別冊 よもやまツレヅレ・・・

おもに名古屋と東京の食べ歩き日記。

『四季の蔵 右近(うこん)』(四間道_名古屋)

2010年02月18日 | 日本料理&鰻(名古屋)
http://www.jfood-ukon.com/
(地下鉄国際センター駅・丸の内駅など)

築150年にもなる蔵を改装したお料理屋さん。

名古屋のお店に詳しい方からご紹介いただいた、
レトロな雰囲気がただよう素敵なお店です。

場所は名古屋駅からも徒歩圏内のオフィス街近く、
堀川沿いの『四間道(しけみち)』のなかにあります。



店内にはピアノがおかれて、
月曜と土曜の夜は演奏を聴きながらのお食事タイムに。

楽器を模した照明の灯りも可愛らしいインテリア

入り口のカウンター横は小上がりの座敷席、
さらに奥行きのあるテーブル席が並び、
蔵の裏口側にも庭に面したカウンターが広がります。

全体に木目のぬくもりが感じられる色調に

心静かな昼下がりを、
春の到来を告げる数々で楽しませていただきました。

(献立)
・前菜 筍の木の芽和え、鮟鱇肝、南瓜、蕗、ぜんまい
・鮪と鰆のお造り
・のれそれとあおさ海苔の口直し
・海老しんじょ揚げ、山菜の天麩羅(筍、こごみ、蕗の薹)
・三河ポークの味噌漬け焼き
・白飯と赤だし
・デザート(ブラウニー、苺)、コーヒー
(お昼の食事おまかせ3000円也、デザート&コーヒー400円也)









木の芽ににじむ柑橘の香りがさわやかで、筍の歯触りもよく、
季節感が嬉しい前菜から。

「のれそれ」とは穴子の稚魚で、
吸い物に泳ぐ白い姿はとても滑らかでコクのある味わいです。

香ばしく揚がった海老も、身のしまった豚肉もとても美味しい。

あちらこちらに山菜がつかわれて、
ほろ苦さのなかにもやわらかな甘みが感じられました。

ランチのおまかせは2000円から、予約時に希望金額をお伝えすれば、
素敵なコースを組んでいただけます。

 

お店の近くを流れる「堀川(ほりかわ)」といえば、
江戸時代には、各地からの食材が船で名古屋へ運ばれる運河で、
名古屋城にも近い五条橋がその積み下ろしの玄関口でした。

江戸や上方からも美味しいものが多く流入し、
当時から豊かさを誇っていた、名古屋の食の中心地。

この付近は城下町のなかでも「四間道(しけみち)」と呼ばれる界隈、
いまだ江戸時代へタイムトリップしたような古い街並み。


沿道の石垣は、名古屋城築城と同時期に石積みされたものだとか。

昭和の戦火を免れた古民家やお屋敷がいまでも残っており、
何軒かはお洒落な料亭やレストラン、小物屋などに改装されています。

各地の皆さまへ、
中京の古都へもぜひ遊びにいらっしゃいませんか

『いば昇(いばしょう)』(錦_名古屋)

2010年02月18日 | 日本料理&鰻(名古屋)
[別冊のみ掲載]

【うなぎ・ひつまぶし】
参考サイト:
http://nttbj.itp.ne.jp/0529511166/index.html
http://www.aichima.net/navi/foods/03/
(名古屋市中区錦3-13-22 ℡052-951-1166)
 ※地下鉄栄駅・久屋大通駅など 各下車徒歩

「ひつまぶし」の元祖発祥のお店。

名古屋に長年在住される、
お野菜つながりの大先輩が連れて行ってくださいました

栄にも同名のお店があるようですが、こちらは錦の側のお店。



栄駅の大きな交差点から通りを北へ一本裏側へ入ったところ、
日本家屋の小さな暖簾をくぐると、
味のあるお座敷の通路の向こうにはテーブル席。

通路からすでに眺められる中庭の池は滝の造りになっていて、
錦鯉たちがゆったり泳ぐ様子が、テーブル席では窓越しに見られます。

まるで小舟にのって食事を楽しむような風情ある心持ちに

(献立)
・ひつまぶし
・肝吸い
(一人前計2500円也 ※写真は四人前)



鰻のカリカリと香ばしい焼き加減が、
美味しいご飯とタレにも絶妙にあってやみつきになる味

たっぷりの鰻が刻まれて、白葱と山葵、煎茶にも好くあって、
大満足の食後にはすでに体も温まり…これは鰻の力でしょうか。

大きなお櫃に人数分のひつまぶしが入れられて、
みんなで自分の茶碗へよそいながらいただくのも、また楽しい。

「おなじ釜の飯を食う」とは本当にそのとおりで、
ひとときをご一緒に過ごして、心も通いあえる空間ですね。

出会いにも嬉しい時間を過ごさせてもらいました。


『鉄板台所 かちゃぐり屋』(名駅_名古屋)

2010年02月18日 | 居酒屋&名古屋めし(名古屋)
[別冊のみ掲載]

【鉄板焼き・創作居酒屋】
http://www.ikoriya.com/index.html
http://ggyao.usen.com/0002106716/

名古屋駅東口を出て北側へ歩くこと数分、
ルーセントタワーの通り向かいで、角を少し入ったあたり。

洒落た飲食店がいくつか複合してはいるビルの一角です。

鉄板焼きの数々が美味しいと、
地元育ちの方からすすめていただいたお店



カバの彫刻が目印。

店員さんに迎らえれ、靴をぬいであがると、
店内はオープンキッチンに、キラキラと輝く大きな鉄板へ対面するカウンター、
それに掘りごたつのテーブル席も広々として、賑やかな空間。

目の前で焼きあげられていく様子を、
気さくに楽しみながらのひとときを過ごしました。

(メニュー)
・特選鮪の中おち
・穴子のだし巻
・蟹トースト
・寒ブリのガーリックステーキ
・お好み焼き 豚玉
(アラカルト二人前約4000円也、ドリンク別)







数量限定のお好み焼きにはメレンゲが使われて、
箸でも持ち上げられないほど、とにかくフワフワの食感。

うす焼きの玉子と香ばしい穴子のコラボ、
こんがり焼きあがったフランスパンにクリーミィな蟹ペーストと、
おすすめメニューはどれも美味しい

いずれのお料理も抜群の焼き加減です