
とてもていねいな造りと、体に優しい味わい。

新たまねぎのポタージュスープ。

器の底に注がれた焦がし玉ねぎのペーストが、
カプチーノ仕立ての白いスープに、香ばしさを加えます。

ミニキャロットのグラッセと葉のフライ。

バターの優しさに包まれて、
クミンとの相性もよく、スパイシーな味わいです。

卵のフリット ホワイトアスパラガスのポートワインソース。

半熟卵が丸ごとフライに。トリュフのソースがアクセント。
たて半分に切り分けて、半熟加減を楽しみながらいただきます。

充実サイズのホワイトアスパラガスも、とても好い歯ざわり。
ひとつの卵も、タテルヨシノではご馳走のひと皿に。

季節野菜のエチュベ ジャガイモの器で。
(ビオファームまつきのお野菜)

ミニ野菜もまじえた果菜類、葉茎菜類、豆類の蒸し煮が、
ふんだんのひと皿。まるで大型貨物船のごとく。

ブロッコリーとカリフラワーをのっけた形にくり抜かれた、
インカのめざめ(ジャガイモ)も濃厚な食味です。

金目鯛ポワレ サフラン風味。

お魚のジューシーさはもちろん、
イカ墨の添えられたサフランライスも立派なつけあわせ。

お口直しには、トマトとイチゴのスープ。

赤いお野菜と果物の合うこと。
ちょうどよい甘酸っぱさです。

デザートはマンゴーとウイキョウのタルト
レモンクリーム添え。

ウイキョウ(=フェンネル)の上品で甘みある味わいと、
マンゴーのさわやかな甘みがタルト上で調和した一品。
レモンクリームも濃厚で楽しめました。

    

お店は品のよいレイアウトに、落ち着いた空間。

隣席では、お誕生日のお客様をお迎えしていたため、
お食事中にフロアの一部が暗転し、お店からのお祝いが。

それまでスタイリッシュなサーブを淡々と披露していた、
店員さん方が一同に集まり、素敵なバースデースイーツとともに、
振り付けありの「ハッピーバースデー♪」を唄う姿は、
家庭的な温かさが感じられて、とても嬉しいひとときに。

お野菜や果物の、素材の味がとても大切に扱われて、
およそ3時間に及ぶスローフードと、楽しいおしゃべりに、
心身ともに、心から癒されました

『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』(六本木)

2007年04月30日 | フレンチ(東京)
http://www.nact.jp/restaurant/01.html
(国立新美術館内)

美術館上階のフレンチレストラン、
『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』にてランチ

国立新美術館を入ると、広大な吹き抜けの中央に、
巨大な、コマにも似た柱のかたまりがふたつ、
ひとつは2階、もうひとつは3階へとのびていて、
それぞれの頂上は、カフェとレストランのフロアになっています。

SF映画のセットを思わせるような、未来調の斬新さ。
そして、かの黒川紀章氏の強い情熱もひしと感じられる賜物。

土曜日の、11:30頃より並びはじめ、
入店できたのは13:30頃

およそ2時間のおあずけも、
せっかくの行列参加でいただくお料理には、
やはり喜びもひとしお

定番のランチコースをいただきました。

前菜には、グリーンピースの冷製スープ。

グリーンピースの爽やかさとクリーミーな味わいが、
とても春らしくて、親しみやすい一品。

別皿のクルトンはあえて加えずにいただくのが、
私なりの野菜ソムリエ式…。

メインはガンバス海老のポワレ、リゾットとともに。

焼き色が香ばしい海老の白身は、歯ごたえもよく、
海老の出汁とミルク風味の効いたソースも、
リゾットに好くあいます。

デザートは、イチゴのカルディナル風。

お皿にたっぷりのイチゴに、
バニラアイスとイチゴソースの組みあわせが嬉しい。

パンはおかわりも可能。
別注のエシレバターも添えて、さらに美味しく…。
(基本は2500円ですが、
 メニュー選択により、上記コースは3500円也)

お料理は、素材の食味も活かしつつ、
どちらかといえばしっかりとしたお味。

あくまでもフレンチへの親しみやすさを重視して、
敷居を高すぎないよう配慮した、お店側の思いやりが感じられます。

スペースを最大限に活用し、多数の座席を配置しているので、
広々とくつろぐ、とはけしていかないものの、
一面の窓際からみえる六本木の景観もまた、都会の新芸術。

フロアマネージャーの男性が、店内を巡回しつつ、
都度、お客様へ優しく声をかけている姿も印象的です

レストランは、フランスの大都市リヨンで、
自店の三ツ星を、40年以上も守り続けているポール・ボキューズ氏が、
日本のために海外初進出してくださったお店。

正統派フレンチを、カジュアルテイストで楽しめて、
しかもお手頃価格も、長蛇の衰えない魅力でしょうか。

仏料理初心者にも、そして上級者にも受容される、
そんな難しい課題を見事にクリアした姿かも知れません。

なんでも、6月頃にはまたメニューが替わるそう…、
カジュアルフレンチの新デザインがまた楽しみです。

『ラ・トゥーエル』(神楽坂)

2007年02月28日 | フレンチ(東京)
http://www.tourelle.jp/

節分の折は、ふたたび神楽坂でランチ。

神楽坂の通りを、少し歩いて角を曲がった、
静かで上品な佇まいの住宅街のなかにふと現れるお店。
通りに向けてフランス国旗が掲げられているのが目印です。

お洒落な田舎風家屋の外側にそなわる小さな階段を、
くねくね上がった2階が、そのレストラン。

いくら暖冬とはいえ2月の寒いなかを、
ウェイターさんが1階の階段口に立っていて、
訪れるお客を出迎えてくれる、とても温かな心遣い。

魚介とお肉がたっぷりのコースをいただきました

小さな前菜には、フォアグラのロワイヤル。
岐阜ワインとハチミツを隠し味にしたクリーミーな仕上がりで、
濃厚ながらも、優しくまろやかな味わいです。

飾りに添えられた葉葱も、爽やかさを加えて好相性。
パンにもつけていただきました。

そして前菜は、毛蟹と茄子のテリーヌ。
甲殻類の冷製ソースと、ウニを添えて。

これは毛蟹と茄子が、驚くほどによく合うんですね。
それぞれは個性的なのに、メニューではまとまってひとつの味に…。
海の香りが存分に味わえます。

お魚料理は、ヒラスズキのポワレ。
香ばしい白身魚の下には、五穀米のリゾットが敷きつめられ、
お野菜の効いただし汁のソースで、ヘルシーな雰囲気です。


チキンコンソメをカプチーノ仕立てにした、口直しの一品。


お肉料理には、和牛ほほ肉をチョイス。
トリュフと野菜をあわせ、ブレゼ(蒸し煮)にしたもの。

牛肉のやわらかさはいうもでもなく、
シメジやインゲン、オクラなど風味のよいお野菜もたっぷりです。

食後に、
アイスクリームとグレープフルーツのデザートムースと、
コーヒーをいただいて、賞味2時間半のランチタイムは終了。


贅沢な食材を、さらに贅沢なメニューで楽しめて大満足です。

『ラ・ブラスリー』(神楽坂)

2007年01月31日 | フレンチ(東京)
http://www.ifjtokyo.or.jp/services/brasserie/
(日仏会館内)

週末に、神楽坂近くで友人とランチ。

日仏会館のフレンチレストラン、
やや遅めのお昼にも格好の、素敵なお店です。

ランチのラストオーダーは、月~土は14:30、
日曜でも14:00まで注文できるのが嬉しい。

しかも軽いランチなら1000円、
通常のランチコースでも1600円程度からと、
とってもお手頃価格です。

日仏会館の異文化空間にはぴったりの、
濃茶の木目調を基調とした、ビストロ的な店内。

真冬の陽射しが差し込んで、明るい雰囲気でした

コースはAランチをチョイス。
前菜、メインともに数種類から選べます。

前菜は、写真のベーコンキッシュに、野菜を添えて。
コクのあるチーズと香ばしいベーコンの美味しさに、
生野菜にかかるビネガーが引き立ちます。


メインは、サーモンのグリル。
特製のパセリソースが印象的。

サーモンの下には、シメジやマイタケなどキノコ類と、
やわらかなレンズ豆がたっぷりと隠れていて、
お野菜にも満足です。

もちもちして素朴な味わいのパンも、
美味しくいただきました。(コーヒー付)


来店の際には、出迎えてくれる店員さんが、
まずはフランス語で話しかけてくれます。

仏語のわからない私たちが日本語で返すと、
フランス人の店員さん方も、とたんに流暢な日本語に…。
こんなところが、さすが日仏会館ですね。

なんといっても、雰囲気のよさが気に入って
ついつい、おしゃべりに長居してしまいそうなお店でした。