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別冊 よもやまツレヅレ・・・

おもに名古屋と東京の食べ歩き日記。

『胡豆昆(ごずこん)』(丸の内_名古屋)

2012年10月22日 | 日本料理&鰻(名古屋)
http://gozukon.com/
(地下鉄鶴舞線・桜通線 丸の内下車)

名古屋城下を南北につなぐ伏見通りから、
京町筋(京町通り)を少し入ったあたり。

物静かなたたずまいの店構えの店内は、
カウンターの奥にテーブル席と個室の空間が広がります。

店の名のとおり、胡麻と大豆と昆布、
そして食材の味わいや色味が大切に丁寧に扱われた和食の数々。

職場でいつもお世話になっている上司に奨められて、
とってもお手頃で、素敵なランチをいただきました

(献立)
・胡麻豆腐
・いろいろきのこのスープ
・蓮根のはさみ揚げ
・おばんざいいろいろ
  牛蒡の煮物凍豆腐巻き、揚長芋の磯焼、海老チリソース煮
  丸十のレモンうこん煮、昆布入出汁巻玉子、馬鈴薯カステラ肉味噌
  梨と海老チーズ衣和え、茄子の揚げ煮、丹波黒豆つや煮
  日高昆布有馬煮、もずく酢と針生姜、糸豆腐と海素麺胡麻風味
  鮭の幽庵塩糀焼、海の幸鮪とサーモン海藻和え
・白飯とお新香
・生海苔の呉汁
・胡豆昆ふりかけ
・食後の冷しぜんざいとわらび餅、胡麻んぼう
(ランチコース3000円也、税・サ込)







爽やかな甘さが印象的な無花果の果実酢と。


色とりどりのお料理が、長角の一枚皿に敷き詰められて、
宝石をならべたようなわくわくと楽しいひととき。

ひとつひとつがとっても丁寧な仕上がりで美味しい



自宅近くにありながら、これまでは知らずにいましたが、
リピート決定の一軒になりました

『華雲(かうん)』(名駅_名古屋)

2012年10月22日 | 日本料理&鰻(名古屋)
[日本料理]

http://www.associa.com/nma/restaurant/ka-un.html
(名駅上、名古屋マリオットアソシアホテル18階)

都会的なホテルの日本料理屋ですが、
店内は喧騒を忘れる小京都の街並みを再現した通路を通り、
メニューに応じたテーブルへ通されます。

気取らずにいただける京料理の数々

(献立)
・加賀太胡瓜の器盛り
  鱚昆布〆香梅寿司、プチ百合根、ずんだ松風
  笹身アスパラ巻、海老黄身酢巻、鱧白仙揚げ、玉子豆腐
・夏野菜の翡翠椀 丸十、蓮根、海老、椎茸、茗荷、艾生姜、冬瓜の翡翠餡
・蛸焼霜汲み和合 蛸、陸蓮根、胡瓜、湯葉、梅肉、海苔、山葵
・丸南京の茶碗蒸し 帆立、蓮麩、鰻、湿地、三つ葉、銀杏、柚酢
・賀茂茄子の子盛り 鱸霙焼、葱、茗荷、青唐、田楽味噌
・穴子茶漬け、香の物三種盛合せ
・西瓜、葡萄
・食後の和菓子と抹茶
(京菜いろどりのランチコース5000円也)








※「丸十」=薩摩芋、「艾生姜」=よもぎ生姜、「陸蓮根」=オクラ、
 「湿地」=シメジ、「蓮麩」=よもぎ麩…の意

フルーティな新潟県南魚沼の上善如水と…

夏野菜がたっぷりで、たべごたえも十分に。

茶碗蒸しの器に使われるかぼちゃは、果肉もやわらかく蒸されて、
外皮のほかはすべて食べられる内容。

賀茂茄子も、半身が素揚げされているので皮ごと丸々いただけます。

全面ガラス張りの客席からは、
建て替えの始まった大名古屋ビルヂングやミッドランドスクエアの向こうへ、
名古屋城そして市北部の全貌と山並みまで見渡せるのも魅力です。

『馳走和醸 すぎ(ちそうわじょうすぎ)』(丸の内_名古屋)

2011年12月31日 | 日本料理&鰻(名古屋)
http://ameblo.jp/chisou-wajyou/
http://meieki.keizai.biz/headline/1495/

地下鉄で国際センター駅と丸の内駅の中間ほど、
ビル街の一角にたたずむ割烹さん。


暖簾をくぐり、こぎれいな石畳のアプローチを進み、
温もりの感じられる一枚板のカウンターへ。

利き酒師でもあるご主人は、
東京や京都の料亭でも修行された一流のお料理人さんです。

今夏ごろに開業した新店ですが、
まるで長年にわたるかのような落ち着いた雰囲気。

夜はおまかせコースのみ、
お酒のリクエストも楽しみながらいただけるお料理です。

(献立)
・先付八寸
  有頭海老の蒸し、ばい貝、白魚の白和え、豚の酢モツ、
  サーモンとクリームチーズの青菜寿司、半熟玉子、
  赤なまこと飛び子の酢のもの、烏賊と山芋の酢味噌和え
・お造り 鮪、甘海老、白身、〆鯖、鱈白子
・マテ貝の蒸し煮 水菜と大根
・天然クエの鍋
・ごま鯖茶漬け
(夜のおまかせ5000円也)






純米大吟醸は、ご主人おすすめの、
福井の「白岳仙(はくがくせん)」と栃木の「大那(だいな)」と。



どちらもすっきりとして、魚介のお料理に好くあいます。

八寸のひとつひとつがとても丁寧で、
これが前菜とは思えない充実のひと皿。

造りには土佐醤油と梅酢が添えらえるので、お魚にあわせて。

いままでいただく機会のなかった、
マテ貝やクエの美味しさも堪能できて大満足でした。

食後の甘味はいっさい付かないので、
やはり美味しいお酒といただくのに徹底するのがよさそう。

ちょっとそこまで、贅沢な晩酌を…
ふらりとまた立ち寄りたいお店です

『神楽家(かぐらや)』(久屋大通_名古屋)

2011年08月22日 | 日本料理&鰻(名古屋)
【日本料理】
http://www.kaguraya-sasuke.com/
http://r.gnavi.co.jp/n077200/
(地下鉄久屋大通駅、栄駅など下車徒歩)

名古屋のシンボル、久屋大通のテレビ塔のふもとを少し進んだあたり、
オフィス街も多いエリアに佇む、古都を思わせる門構えのお屋敷。


建物は実際、築80年余の古民家を改装したもの

店内は大きくて、カウンターやテーブル席のほか、
宴席の広間や座敷も用意されています。

お料理は季節感溢れる日本料理、創作のアイデアも満載です

一品料理も多くて、お酒とともに気軽にいただけますが、
今回は春の香り高い会席で楽しました。

(献立)
・穴子の煮こごり 蛍烏賊 蕗
・蛤真蒸
・旬のお造り五種 真鯛、きはだ鮪、牡丹海老、鰆たたき、たいら貝
・黒毛和牛肩ロースの煮込み シュー生地包み焼き
・蟹湯葉万頭
・桜海老の掻き揚げ、烏賊とアスパラ、筍の天麩羅
・麦とろ御飯 とろろ昆布汁 香の物
・黒糖わらびもち
(夜の料理長お勧め雅会席9450円也)










コクのある黒梅酒のロックと

先付からとても丁寧な数々、
穴子も蛤も出汁がきいており、お造りもひとつひとつが美味しい。

牡丹海老の身の舌触りも、頭の味噌のほろ苦い旨みもたまりません。

なんといっても和牛を歯ごたえよく煮込んだものに、
生地を重ねて焼いたのは、醤油仕立てのソースも印象的。

桜海老や筍も甘みと香ばしさが活きています。

麦ごはんはとろろと好くあって、
どちらかといえば活力あるこのコースを静めてくれる、
とてもやさしい味に。

お土産の濃厚プリンも…

伊勢地鶏の有精卵とたっぷりの生クリームで仕上げたプリン。
(1個630円也、店内召上り520円也、限定20食/日)

お土産はほかにも、卵や調味料などあります。

都会の喧騒を感じない、隠れ家の一軒でした

『魚しんのすけ』(名駅_名古屋)

2011年03月25日 | 日本料理&鰻(名古屋)
【日本料理・魚料理専門】
参考サイト:
http://r.tabelog.com/aichi/A2301/A230101/23000091/
(各線名古屋駅下車、徒歩10分程度)

名古屋の名店に詳しい友人がすすめてくれた、
「美味しい魚料理が食べたいひと」のためのお店…。


魚の扱いかたでとことん勝負していると感じられます。

(献立)
・ひいかと鮪ほほ肉の炭焼き
・お造り 平目・金目鯛・桜鯛・太刀魚・鯵・天然帆立・中とろ
・がしらの煮つけ
・鯵の焼物
・しらすと新玉ねぎの和え物
・天麩羅 わかさぎ・穴子・さつま芋・いんげん
・蛍いか沖漬けと葱のぬた
・鯛飯、みそ汁とお新香
(おまかせコース鯛飯付5000円也、税・サ込)











冷酒は栃木の惣誉と茨城の来福と。

なんといっても、
七種盛り合わせられたお造りの、本当に素晴らしいこと。

ぷりぷりとした歯ごたえと心地よい舌触りに、
それぞれの魚の味わいがしっかりと楽しめます。

煮魚と焼き魚は、あらかじめ当日におすすめの五種ほどが紹介され、
こちらで選んだものを調理してくださる段取り。

魚の「顔」を見てからいただくわけで、とても親しみのわく食べかたは、
いずれも美味しいひと皿です。

また天麩羅にも、魚の新鮮さが感じられるよう、
子持ちのわかさぎも穴子も、とてもレアな仕上がりに。

さつま芋天は半生のスイートポテトのような滑らかさで、
とても印象的でした。

土鍋で炊いていただく名物の鯛飯は、
食べきれない分を、お土産の握り飯にしてくださいます

恵みの食に心から感謝しつつ…。