別冊 よもやまツレヅレ・・・

おもに名古屋と東京の食べ歩き日記。

『賛否両論』(恵比寿)

2007年08月31日 | 日本料理(東京)
http://www.zooom.jp/selection/44/

この春に出かけた恵比寿の『賛否両論』で、
今度は、夏らしいコースをいただいてきました。

同行の仲間達とともに、駅から記憶を辿りつつ、
あいかわらずの隠れ家的、でも温もりのある門構え。


    

今回のメニューは、魚介を中心とした、
優しくて口当たりのよい味の数々。

まずは、
アボカドとフルーツトマト 雲丹のやまかけ。

トマトのほどよい酸味がアクセントに。
ジュレのまろやかさが、全体のまとめ役です。

水茄子の掻揚げと南瓜の揚げ饅頭。

まぶし揚げられたおかきの香ばしいこと。
ふたつの野菜の食感や風味の違いも楽しめます。

汁物は、鱧(ハモ)とぼけ茄子。

こちらはナスの焼き具合がちょうど良く、
涼やかなハモの出汁がじゅうぶんに染みています。
お魚も歯ごたえよく。

鯛の昆布〆 塩昆布としば漬け添え。

添えものの歯ざわりが快く、お魚もしっかりとした食味。

そして、鱧のたたき オクラ添え。

梅肉を和えた大根おろしも加わり、鮮やかな三色の品。

鮎のまるごと一夜干し。

腹身、尾、背骨にわけられた干し鮎の、
こんがりと香ばしく焼きあげられたのが、
煎餅のように食べやすい一品。

肝の味噌仕立ても添えられて、
鮎の一物全体が贅沢に楽しめます。

鶏とレタスの茶碗蒸し。

濃厚な鶏の出汁に、レタスのシャキシャキ感。

いぶりがっこのマスカルポーネチーズ添え。

こちらは前回も大好評だった言わずもがなの味。

お食事は、
じゃことトウモロコシの炊き込みご飯。
鱧出汁の汁物と、昆布を添えて。

こちらの汁物はとても濃厚でインパクト強し。
ご飯はどこか懐かしくて優しい味わいでした。

そしてデザートは「賛否両論」名物?の食べ放題。
予約のとり難い有名店、の所以でしょうか。

もちろん、同席者全員「オール」の呼び声でオーダー。
本日の7品は…。

とり将プリン、ゴールデンキウイのワインジュレがけ、
パイナップルとバジルのシャーベット。


大葉のシャーベット、スイカのラズベリークリーム添え。


きなこアイス、さんぴあんみつ。


なかでも、
シャーベットはバジルと大葉、いずれもおすすめ。
香りひきたつ野菜の個性がうまく活かされて、
ほどよい甘みで上品にいただけます。

とり将プリンやあんみつも、相変わらず美味しい

かれこれ4時間半もの夏の夜長を、お食事とともに、
いつまでも楽しく語らい続けて、大満足のひととき。

余談ですが、このお店の面白さは、
意外にも、トイレに入るとわかります。

目線の高さ一面を飾る、張り紙。


可愛らしい書体で毛筆書きされた、
「賛否両論 血の掟」と題して綴られる箇条書き。

思わず可笑しくて笑ってしまう、
日常のあんなことや、こんなことが、
訓示のごとくに。

なぜだかわからないけれど、意欲が湧いて、
なんとなく勇気付けられる空間でもあります。
(もっと詳しくご覧になりたい方はぜひお店へ

『銀座 竹の庵』(銀座)

2007年08月31日 | 日本料理(東京)
【焼酎ダイニング】
http://r.gnavi.co.jp/g135107/
http://r.gnavi.co.jp/g135107/lunch/

ここはだいぶ以前に、本マグロほほ肉の炙り丼をいただいて、
美味しかった記憶のあるお店。

数年ぶりに、今回は超お得なランチに立ち寄りました

場所は、チョコレートでかの有名な、
『ピエールマルコリーニ』のちょうどほぼ真向かいのビル。

竹の庵のランチは、銀座の雑居ビルにありがちな、
狭小のエレベータを上がればすぐに店構えが、といった、
繁盛の居酒屋がお昼に出してくれる美味しいメニュー。

こだわりのコースもいろいろ(3000円前後~)ですが、
今回は、夏だけの「涼風膳」をいただきました。

1日20食限定。(1000円也!←ドリンク付)


イベリコ豚と揚げだし豆腐の赤味噌煮込み。

ニンジンやジャガイモ、長ネギやミツバなど、
鉄鍋にはお野菜もたっぷり。
お肉も豆腐もちろん、柔らかくて味がよく染みています。

玄米を使った、鶏そぼろご飯。

ショウガが効いて、とても食べやすい味。
押し付けがましさのないヘルシーさにも、好感が持てます。

汲み上げ湯葉。

とろとろでクリーミー、とっても濃厚です。

他に、
・豆乳の白胡麻ダレが美味しい、冷たい稲庭うどん
・夏野菜を混ぜこんだ出汁巻き卵
・毛蟹汁
・中華風サラダ
・ワカメやモヤシの和え物
・お漬物
・グレープフルーツのジュレ
・ドリンク(3種から選べます)

…計11品が、広い膳にところ狭しと並べられ、
ひとつひとつが、とても丁寧につくられています。

竹の庵では、他のコースやメニューでも、
新潟県産の大豆を使った、お豆腐や湯葉のお料理が定番。

築地で仕入れるお魚や、甲州地鶏、新鮮なお野菜など、
食材にもきちんとこだわっているようです。

店員さん方も、とても上品で感じよく、
こうしたお店は夜のメニューも気になるもの

焼酎やお酒の揃えも豊富なので、
近隣のサラリーマンやOLたちにとっては、
いつもよくいく、馴染みのお店かもしれません。

なかには重鎮らしきお客もいたので、
夜は接待に、昼は気さくな隠れ家に、といったところでしょうか。

『Hutte Manx(ヒュッテマンクス)』(代々木)

2007年08月31日 | カフェ&その他(東京)
【英国カレー専門店】
http://manx.yoyogi.cc/

1日限定15食の、「スモークポークカレー」。(1500円也)


じっくりと熟成したデミグラスソースを
加えて作る、英国式カレー。
スパイスも19種類、野菜もたっぷりです。

やわらかいポークの燻製の風味が、
深みのあるカレーと好相性。

他にも、こだわり食材を使ったカレーが、
バリエーション豊かに揃っていますが、
軒並み1000円前後と、とってもお手頃価格です。

『AfternoonTea TEAROOM』(都内)

2007年08月31日 | カフェ&その他(東京)
http://www.afternoon-tea.net/index.html

季節限定の「タイ風グリーンカレー」をいただきました。


まろやかで甘みと辛味が絶妙のカレールーには、
タケノコ、インゲン、マッシュルーム、
そしてパイナップルがごろっと入って好くあいます

ごはんは五穀米、ルーのココナッツ風味も美味しい。
チャイがセットなのも嬉しいですね。