
大晦日を迎えて…、
今年はほんとうにあっという間の一年でした。
世の中にも、私個人の身にもいろんな出来事が起きて

いつもいつも「いま」が一番いそがしくて、
実際には、毎年そんな風に感じてしまうだけなのですが。

先々月のこと、
じつに101年間もの長寿をまっとうして、祖母が亡くなりました。
実家近くで入居中だった老人施設で転倒して、大腿骨を骨折し、
搬送先の病院で間もなく肺炎を併発して数日後の出来事。
明治の末期から、四つの時代と二度の世界大戦を生き延び、
広島の原爆投下を爆心外から眺め、東京で戦後の混乱と復興を乗り越えて…。
今春の東日本大震災は、祖母にとっては最後の変事となりましたが、
どんなにつらくても苦しくても、立ち直れない災難など無いと、
きっと心静かに受けとめていたことと思います。
私は幼少からよく面倒をみてもらいましたが、
華奢な姿から想像できない、その気の強さにいつも圧倒されたもの。
なんとしても生きるのだ、という力強さの奥底には、
生かされてることへの深い感謝の念も常に感じられて、
それが祖母の生命の支えとなっていたのかもしれません。

尊敬する祖母のいまは見ることのできない背中を、それでも追い続けて、
これからも強く生きたいと願う、この年の瀬です。

学校生活はいつもながらあわただしいですが、
だんだんと卒業の足音が聞こえてきました。
秋には学園祭をぶじ終えて、
部長を務めていたサークルでは模擬店の人気投票でグランプリを受賞し

ただいま後任の下級生に引継ぎ中…。
サークルでは、
鎌倉の料理家で著名な辰巳芳子先生の直伝のスープ作りを、
名古屋市内のホテルシェフから学んでいます。
素材の良さをじゅうぶんに引き出して、身体に沁みわたる味わいを、
食事介助の必要なお年寄りやご病気の方、そして小さなお子さんにも、
楽しんでいただけるように、そして「いのちのスープ」となるように…

辰巳先生のお教室はいつも満席で入会も三年待ちほど、
東京にいた頃も、心から通いたいと切望していましたが、
はからずも名古屋でのご縁が嬉しくて、私自身も活動にも力を入れてきました。
スープ作りにはおもに野菜を使います。
家庭でも楽しむなら、ル・クルーゼのお鍋を使いこなしてじっくりと。

個人的には、やはり野菜ソムリエとしての視点も活かしながら、
これからも栄養士ならではのゴールをめざして研究を重ねていきます。



卒業後の就職先も決まりました。
来春から、自宅近くの保育園でお仕事させていただきます。
二年制の栄養士科のあれこれは、世間ではあまり知られていませんが、
12月には一斉に実力認定試験が行われ、栄養士としてのランクを付けられます。
(※受験の有無は学校による)
はたらく現場ではもちろん、Aランクの栄養士でありたいもの

ややマニアックでありながらも、
最近では、四年制の管理栄養士学科の大学生も多く受験します。
管理栄養士の国家試験ほどの難易度ではなくても、
入学からの勉強の成果と集大成、そして国家試験の対策もかねて、
緊張感を味わいながら自分のレベルを再確認。
私も、入学前にはほとほと苦手だった生物や化学の分野を少しずつ克服して、
いまでは栄養の代謝経路が自然とイメージできるようになりました

食べ手の状態に応じた献立作成や他症状への展開、
栄養バランスが良く、なおかつ美味しく感じられるメニューの調理…
スキルアップの課題はこれからも尽きません。


クリスマス用に焼いたシュトーレン、
生地が美味しいので、学校のクラスメートから紹介してもらったレシピにて…。
フランスパン用の準強力粉を使い、フルーツもたっぷり

一般には恒例のクリスマスケーキですが、思いのほか作りやすくて、
アレンジすれば季節に応じたおもたせにもできそうです


新年のご挨拶は、割愛させていただきます。
皆さまどうぞ良いお年を

来年もどうぞよろしくお願いします。

今月は、近所で注目の新しい日本料理屋さん。※他にも出会った素敵なお店は「別冊版」へ掲載しています。

日本料理『馳走和醸 すぎ(ちそうわじょうすぎ)』(丸の内_名古屋)http://ameblo.jp/chisou-wajyou/
http://meieki.keizai.biz/headline/1495/
地下鉄で国際センター駅と丸の内駅の中間ほど、
ビル街の一角にたたずむ割烹さん。

暖簾をくぐり、こぎれいな石畳のアプローチを進み、
温もりの感じられる一枚板のカウンターへ。
利き酒師でもあるご主人は、
東京や京都の料亭でも修行された一流のお料理人さんです。
今夏ごろに開業した新店ですが、
まるで長年にわたるかのような落ち着いた雰囲気。
夜はおまかせコースのみ、
お酒のリクエストも楽しみながらいただけるお料理です。
(献立)
・先付八寸
有頭海老の蒸し、ばい貝、白魚の白和え、豚の酢モツ、
サーモンとクリームチーズの青菜寿司、半熟玉子、
赤なまこと飛び子の酢のもの、烏賊と山芋の酢味噌和え
・お造り 鮪、甘海老、白身、〆鯖、鱈白子
・マテ貝の蒸し煮 水菜と大根
・天然クエの鍋
・ごま鯖茶漬け
(夜のおまかせ5000円也)





純米大吟醸は、ご主人おすすめの、
福井の「白岳仙(はくがくせん)」と栃木の「大那(だいな)」と。


どちらもすっきりとして、魚介のお料理に好くあいます。
八寸のひとつひとつがとても丁寧で、
これが前菜とは思えない充実のひと皿。
造りには土佐醤油と梅酢が添えらえるので、お魚にあわせて。
いままでいただく機会のなかった、
マテ貝やクエの美味しさも堪能できて大満足でした。

食後の甘味はいっさい付かないので、
やはり美味しいお酒といただくのに徹底するのがよさそう。
ちょっとそこまで、贅沢な晩酌を…
ふらりとまた立ち寄りたいお店です

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